スペシャルドラマ『レ・ミゼラブル 終わりなき旅路』ネタバレあり感想・考察!原作と別物と見れば楽しめた。

 

モンテクリスト伯に参加したキャストが多く参加することもあり楽しみにしていた『レ・ミゼラブル 終わりなき旅路』!
やっと放送されました!

個人的な感想と考察を書いていきます。

『レ・ミゼラブル 終わりなき旅路』とは

2019年1月6日(日)21時~23時54分。フジテレビ系で放送されたスペシャルドラマ。
ヴィクトル・ユゴーの名作「レ・ミゼラブル」を現代の日本を舞台にアレンジ。

 

あらすじ

第1幕】の舞台は平成3年(1991年)~平成7年(1995年)の神戸。ある日、殺人犯の少年が刑務所から脱走したニュースが駆け巡ります。2年前、17歳の少年・馬場純が正当防衛の末、殺めてしまった相手は、母・結子を騙(だま)して全財産を巻き上げた男・斎藤太。病気の弟の手術費を稼ぐためアルバイトに精を出していた純でしたが、刑事罰となり、少年刑務所に入れられてしまいます。ある日、弟が危篤であることを聞かされた純は思わず脱走。けれども弟はすでに死亡していて…。絶望の淵で自殺しかけたところ、自立支援施設「徳田育成園」を営む徳田浩章に助けられ、身分を隠して育成園で暮らし始めます。そこで弁護士を目指す少年・渡辺拓海と出会うのですが…。もう一人の主人公は純が殺めてしまった男・斎藤の一人息子・斎藤涼介です。悪徳な両親と縁を切っていたものの、父親が殺された理由が投資詐欺を働いたせいだと世間に知られ、被害者遺族のはずがまるで加害者家族の様な報道被害にあってしまいます。そんな中、平成7年に起きた阪神・淡路大震災。未曾有の大震災が二人の少年の運命を大きく変えることに…。

【第2幕】は平成16年(2004年)の東京を舞台に、【第3幕】は平成30年(2018年)の福島が舞台です。二人の主人公の再会と、阪神大震災で決定的に変わった運命のその後が描かれ、世間から身を隠しながら生きる純と、純を追いかけ続ける涼介、そしてついに対峙する二人の男。30年にわたる長い旅路に打たれる衝撃的な終止符が描かれます。彼らを取り巻いてきた人々の思いを紡ぐ希望の光は、そこにあるのか…。感動のクライマックスにご期待下さい。
(公式ホームページ引用 https://www.fujitv.co.jp/lesmiserables/index.html)

 

スッタフ・キャスト

原作 – ヴィクトル・ユゴー「レ・ミゼラブル」
脚本 – 浜田 秀哉
主題歌 – Aimer「Sailing」
音楽 – 吉川 慶
演出 – 並木 道子

馬場純/渡辺拓海(29歳〜43歳) – ディーン・フジオカ
斎藤涼介(32歳〜46歳) – 井浦 新
不破唯 – 山本 美月
馬場純(16歳〜19歳) – 吉沢 亮
渡辺拓海 – 村上 虹郎
不破梢 – 清原 果耶
碓氷慎 – 松下 洸平
斎藤涼介(20歳〜22歳) – 清水 尋也
田辺瑛里華 – 福田 麻由子
田辺真澄 – 長谷川 京子
田辺元 – 金子 ノブアキ
馬場結子 – 富田 靖子
斎藤太 – 寺脇 康文
碓氷太一郎 – 伊武 雅刀
斎藤歌織 – かたせ 梨乃
佐山梨沙子 – 香里奈
徳田浩章 – 奥田 瑛二

『レ・ミゼラブル 終わりなき旅路』感想・考察

年末年始のスペシャルドラマで1番楽しみにしていた和製『レ・ミゼラブル』
去年、連ドラで放送されていたモンテクリスト伯が大好きだったので、期待してました。

それなりに面白かったですが、やっぱりツッコミどころも多かったです(笑)
モンテクリスト伯の時もツッコミどころはたくさんあったのでまあそこは覚悟していた。

とりあえずディーン・フジオカと吉沢亮かっこよかったし、山本美月ちゃん可愛かったし、ハセキョンと金子ノブアキの悪者ぶりがハマってました。

※以下、ネタバレを含みますので本編未視聴の方はネタバレご注意ください。

『レ・ミゼラブル』ではない

原作は1862年のフランスのヴィクトル・ユーゴー著書の不朽の名作です。

現代の日本の物語としてリメイクされていましたが、
原作は1本のパンを盗んだために19年間もの監獄生活を送ることになったジャン・ヴァルジャンの生涯(紆余曲折あり)を描く作品でした。

まず、和製レミゼラブルの主人公・馬場純は母を騙して全財産を巻き上げた男を正当防衛の末に殺害してしまいます。
パンを盗んで逮捕されたジャン・ヴァルジャンとはだいぶ違いますね・・。
時代背景と日本を舞台にしたという部分で仕方ないことですが、違いすぎて無理矢理感しかない。

山本美月演じる唯の境遇くらいしか『レ・ミゼラブル』ぽいと思えなかったです。

別物として見れば面白かった

ツッコミどころはたくさんありましたが、『レ・ミゼラブル』とは全く別物のドラマとして見れば面白かった。

馬場純、斎藤涼介の境遇や葛藤など考えさせられたし、共に悪い人間ではないというところが悲劇で泣けました。

ラストで井浦新演じる斎藤涼介が馬場純へ
「私はあなたを許しはしない。あなたも私の父親を許さなくていい。それでいいんだ」
と言った場面では不覚にもウルウルきた。

言葉が重すぎるし、同じような経験したことはないけど涼介の気持ちは分かりました。
東京時代の涼介を見ていて「純だって殺したくて殺したわけじゃないし!逆恨みじゃない?」と若干ムカついていましたが、彼自身も自覚していたんですね・・・。

「あなたも私の父親を許さなくていい。それでいいんだ」と言う言葉は純が憎い・許せないという反面、彼を認める言葉でもあると思います。
父親を許さなくていい=純の生き方を認めるとも取れました。

徳田さんや梨沙子が言っていたように、涼介も涼介として純に出会わなければきっと純と仲良くなれたと心から思う。

ハセキョンと金子ノブアキの悪役ぶり

ハセキョンと金子ノブアキの悪役ぶりが逸材過ぎてまじでムカつきました。
演技うま過ぎでしょ!

幼少時代の梢をいじめているシーンから
「マジでムカつく!!!許せない!!!」と思わせるほどの意地悪な演技・・・。

純と涼介2人とも悪い人間じゃないだけに、この夫婦の悪役ぶりが目立ちました!
あまりの悪役ぶり逆に清々しかったです。

 

成瀬
モンテクリスト伯でも思ってたけど、14年間で見た目がほとんど変わってないのが気になったかな

 

まとめ

  • 原作と比べて設定がむちゃくちゃ
  • 原作関係なしに見れば面白かった
  • 純と涼介の関係性とその結末に感動
  • ハセキョンと金子ノブアキが逸材だった

和製『レ・ミゼラブル』の感想はこんな感じでした。

特に純と涼介の関係性がグッときた。

「憎むべき相手を憎むことができたら楽なのに」
「相手を知れば知るほど認めることになる」
と言う徳田さん(奥田瑛二)の言葉がその通り過ぎて胸にきました。

原作関係なしに見ればとても面白いドラマだったと思います。
できればモンテクリスト伯のように1クールでやって欲しかった・・!

成瀬
Aimerのエンディングめちゃくちゃよかった!