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ドラマ【MIU404】基本情報
RTBS系列「金曜ドラマ」枠にて2020年6月26日から放送されている連続ドラマ。主演は綾野剛と星野源。
また、ドラマ「アンナチュラル」の脚本・野木亜紀子、プロデュース・新井順子、演出・塚原あゆ子が再タッグを組んだことでも話題のドラマである。
スタッフ・キャスト
脚本 – 野木亜紀子
音楽 – 得田真裕
主題歌 – 米津玄師「感電」
プロデュース – 新井順子
演出 – 塚原あゆ子、竹村謙太郎、加藤尚樹
伊吹藍 – 綾野剛
志摩一未 – 星野源
九重世人 – 岡田健史
陣馬耕平 – 橋本じゅん
桔梗ゆづる – 麻生久美子
糸巻貴志 – 金井勇太
特派員REC – 渡邊圭祐
羽野麦 – 黒川智花
我孫子豆治演 – 生瀬勝久
成川岳 – 鈴鹿央士
久住 – 菅田将暉
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ドラマ【MIU404】11話(最終回)あらすじ
同時多発爆破テロのニュース映像はフェイクとわかり、大混乱は間もなく収束した。伊吹(綾野剛)と志摩(星野源)は、犯人が乗っているとネット上で拡散されたメロンパンの機捜車両404での密行は行えずにいた。別の車両で密行していると、その車中、伊吹は志摩の態度がおかしいことを追及。結果的に2人の関係がギクシャクしてしまう。
実は、トラックにひき逃げされた陣馬(橋本じゅん)は、爆破テロの大混乱で救急搬送が遅れてしまった…。志摩はフェイクに気づけずに判断を誤った自分を責めていた。九重(岡田健史)も陣馬の相棒として一緒に行動できなかったことを悔やみ、桔梗(麻生久美子)は班長としての責任を痛感。それぞれが無力感にさいなまれていた。そして伊吹は…。
さらに、依然として久住(菅田将暉)の行方は掴めないまま…。4機捜はこのまま久住を捕まえられず、バラバラになってしまうのか…。
(公式HP引用 https://www.tbs.co.jp/MIU404_TBS/)
ここからネタバレあらすじ
志摩(星野源)が目をつけたのは久住(菅田将暉)のスマホケース。珍しい形をしていた。
SNSで情報を集めた結果、スマホケースはイギリスのアーティストが作ったものだと分かる。
だが、そのアーティストにコンタクトを取るのは難しい。
志摩は九重(岡田健史)の父親のコネを使って、日本でそのスマホケースが送付された先を割り出した。
日本国内での送付先は全部で9個。
うち3個が雑貨屋。個人宛に送付したのは4件。
中でも怪しいのが東京湾マリーナ。名前はなく番号だけ。
九重は志摩が1人で危ない橋を渡ろうとしていることに気がつき止めようとする。
だけど志摩は本気。
「伊吹の判断に乗っかって久住を取り逃がしたとき、とっさに思った。信じなきゃよかった。いつの間に相棒なんて信じるようになってしまったんだ。あいつを信じるべきじゃなかった」
そんな志摩と九重の会話を伊吹(綾野剛)は盗聴してたい・・・!
志摩の本音を聞いた伊吹は盗聴中のイヤホンを外して歩き出す・・・。
しかし志摩の話は続きがあった。
「伊吹は危なっかしいけど、正しいやつで。俺はあいつに正しいままでいてほしい。ああいう刑事が1人くらいいてもいい。それに助けられる人がきっとたくさんいる」
「人にはたくさんのスイッチがあっていい方にも悪い方にも行く。そう言ったのは志摩さんですよ。ルールに反することはしない。単独行動は絶対に禁止ですからね」
九重に釘を刺されて1人悩む志摩。
そんな中、志摩は伊吹に盗聴されていたことに気がつく。
伊吹が1人で久住のところへ行ったかもしれない!
急いで伊吹に連絡する志摩だが、伊吹は「相棒なんて一時的なもんで解散したら終わり。もうどうでもいいよな」と暴走気味。
東京湾マリーナにて。
伊吹は久住と対面する。
1対1で話がしたいという伊吹。
伊吹は久住を分かりたいと言う。
「分かってどうすんねん?」
「許すかどうか決める」
「お前は神様か。許されたくないねん」
自分はたいしたことはしていないと言う久住。
薬を作りたい人が作ってやりたい奴がやって人形になりたい奴がなった。
みんな頭が悪い。
「お前こそ神かよ。自分以外みんな死んじまえって聞こえるよ」
「全員死ねばいいと思ってるよ。汚いもん見んようにして自分だけが正しいと思ってる人ら。みんな泥水に流されて全部なくしてしまえばええねん。神様は俺よりもっと残酷やで。指先1つ。一瞬で人も町も全部さらってまう。全部なくなってそれでも10年経てばみんな忘れて終わったことになっとる。頭の中の藻屑や」
そんなことを話しながら、久住はクルーザーの中に逃亡!
追いかける伊吹!
個室に入ると・・・・閉じ込められてしまった。
中で久住は、何やら怪しげな気体を発生させる。
気を失う伊吹。
そこへ駆けつけた志摩!
伊吹に駆け寄るが、志摩も気体の餌食になってしまった。
志摩が目を覚ますと、久住は志摩を仲間に誘ってきた。
そして伊吹を殺そうとしている・・・。
志摩は久住に拳銃を向ける。
後ろには久住の仲間がいた。
彼は伊吹に銃を突きつける。
銃声が聞こえたら伊吹は起きるだろう。
「目が覚めて俺が死んでたら、俺の相棒は・・・伊吹はお前を絶対に許さない」
銃声が響く。
伊吹は飛び起きる。
「志摩は?志摩はどこだ?」
久住は志摩は来ていないと嘘をつく。
「俺と組まへん?」
「俺は昔の俺みたいな奴らを真っ直ぐな道に戻すためにやってんの!」
「クズはクズのままちゃうんか?どーしても許されんかったらどうするん?殺すしかないんとちゃうか?」
久住は伊吹の本質を知っていると言う。
伊吹はすぐカッとなる凶暴な犬を心の中に飼っている。
だから1人でここに来た。
カッとなって久住を殺すためにここに来た。
相棒の志摩にいらないと言われて悔しくて衝動的に来た。
「クズのまんまやん。だから失くすんやで。こうなったのは。お前がしでかした結果や」
久住の指差す先には血まみれの志摩がいた。
志摩が撃たれた知った伊吹は銃を手に取る。
「殺すな・・・」
瀕死の志摩は言う。
「どうする?最大のチャンスやで。いまだったら俺を殺人で逮捕できる。相棒のおかげやな。刑事でおるか。クズに戻るか」
ためらわず久住に発砲する伊吹!
そして志摩に寄り添い涙を流す・・・。
時計は進み。2020年7月24日。
未来の日本では五輪オリンピックが開かれていた。
「何かのスイッチで進む道を間違える。その時が来るまで誰にも分からない。だけどさ、どうにかして止められるなら止めたいよな。最悪な事態になる前に」
時は戻る。
陣馬が目覚めた。
九重は陣馬の意識が戻ったことを伊吹に連絡する。
伊吹と志摩は久住に気体を吸わされた船の個室に監禁されていた。
九重からのLINEで目を覚ました伊吹。
手足を縛られていたが・・振り向くと志摩もいた。
伊吹は生きている志摩を見て安堵する。
「起きろ志摩!」
志摩は目覚めた。
先ほどの悪夢は薬でラリっていた。
「最悪な夢をみた」
状況は最悪だけど・・・歯で拘束を解く!
九重に連絡し、船から飛び降りて脱出!
2人の脱出に気がついた久住は国外逃亡を目論む。
しかし水上安全課の船は早く、久住は逃亡を諦めて陸に戻る。
屋形船に乗り込んだところを伊吹に発見された久住。
伊吹は陸から浴衣ぶねを追いかけて橋からダイブ!
対面した伊吹と久住。
久住は自ら橋に頭を打ち付ける。
「この船、俺の連れが貸しきっとんねん。警察の暴行現場の目撃者にしてやる!」
友達に助けを求める久住・・・しかし友達は全員ドーナツEPでラリっていた。
「こんな世界にしたお前を俺は一生許さない。許さないから殺してやんねぇ」
「んな楽させてたまるか。生きて俺たちとここで苦しめ」
久住逮捕。
しかし久住は完全黙秘。
雑談にも応じないという。
「俺は久住。ゴミ、バルラー、スレイキー・・・」
「どこで育った?」
「何がいい?不幸な生い立ち?歪んだ幼少期の思い出?いじめられた過去?どれがいい?俺はお前たちの物語にはならない」
この会話が最後になった。
そして2020年。
マスクをしてパトカーに乗る志摩と伊吹。
コロナ禍でオリンピックは延期。
「これからどうなるんだろうな?」
「毎日が選択の連続。また間違えるかもな・・・まあ間違えてもここからか」
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ドラマ【MIU404】11話(最終回) 感想・考察
コロナ禍の2020年が伊吹と志摩が生きる世界線・・・・・深い(´・ω・`)
時代設定が2019年だったことの理由がここで回収されるとは!
志摩死亡シーンが夢オチだったってことには少し裏切られた感じがしたんだけど、コロナ禍の今に繋がるってことなら熱い展開かな、と😌
最後の最後まで野木脚本はすごかった!
「俺はお前たちの物語にはならない」
「何かのスイッチで進む道を間違える。その時が来るまで誰にも分からない」という志摩のセリフが回収された最終回だったけど、それ以外はあんまり納得できない終わり方だった(΄◉◞౪◟◉`)
連続ドラマは最終回直前が1番盛り上がるものなので、覚悟はしてました。
だけどかなり失速したね・・・・。
もちろんすごくおもしろい最終回だったとは思っています。
だけどさ、何も語らない久住・・・鬼畜すぎん!?
含みを持たせるラストは好きです。
でもまさか「MIU404」でそれやられるとはなぁ😩
散々、犯人の過去に焦点を当ててきたMIUで「俺はお前たちの物語にはならない」って野木さん鬼畜すぎる。
私がこのドラマを好きだったのって、各話の犯人たちのバックグラウンドに感動していたらってのが大きんですよね。
かわいそうな犯人像っていうか。
ジョーカーとかそっち系の悪役を彷彿とさせる感じが好きだった。
なので久住がわたしたちの物語にならなかったことには大きく落胆してます😢
ちなみに私はハッキリしないラストが大好物なので、これが他のドラマだったら大満足だったんだけどね。
久住の「何がいい?不幸な生い立ち?歪んだ幼少期の思い出?いじめられた過去?どれがいい?」って言葉は、犯罪者の過去に特別なものを求めているわたしたちのエゴを見透かされたようでゾッとしたし。
久住は震災経験者なのか?
作中で明らかにされなかった久住の身元ですが、伊吹との会話から震災を経験しているのかな?と思わせる部分がありましたね🤔
「みんな泥水に流されて全部なくしてしまえばええねん。神様は俺よりもっと残酷やで。指先1つ。一瞬で人も町も全部さらってまう。全部なくなってそれでも10年経てばみんな忘れて終わったことになっとる。頭の中の藻屑や」
- 泥水に流される。
- 一瞬で人も町も全部さらう。
- 10年経てば忘れる。
津波のことなのかな?
エセ関西弁だし阪神淡路大震災なのかもと思ったけども、久住の歳なら当時まだ赤ちゃんだしだな🙄
「全員死ねばいいと思ってるよ。汚いもん見んようにして自分だけが正しいと思ってる人ら」
って言葉からは、久住が社会を恨んでいるようにも思える。
やっぱり久住も今までの犯人達のように社会から虐げられて生きてきたのかな😢
それにしてもこの終わり方はホントに鬼畜。
久住の過去と犯行動機が明かされなかっただけでも鬼畜なのに、久住の過去を匂わせるような情報を残して終わるとは・・・ひどいよ。。。
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ドラマ【MIU404】 個人的評価&満足度
毎回恒例。ドラマ最終回を終えての満足度を書いておきます。
あくまで個人の意見です。
個人的満足度 100点満点中75点
終わり方にはちょっとガッカリしたけど、これでよかったと思います。
もともとスッキリ爽快系のドラマでもないし、誰1人として死ななかっただけでよかったよ。
伊吹と志摩(と陣馬さんも)が生きてる世界線ってことで、コロナ禍の2020年でもよかったな、って(´・ω・`)
10話のトレンドの件もそうだし、野木さんの現実世界を巻き込んでいくスタイルは本当にすごい。
あと予知能力もすごいよね。
“GOtoキャンペーン”や”手取り14万”など放送日直前に話題になったワードがドラマ内に入ってる奇跡。
偶然のものもあるだろうけど、野木さんは時代を読み取る能力に秀でてるんだと思う😌
ってことで、この終わり方はベストだったんじゃないかなーと思っています。
だけどコロナ禍の世の中じゃなかったら、どういう終わり方になってたんだろうってのもちょっと気になる😳
最後に。伊吹と志摩がバディを続行するならドラマも続編を希望します!!!!!
遅くなりましたが、【MIU404】11話(最終回)を見たのでネタバレと感想を書きます。
ネタバレだけ感想だけ読みたい人はそれぞれ目次から飛んでください!