ドラマ『グッドワイフ』10話(最終話)ネタバレ感想・考察。壮一郎がやろうとしていたこととは?いい最終回だった😭

 

各話感想はこちら1話 2話 3話 4話 5話 6話 7話 8話 9話 10話

 

ついに最終話でした。
今期1番好きなドラマだったので、なんだか寂しいし終わってほしくない気持ちでいっぱいですが、めちゃくちゃいい最終回だった…!!!!

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2019.07.02

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日曜劇場『グッドワイフ』とは?

夫がスキャンダルで逮捕され、16年ぶりに弁護士に復帰する妻【蓮見杏子】が、覚悟を決めて数々の困難に諦めずに立ち向かう爽快な姿を描くリーガルヒューマンエンターテイメント。
社会現象を巻き起こした大ヒットドラマ 『Beautiful Life 〜ふたりでいた日々〜』(2000年) 以来、19年ぶりに常盤貴子が日曜劇場で主演を演じる。

トライアル期間中は無料で見れます!
 

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スタッフ・キャスト

原作 – 『The Good Wife』
脚本 – 篠﨑絵里子
主題歌 – 『 Aurora 』 BUMP OF CHICKEN
演出 – 塚原あゆ子、山本剛義、松木 彩

蓮見杏子 – 常盤貴子
多田征大 – 小泉孝太郎
円香みちる - 水原希子
朝飛光太郎 – 北村匠海
小宮竹生 – 野間口 徹
戸梶涼太 - 中林大樹
佐竹凛子 - 末永みゆ
蓮見隼人 - 小林喜日
蓮見綾香 - 安藤美優
佐々木達也 - 滝藤賢一
蓮見幸枝 - 高林由紀子
林幹夫 - 博多華丸
遠山亜紀 - 相武紗季
神山佳恵 – 賀来千香子
脇坂博道 – 吉田鋼太郎
蓮見壮一郎 – 唐沢寿明

 

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『グッドワイフ』10話(最終回)あらすじ

壮一郎(唐沢寿明)の指揮により、神山多田法律事務所に現れた脇坂(吉田鋼太郎)は、多田(小泉孝太郎)を贈賄容疑で逮捕する。
壮一郎の私情が絡んでいるのではないかと、神山(賀来千香子)に指摘される杏子(常盤貴子)だが、多田は、過去に担当した案件の判決から、小宮裁判官(野間口徹)との関係を怪しまれていたのだ。
負ければ、神山多田法律事務所が潰れてしまいかねないと、神山と杏子を中心に、事務所一丸となり、検察を相手に裁判で戦うことに。一方で、朝飛(北村匠海)は不穏な動きを見せる。

そんな中、いよいよ多田の裁判が始まる。
しかし、多田にとって不利な証拠が次々と出てくるばかり。さらに検察側はさらなる隠し玉を控えていて…。さらに、杏子との関係が悪いままの円香(水原希子)は、脇坂と会っていた。そして、思わぬ行動をとってしまう…。

次々と追い込まれていく中で、どん底だった自分を救ってくれた多田を信じ、杏子は多田のピンチを救うことができるのか?

そして、亀裂が入った壮一郎との夫婦関係はどうなるのか?

妻として、女性として、杏子がする決断は…?

(公式ホームページ引用 https://www.tbs.co.jp/the_good_wife2019/)

 

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『グッドワイフ』10話感想・考察

面白かった!
今期で1番好きなドラマでした。最終回までもが完璧。

これから書く感想は、だいたいいい事しか書いていないので、このドラマを面白くないと感じる方は読まないほうがいいかもしれないです。笑

成瀬
冤罪被害者の会のメンバーの真鍋、どっかで見たことあると思ったらドランクドラゴンの鈴木だった。(ちなみに、3回目の視聴で気づいた。)
相方の塚地の方が役者として有名だけど鈴木もなかなかやるじゃん・:*+.\(( °ω° ))/.:+

※以下、ネタバレを含みますのでドラマ未視聴の方はご注意ください。

ざっくりネタバレ

  • 壮一郎の指揮により、多田が贈賄容疑で逮捕された。
    多田は、過去に担当した案件の判決から、小宮裁判官との関係を怪しまれている。
    きっかけは、一昨年の3月に起きた殺人事件の裁判。
    依頼人である加害者は仕事帰りの繁華街で、通りすがりの被害者と喧嘩になり、殺人罪で起訴された。
    興奮した被害者にナイフで襲われた依頼人が、身を守るためにナイフを奪おうとして逆に殺してしまったという目撃証言があり、多田は正当防衛で弁護。一審ではその主張が通って正当防衛が認められた。この一審の裁判官が小宮裁判官だった。
    ところが検察が控訴した二審では判決がひっくり返り、依頼人は殺人罪を言い渡された。
    正当防衛を認めた小宮の判決が不自然だと、目をつけたのは壮一郎だった。
    負ければ神山多田法律事務所が潰れてしまいかねないと、神山と杏子を中心に、事務所一丸となり、検察を相手に裁判で戦うことになる。
  • 保釈された多田の主張は、一昨年の殺人事件の弁護で一審では多田の主張が通って無罪になったが、二審の有罪判決こそ怪しいということ。
    被害者の父親は検事。仙台高検の検事長でかなりのお偉いさん。検察としてはお偉いさんの息子を殺した男を正当防衛で無罪にする訳にはいかなかった。つまり癒着をしていたのは二審の裁判官と検察なのではないかと。
    この案件は、最高裁に上告中である。最高裁が結論を出す前に、小宮の出した一審の無罪判決にケチをつけてくれた方が検察としては都合がいい。
    壮一郎は、検察の思惑を利用して多田をハメようとしているのではないか、と考えている。
  • 一方で、事務所を辞めた、朝飛が検察側の証人として登場。
    フットサルをしていた際に、多田が小宮裁判官へ金を渡していたところを見たと証言する。
    そして検察・脇坂は、毎月同じ日にちに多田が10万円を引き落としていたことと、その日に必ず2人が会っていたことを指摘。
    杏子たちが、多田と小宮が節度ある友人である証拠のために提出した資料が、2人が賄賂の受け渡しのために会っていたという証拠となってしまった。
  • 円香は、情報をくれる友達からとある写真を入手していた。
    杏子に見せようとするも、冷たくあしらわれ、それの写真を脇坂に渡してしまう。
  • 杏子は、資料の整理をする中で、多田が小宮に渡していたお金の正体に気づいた。
    賄賂ではないが、何の金かを言えば小宮の立場が悪くなる。だから多田は黙っていた。
    杏子に気づかれても尚、多田は「裁判では金は渡してないと言う」「金の受け渡しはなかったと弁護してほしい」と杏子に頼む。
  • 脇坂は裁判で、円香から入手した写真を証拠として提出する。
    金銭の受け渡しがハッキリと写った写真で、言い逃れが出来なくなった。
    他の手を考えると言う多田に杏子は「小宮さんのために、また法廷で嘘を重ねるの?もしかしたらそれで逃げ切れるのかもしれない。でも多田くんは過去にグレーな手を使ったことを後悔してるんだよね。もしまた嘘をついたら、弁護士としてまたそれを後悔するんじゃないのかな。誰が知らなくても、自分だけは自分の罪を知ってるから。…本当のことを言ってくれれば戦う準備はできてる」と声をかける。
    杏子の後押しもあり、多田は法廷で本当のことを話すことを決意する。
  • 多田が小宮に毎月10万円を渡していたのは、冤罪被害者の会への寄付。
    冤罪被害者の会とは小宮が支援している団体で、多田はこの会に賛同、毎月小宮経由で寄付していた。
    公正中立な立場である裁判官が小宮の立場を考え、黙っていたのだ。
  • 同じ頃、円香に朝飛から電話があり「同期の検事から聞いた。壮一郎が決定的な証拠を手に入れて動き出した。罠かもしれないから公判を止めて作戦を練ったほうがいい」と告げられる。が、裁判を止めることはできなかった。
  • 脇坂が証拠として提出した写真に映る多田と小宮が金銭の受け渡しをしている店の店主は、冤罪被害者の会のメンバーだった。
    証拠として被告人が冤罪被害者の会に寄付をした領収書の取り調べを請求。
    脇坂が提出した、賄賂の受け渡しの証拠となる写真が、その疑いを晴らす証拠となった。
  • 同じ頃、壮一郎が裁判所に入ってくる。
    徹底的な証拠とは何なのかドキドキする多田を素通りし、御手洗の元へと向かう。
    壮一郎が手に入れた徹底的な証拠とは、多田が一昨年の殺人事件の弁護を担当した二審の裁判官と御手洗の個人メールだった。
    壮一郎は多田への私怨で動いていると見せかけて、御手洗と二審の裁判官と癒着している証拠を探していたのだ。
  • 杏子「これから先、許せるかどうか、もやもやとした気持ちのまま生きて行くのは、いや。自分の気持ちからは自分だけは逃げられないから。だからわたし、いい妻をやめる」
    壮一郎「17年間、楽しいこともあったよな」
    杏子「たくさんあった」
    壮一郎「それならよかった」
    こうして杏子と壮一郎は離婚。
    多田の起訴は取り消されるが、神山に「事務所の看板から僕の名前を外してください。過去にしてきたことについて、弁護士会の処分を仰ぎます」と伝える。
    ちなみに、朝飛の再就職先は2話に独立した大輔先生の弁護士事務所だった。

こんな感じだった。

壮一郎が多田を逮捕したのは、私怨ではなく、御手洗が裁判官と癒着していた証拠を掴むための、隠れ蓑にするためだった。
先週の黒幕予想は見事に外れましたが、いい形で予想の上をいってもらいました…!

多田か壮一郎、どちらかが黒だと思っていたので、どちらも白(グレー入ってるけど)という結末で、スッキリな最終回でした。

壮一郎が黒だとすると佐々木が浮かばれないし、こじらせアラフォーの多田が腹黒とも思いたくはないしで、一週間すごいしんどかったんですよ。
それが、壮一郎は佐々木との誓いのために頑張ってて、多田も過去にグレーなことをしてたくらいでやっぱりいい人だった。
本当に1番いい終わり方だった😭😭😭😭
(ちょっと黒い多田も期待しましたが。)

ただ、最後に脇坂が杏子と握手をしながら「私情を絡ませて上に怪しまれないようにしていたとはねぇ。あなたのご主人はそういう策略家だ」清々した顔つきだったのには笑えました。
私情で動いていると御手洗に流していたのは脇坂なのに、よく清々しい顔で言えたな。
ともあれここまで堂々とクズだと逆に好き。脇坂抜きではこのドラマは語れないですw

匂わせがひどかった

最終回を見終えて感じたのが、意味深だと思っていたシーンが結果的に何にも繋がっていないことが多かったということ。

8話の朝飛が持っていた手袋のスローモーションとかどう考えてもただの匂わせでしょう……。
本採用バトルのことで神妙な顔つきなのは理解できるけど、あの手袋の演出はわたし以外にも深読みした視聴者はいるのではないでしょうか……。
最終話でも焼肉の塩とタレのシーンは伏線かと思いきや、ただの心理描写でしたね。

ただ、これだけ無意味な匂わせを食らっても全く腹は立っていません。
テンポのいい爽快劇のおかげで肩透かしは全く感じないんですよね!
それがグッドワイフのすごいところ。というより蓮見杏子のすごいところだとも思ってる。

杏子と円香の件

多田が法廷で本当のことを話すことになる前の杏子と円香の会話ですが、円香さんが救われてよかった。

杏子「もしかしたら、わざと検察に渡したんじゃないんですか?多田先生に本当のことを法廷で言わせるために」
円香「多田先生は賄賂を渡すような人じゃないと信じてたので。この裁判が終わったら事務所を辞めます、もう少しだけ我慢してください」
杏子「わたしやっぱり、円香さんのこと嫌いになれません」

思わず泣いた。
元どおり仲良しということには行かないでしょうが、この言葉で円香さんが救われたのは間違いないですね。

しかし「悪いけど今はあなたの顔を見たくないの」の態度は怖すぎた😩
円香は杏子のために戸梶に「そちらの望みはなんでも聞くから情報よこせ」とまで言ってたのに、見ていて辛かった。
杏子さん仕事では今まで通りとか言ってなかったけ🙄全然今まで通りじゃないんだけど…🙄仕事上必要な写真見せれてないよね🤔(まあ終わりいいのでもういいんだけども)

あと、やっぱ杏子さんすごいなーと思ったのが、すぐさま円香さんの気持ちを汲み取れるところね。
わたしは一瞬、円香は杏子にキツく当たられて嫌気がさして脇坂についたのかと思ってたので、瞬時に状況を理解して「多田先生に本当のことを法廷で言わせるためにわざと写真を渡したのか!」と考えれる力には感心した。

成瀬
円香大好きなわたしでも一瞬疑ったのに、この件に気づいた杏子は流石でした。

 

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『グッドワイフ』全話通しての感想

全話見終えての感想や個人的な満足度を書きます。

評価 100点満点中90点

今期1番好きでした。
実は全く期待していなかったのですが、1話を見てテンポのよさと演出の素晴らしさにやられた。

最近は1話完結で事件(弁護)を解決してながら、大きな事件の全貌を徐々に明らかにしていくという手法が多いですが、グッドワイフはただ情報を小出しにするだけではなく、3話のように1話完結の弁護内と物語のクライマックスになるであろう大きな事件と関連付けたり、脚本が秀悦してました。
ただ情報を小出しにされただけでは、はじめは気になってもすぐ飽きちゃうんですよねー。いつまで引っ張るんだよ、的な。
今期そんなドラマばっかりだったので、グッドワイフは毎週わたしを飽きさせずにハラハラさせてくれました!
ここまで爽快感溢れてハラハラさせてくれるドラマは久々だったので、ロス確定です。蓮見杏子さん主演で続編お願いします……🙏

成瀬
あと、わたしの中で水原希子ちゃんと北村匠海くんの評価もめちゃくちゃ上がった。