アニメ映画『東京ゴッドファーザーズ』ネタバレあり感想・考察。1番オススメできるクリスマス映画!

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映画『東京ゴッドファーザーズ』とは?

2003年11月8日に公開された日本のアニメ映画。上映時間は92分。
1949年のアメリカ映画『三人の名付親』から着想を得て作られた作品。
監督は『妄想代理人』『千年女優』『パプリカ』などの今敏。

 

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『東京ゴッドファーザーズ』あらすじ

自称・元競輪選手のギンちゃん、元ドラァグ・クイーンのハナちゃん、家出少女のミユキ、三人は新宿の公園でホームレス生活を送っていた。クリスマスの晩、ハナちゃんの提案でゴミ捨て場にクリスマス・プレゼントを探しに出かけた三人は、赤ちゃんを拾う。赤ちゃんに「清子」と名付け、自分で育てると言い張るハナちゃんを説得し、三人は清子の実の親探しに出かけるが、行く先々で騒動が巻き起こる。
(ウィキペディア引用 引用元ーhttps://ja.wikipedia.org/wiki/東京ゴッドファーザーズ#登場人物)

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スタッフ・キャスト

原作・監督 / 絵コンテ – 今敏
企画 – 丸山正雄(マッドハウス)
脚本 – 信本敬子、今敏

ギン – 江守徹
ハナ – 梅垣義明
ミユキ – 岡本綾
清子 – こおろぎさとみ
太田 – 飯塚昭三
母さん – 加藤精三
泰男 – 石丸博也
老人 – 槐柳二
ミユキの父 – 屋良有作
幸子 – 寺瀬今日子
ギンの娘(キヨコ) – 能登麻美子
医者 – 大塚明夫
新郎 – 小山力也
胡桃沢 – 犬山犬子
山之内 – 矢原加奈子
猫ババ – 柴田理恵
タクシー運転手 – 山寺宏一

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『東京ゴッドファーザーズ』登場人物

ギン (CV江守徹)


自称・元競輪選手でホームレス。
娘が21歳で20歳の時にできちゃった結婚をしたということなので41歳だと思われます。

ハナ (CV梅垣義明)

オカマであるホームレス。
元ドラァグ・クイーン。
ミユキには「おっさんのおばさん」と呼ばれている。

ミユキ (CV岡本綾)

家出少女。21歳のギンの娘より5つ下ということで16歳。

映画『東京ゴッドファーザーズ』感想・考察

クリスマスに見たいアニメ映画と言えば個人的に『東京ゴッドファーザーズ』がダントツの1位。
クリボッチなので家で1人寂しく見ました!

心が温かくなるようなハートフルストーリーでスピード感あふれるテンポのいい映画です。
クリスマス映画をお探しの方には是非オススメしたい映画になっています。

視聴後の感想・考察になりますので本編未視聴の方はネタバレご注意ください。

ストーリーについて

92分という映画としては短い時間の中でそれぞれの登場人物のバックグラウンドを描き、テンポよく物語が進む。素晴らしい脚本だと思ってます。

まずスピード感
クリスマスや年末になると感じるあの独特な感覚。この映画を見るとそれを思い出させてくれます。
そしてものすごいスピードでストーリーは進み、映画を見ていて退屈な時間は一切ありません。

スピーディーに話は進む中、細部までこだわってある脚本も魅力的で感心させられます。
清子のお陰で起きた奇跡で様々な偶然が重なるところなど「すごい」の一言しか出ませんでした。

次々に伏線が回収されていく様子は爽快感溢れるほど。
ただ、うまく行き過ぎてご都合主義と感じる人もいるかもしれませんね。
リアリティーを求めずドタバタコメディーだと思えばご都合主義も気にならないかもしれません。

ツッコミどころ満載でクスッと笑ってしまうようなギャグのパレード

本映画はコメディー的要素満載ですが、爆笑!と言った感じではなくクスッと笑ってしまうようなシーンが多かったです。

特にハナさんがとっても面白くて。
キャラクター自体面白いので喋ることすべてが面白いです。
笑ってはいけないけど、愛した相手が死んだ理由が風呂場で石鹸を踏んで転んだって・・・ちょっとジワジワきました。

自分を競輪選手だと言っていたギンちゃんが実は自転車屋だったのにも笑いました。

終わり方が最高だった

ラストシーンが余韻の残る終わり方で最高でした。

赤ん坊・清子の両親が、ギン、ハナ、ミユキの病室を訪ます。
清子の両親を連れてきた警察官がミユキの父親で、ミユキは父親と再会する。というオチ。

清子が運んだ最後の奇跡の偶然ということですね。
未解決だったミユキの家族問題を最後の最後でぶっこんでくるとは。

ミユキと父親が再会したところで物語は終わるのでその後親子で何を語ったかなどは作中では明らかにされていません。

そのハッキリさせないところが個人的に最高の終わり方だと思っています。
その後どうなったのか見る側の想像に任す終わり方で大満足でした。

そしてあの宝くじの当選券はちゃんと見つけて換金できたのだろうかちょっと不安が残ります。
その部分でも見る側に考えさせる終わり方でしたね。

作画について

2003年のもので少し古いですが、映像・作画も綺麗なので見応え十分です。
ただ絵柄が独特なので受け付けない人もいるかもしれないですね。

正直わたしはあまり好きな絵柄ではないですが、物語の雰囲気に合っていて受け入れられました。

まとめ

脚本・テンポ・作画全て素晴らしいアニメ映画だと思っています。
見ていてあたたかい気持ちになれるような作品で、同監督の『パプリカ』『千年女優』より比較的に見やすい映画だと思います。
監督の今敏さんは亡くなっているので不朽の名作とも言えます。本当に惜しい人を亡くした・・。

個人的に1番好きなクリスマスアニメ映画です。
まだ見ていない人には是非見て欲しい映画になっています。