『風の向こうへ駆け抜けろ』前編ネタバレあらすじ感想レビュー!王道でおもしろい!1話ですでに号泣!後編2話あらすじも!

成瀬
こんにちは。成瀬です!

NHKの土ドラマ『風の向こうへ駆け抜けろ』を見たのでネタバレと感想を書く。

めちゃくちゃおもしろかったのでオススメ。
25日の昼間に再放送があるので未見の人は絶対に見てください。

↓後編の感想はこちら↓

風の向こうへ駆け抜けろ後編ネタバレあらすじ感想!誠の叫びで号泣!泣ける競馬ドラマをNHKさんありがとう!

2021.12.25

 

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『風の向こうへ駆け抜けろ』概要

NHK総合「土曜ドラマ」枠で2021年12月18日から全2回で放送されたテレビドラマ。

放送日 前編 2021年12月18日
放送日 後編 2021年12月25日
公式HP https://www.nhk.jp/p/ts/WVYM7P8KPY/

スタッフ・キャスト

原作 – 古内一絵『風の向こうへ駆け抜けろ』
脚本 – 大森寿美男
音楽 – 中島ノブユキ
制作統括 – 内藤愼介(NHKエンタープライズ)、岡本幸江(NHK)
演出 – 西谷真一(NHKエンタープライズ)

芦原瑞穂 – 平手友梨奈
緑川光司 – 中村蒼
木崎誠 – 板垣李光人
徳永隆明 – 高橋侃
山田源治 – 小沢仁志
蟹江茂貞 – 大地康雄
大泉幸正 – 石井正則
池田満 – 降谷建志
佐々本貴士 – 奥野壮
月柴久明 – 池内博之
沢田奈保美 – 剛力彩芽
芦原一樹 – 玉山鉄二
山名隆一郎 – 奥田瑛二

 

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『風の向こうへ駆け抜けろ』前編 あらすじ

新人女性騎手、芦原瑞穂(平手友梨奈)は中央の競馬学校に進み卒業、プロデビューするが成績は上がらず苦しんでいた。そんな瑞穂を迎え入れたのは、やる気のない調教師の緑川光司(中村蒼)と頑固で融通の利かないベテラン厩(きゅう)務員たちがいる廃業寸前の厩舎だった。瑞穂は地方競馬で騎手として再デビューするものの成績は上がらずいた。そんな中、緑川厩舎は馬主と瑞穂のいさかいが原因で馬を引き上げられ廃業の危機に至る

(公式HP引用 https://www.nhk.jp/p/ts/WVYM7P8KPY/)

『風の向こうへ駆け抜けろ』前編 ネタバレあらすじ

地方競馬に移籍した芦原瑞穂(平手友梨奈)は再デビュー戦でも勝てなかった。

馬主の沢田奈保美(剛力彩芽)に罵倒された瑞穂に、奈保美のパトロンで同じく馬主の月柴久明(池内博之)が声をかける。

地方競馬を盛り上げるための勉強会を開くと瑞穂を誘うが、本当は瑞穂の身体目当てだった。

「勝ちたくないの?だったら勉強しなくっちゃ。俺に逆らったら鈴田では永遠に勝てないよ。騎手として生きていけないよ」
「ナメるな!これでも死ぬ物狂いで努力して騎手になったんだ!」

月柴を背負い投げで投げ飛ばし出ていく瑞穂。

瑞穂は泣きながら調教師・緑川光司(中村蒼)に連絡。
トンネルの中でうずくまっている瑞穂に駆け寄る緑川。

「馬主さんに暴力を振るいました」
「それで、相手は無事か?」
「分かりません」

緑川、爆笑。
馬主に逆らった瑞穂は、もう終わりだと絶望。

「それにしてもお前はめげないよな。そんなにお前、競馬がやりたいか?」

厩舎に戻ると、瑞穂は緑川にある写真を見せる。
緑川がデビューして初めてGIを取った馬・シーギリアに幼い瑞穂が乗っている写真だ。

瑞穂の亡くなった父親は、福島で競馬を引退した馬の面倒を見る牧場をやっていた。
父親は競走馬が最後に処分されてしまうのが悲しくてそういう牧場を作ったという。

「わたしはシーギリアに乗って父から馬の乗り方を教わったんです」

瑞穂は、緑川のジョッキー時代の映像を見たという。
シーギリアと緑川はまるで人馬一体。

「わたしもあんな風に走ってみたいです」
「そうか。お父さんがシーギリアを」

父親は震災後、大きな借金もあり心臓発作で亡くなってしまった。
周りからは「あんな牧場を作るからだ」とバカにされた。

「だからわたしが見返したいんです。父が、わたしに本当に残してくれたものを証明したいんです」
「だからお前は競馬を目指したのか?」
「牧場はもう無くなってしまったけど、父と約束したんです。馬と一緒に生きるって。競馬はわたしにとって希望なんです。先生、わたしに走り方を教えてください。お願いします」

瑞穂は頭を下げる。

「お前が勝てない理由は馬を怖がっているからだ」
「そんなわけありません」
「落馬の経験は?落馬したことはないか?」

瑞穂は卒業レースで派手に落馬して肩を脱臼している。

「お前は無意識に馬を怖がっている。だからいつも馬を追いこみきれていないんだ。馬に鞭を入れることを怖がっている。認めろ、自分の弱さを認めるんだ」

緑川は自分がジョッキーを引退した理由を話す。
緑川はある馬主から接待を受けた直後に、その馬主の所有する馬に負けて、八百長疑惑を持たれていた。

しかし緑川は、自分がやめた理由は不祥事ではないという。
不祥事を払拭するため、勝つことに固執し、馬にとって良くないレースをした。
そして転倒して足を怪我した。

その頃の緑川はとにかく天狗で、馬主が自分を乗せるために、接待や小遣いを出すのは当然だと思っていた。
「地方競馬の親父をバカにする中央のエリートたちを見返したかった。それが俺の弱さだ。それに気づくのが遅すぎた」

そんな時に、厩舎で馬の鳴き声が聞こえる。
月柴が所有する馬が全て引き上げられていく。

あとはオトメという18歳の牝馬だけ。
絶望する厩務員。
パニクる厩務員たちは殴り合い直前。
さらに「女を入れたから馬も周りの人間もおかしくなったんじゃ」と瑞穂のせいにされてしまった。

「それは違うよ。瑞穂が女だからじゃない。俺が葦原瑞穂を舐めていたからだ。瑞穂は1人の未熟な騎手だ。女だからさっさと競馬を諦めたほうがいいそのほうが幸せだくらいに思っていた。俺は自分から逃げていたことを無理矢理瑞穂にも押し付けようとしていたんだ。俺が1番舐めていたのは競馬だ」

緑川はみんなに頭を下げる。

「だけど、俺はもう諦めない」
「諦めないって言われてもな」
「馬がいなくてどうするつもりだよ」

それは自分のせいだと申し出る瑞穂。

「わたしが月柴さんに暴力をふるったからです」
「暴力?」
「馬主を殴ったんかいな?」
「背負い投げで一本決めたそうだ」
「やるじゃねぇか!はじめてお前を見なおした」
「そういうことなら面白いじゃねぇか」

なぜか褒められる瑞穂。
まだオトメがいるから大丈夫だというみんな。

「何があったって月柴に謝る気になれん」

もともと月柴からの扱いが悪かった厩舎。
月柴は中央で使い物にならない馬を地方に回し、さらに緑川厩舎はそのさらに藻くずの3軍。
馬も人も使い物にならないと言われているらしい。

「だから気にするな。お前のせいで落ち目になったわけじゃない」

だけど瑞穂は納得できない。
ここが3軍だなんて認めたくない。

「こうなったら3軍は3軍なりに馬を探す」

緑川は失声症の厩務員・木崎誠(板垣李光人)と瑞穂とでいい馬を探しにいくと言い出した。
緑川厩舎のメンバーで円陣を組んで張り切る。

そして3人は、馬主が手放した転売用の馬を見に行く。
3人が馬を見ていると、急に1頭の馬が暴れだした。
2歳の牝馬。魚の目のような目をした馬。

まだ若い馬だが、誰にも手をつけられないほどの暴れ馬。
誠はこの馬が気になった。

【こわがってる 傷ついてるように見える】

昔から妙な目の馬は使わないというジンクスがある。
だからこの馬は併せ馬に使われていた。
併せ馬とは馬の調教に合わせて走らせる馬のことだ。

「この馬のことは考えずに、逃げ馬の追い切りのために使われてたのかもしれないな。壊れてもいいと思って無理に走らせていたんだろう」
「そういう調教ならわたしも見たことがあります。とても嫌でした」

誠はこの馬と自分を重ねる。
誠も父親から暴力をふるわれていた?
誠は口笛を吹きながら馬に近づく。

馬はおとなしくなった。

「あいつどうやったんだ?信じられないな」

みんなびっくり。

そして緑川厩舎に、その馬がやってきた。
輸送中はずっと誠がそばにいたから大人しくいてくれた。

「俺がお前を勝たせる。この馬で必ず葦原瑞穂を勝たせてやる。この緑川厩舎のためにも。いいな」
「はい!」

しかし瑞穂が乗ろうとするとサメは暴れ出す。
乗れたと思ったら振り落とされる。
「本当にあの馬に乗れんのか?」

「サメの馬主がお前を見にきてるぞ」

見にきていたのは、見覚えがあるおじさん(奥田瑛二)
そのおじさんはサメの新しい馬主でシーギリアの馬主だった人だ。

おじさんはよく瑞穂の父の牧場にきていた。
まだ幼かった瑞穂を見て、よく会釈をしてくれた。
そして一緒に桜の木を植えたことがある。

「この桜の木が大き育って花が咲く時、君たちの未来という花もきっと咲く。花を咲かせるように自分の夢を叶えて欲しい。それがお父さんの願いだ」

 

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『風の向こうへ駆け抜けろ』前編 感想・レビュー

ストーリーは王道でおもしろいし、
平手友梨奈さんが可愛すぎた。

おもしろかったです。
ウマ娘などの影響もあり、競馬ブームの今には最適な題材じゃないですかね!

どうしても平手友梨奈さんは『響 -HIBIKI-』のイメージが強かったんだけど、やっと払拭できたかも。
『ドラゴン桜』や『さんかく窓の外側は夜』でも響がチラついてたのに、今回はちゃんと芦原瑞穂として見れた。

どちらにしてもクールビューティーなイメージが強かった平手さんが、応援したくなるような朝ドラのヒロインのような役もできるなんて意外!平手友梨奈まじで末恐ろしい。

1話でもう泣いた

再起ストーリーってだいたい泣けるけど、1話ですでに泣いた。

人間に雑に扱われて傷ついた暴れ馬の気持ちを瞬時に理解して寄り添う誠(板垣李光人)くん。
サメの気持ちに気づけたのは、誠自身も辛い経験をしたことがあるからで、傷ついた馬と人が寄り添い合う姿にもう号泣😭

動物が暴れてる姿を見ると苦しくなる。
意味なく暴れる動物なんいないと思うんですよね。
誠くんがサメを救ってくれて本当によかった。

それは人間も同じで、暴れるには何かしら理由がある。
暴れるには何かしら理由があって、どうしてその人がそうなってしまったのか、理由を汲み取ってあげれる人間になりたい。

で、板垣李光人くんな。
瑞穂も言ってたけど、こんなに美しく馬をひく人見たことある?
もう人間じゃないレベルの美しさよ。

これは板垣李光人くんじゃなきゃ出せないオーラですね。
こんな繊細な演技ができる子だんなて知らなかった!
ノーマンくらいしか知らなかったけど、板垣李光人くんこれから注目させてもらいます!

3軍が桜花賞を勝つ!

原作小説は未読なんですが、サメ(フィッシュアイズ)で桜花賞に挑む話なの?

地方の3軍から桜花賞に‥‥?
なんて夢のある話なんだ😭👏

だけど競馬って夢を見るものですよね
現実でもそうそうない話だけど、ドラマでの中でくらい劇的な瞬間見たいものです。
ってことで、次回はフィッシュアイズの桜花賞獲得を応援!

成瀬
わたしも今日は朝日杯FSガンバリマス!

 

 

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『風の向こうへ駆け抜けろ』後編 あらすじ

緑川厩(きゅう)舎が窮地に立つ。諦めない瑞穂(平手友梨奈)の姿勢に心を動かされた光司(中村蒼)も一念発起し新たな馬を探すことに。そうして見つけたのは虐待され傷付いた馬・フィッシュアイズだった。光司と瑞穂の熱い情熱によって厩務員たちも一丸となり、フィッシュアイズの再生に取り組む。彼らは人馬一体となり成績次第では地方の所属馬でも挑戦することができる中央競馬会のクラシックレース・桜花賞に狙いを定め挑む!(公式HP引用 https://www.nhk.jp/p/ts/WVYM7P8KPY/)