ついに、けもなれ最終話でした。
全話を通して途中で見るの飽きそうになりましたが、最終話はめちゃくちゃよかった・・・!!!
ちょこちょこウルっときたシーンあったしいい最終話でした。
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目次
ドラマ『獣になれない私たち』とは
10/10にスタートした日本テレビ系のドラマ。毎週水曜午後10:00〜11:00放送。
気配り上手で誰からも愛されるが本音が言えない新垣結衣演じる深海晶が、行きつけのクラフトビール店で松田龍平演じる根元恒星と出会ったことで始まるラブスかもしれないトーリー。
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スッタフ・キャスト
脚本 – 野木亜紀子
主題歌 – あいみょん「今夜このまま」
キャスト
深海晶- 新垣結衣
根元恒星-松田龍平
花井京谷- 田中圭
長門朱里- 黒木華
橘呉羽- 菊地凛子
花井千春- 田中美佐子
九十九剣児-山内圭哉
松任谷夢子- 伊藤沙莉
上野発- 犬飼貴丈
タクラマカン斎藤-松尾貴史
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『けもなれ』10話(最終話)のあらすじ
九十九(山内圭哉)の、社員を大切にしない仕事のやり方に抗議をしたところ、
逆に「お前がいなくても会社はどうにでもなる。辞めればいい」と言われてしまいショックをうけた晶(新垣結衣)…。
家族を救うために始めた粉飾決算への加担を「もうやめさせてくれ」と頭を下げて頼むも、
抜け出せなかった恒星(松田龍平)…。傷ついた心のまま一夜を共にした2人は、あの夜のお互いの気持ちが分からずモヤモヤしていた。
5tapでちゃんと向き合って話そうとした晶と恒星だったが、
会社を休んだ晶を心配した松任谷(伊藤沙莉)と上野(犬飼貴丈)がやって来たり、
京谷(田中圭)が訪ねて来たりと大混乱!
落ち着いてようやく本音で話そうとした2人に今度は呉羽(菊地凛子)から着信が。
収束しない過去の男性関係でのバッシング記事やネットでの悪評によって、
これ以上夫のカイジに迷惑をかけないためにある大きな決断をする呉羽!その一部始終を見とどけた晶と恒星…
「獣になれず」に生きてきた2人が最後に自分自身で選ぶ人生は⁉(公式ホームページ引用)
以下、ネタバレを含みますのでドラマ本編未視聴の方はご注意ください。
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『けもなれ』10話感想・考察
最終話すごいよかったです・・・!!!
登場人物それぞれの物語への終止符の打ち方、すべていい感じでよく収集ついてると思えました。
朱里のその後
9話の様子から朱里はラーメン屋の三郎(一ノ瀬ワタル)と一緒にいるかと思ってたけど、まさかのウサギの「たっちん」だけ預けてネットカフェ難民になってました。
三郎とラブの始まりかと期待してましたが、流石に違ったかー。
居場所を突き止めた晶は朱里の元を訪ねます。
「あの会社で働けなかったからって自信なくすことないよ。どこか朱里さんに合う場所がある。私もこれから探す」
ここはすごいいいシーンだった!
晶と朱里、本来ならもっと修羅場であるはずの2人なのにここまで仲良くなれて理解しあえる2人になったなんてなんだか温かい気分になれました。
最終的に朱里は三郎が働くラーメン屋で働き出したようで、しかも社宅に住んでいるようです。
あのラーメン屋社宅とかあるんだ・・・。笑

晶の職場問題
会社を当日欠勤した晶。
晶を心配して松任谷と上野が5tapに訪ねてきます。
上野は晶が会社を辞めるのを止めに来たようですが、一方の松任谷さんは
「私は逆。深海さん辞めればいいよ。戻ったって社長が調子乗るだけで何にも変わんない。深海さんが幸せな方がいい。って言いたいけど本当の本音を言うと深海さんに戻ってきて欲しい」
この松任谷さんの考え方、本当に共感できる。
同僚が職場で辛い思いをしていたら「辞めてもっといい職場を探したほうがいい」と思う一方「辞めずに一緒に働きたい」と思う気持ち。すごいわかる・・・。
その後2日間仕事を休んで晶は出社、社長に話をつけに行きます。
「社長が言うように社員は替えが効きます。だけど私たちにとっても上司は替えが効くんです」
本当にそれ!!!!
晶ちゃんよく言ったよ。
「私は社長の下で働く人間です。人間。人間だから嬉しかったり悲しかったり間違えたりもします。もう限界って思ったりもします。今までお世話になりました」
そう言って晶は退職願いを提出します。
言うこと言ってくれてスッキリした。9話では突然の出来事で啖呵を切る形になったけど今回は落ち着いて自分の気持ちを伝えれたし会社のみんなも晶ちゃんの意見に同意だったし・・・いい結果だったと思う。
晶のセリフは社員を社畜としてしか見ていない社長さん方にぜひ聞かせたいです。全て名言。
「社長の怒鳴り声はまるで恫喝です」
「社長以外全員ボンクラなら、社長の言葉は社員の誰にも通じていないことになります」
「私は悲しいです。社長と言葉が通じなくて。一方通行の関係は、しんどいです」
などのセリフにも感激しました。
何人からか退職届も出されてたみたいだし、晶が辞めてしばらく困るだろうし、社長にも少しは天罰が食らうだろうのでザマアミロです。
機嫌がいいときは面白い社長だったので嫌いじゃなかったけど朱里にした仕打ちは絶対に許さない。晶ちゃんを怒鳴ったことも許さない。
最後には上野が新海さんを卒業したのにも感動。
すぐに佐久間さんに入学してたのには笑ったけど。

呉羽の謝罪会見
呉羽の今までの不貞について、世間が納得しないからということで会見を開くことに。
呉羽と橘カイジがお似合いということがよく分かったいいシーンでした。

6話で明らかにされた事実ですが、呉羽が病気で子宮を摘出をしています。
このことを知っている視聴者だからこそ思えることかもしれないけど「授かり婚ですか?」「お子さんのご予定は?」という言葉が無神経すぎて。
でもこういう発言はもっと配慮するべきですよね・・・。
「結婚って子ども作るためにするの?」
「一緒にいたいから結婚したの。それ以上なんかある?」
と自分の意見を言う呉羽とそれを見守るカイジ。
ちょっとウルっときた。
「橘呉羽は橘カイジの妻である以前に呉羽です。これからも好きに生きようと思います。カイジと一緒に」
モニターを見ながら「うん」「よろしく」って言ってるシーンはまじでカイジさんかっこよかった。
呉羽が好きになる理由も分かる。ものすごい包容力。

それにしても呉羽の「騒いでるのはあんたたちだよね。なんで私が謝らないといけないの」というセリフには納得しかなかった。
リアルの不倫ニュースなどでもそうだけど夫婦間の問題なのに世間に謝る必要あるんですかね?
あと、呉羽の不貞はカイジと結婚する前の出来事なのに、なぜマスコミがこんなに騒いでいるのかは謎でしたが。
恒星のその後
粉飾決算への加担をついに辞めることができたようです。
どうやら粉飾決算に加担していた書類を税務署に提示したみたいです。
しかも最後に脅されていた相手を一発殴ってスッキリ。暴力反対だけど殴りたくなる気持ちもわかる。

そして突如、事務所を畳み、5tapにも顔を出さなくなります。
晶と恒星の恋の行方
5tapに顔を出さなくなった恒星から晶の元へ連絡が入ります。
「来ないつもり?ビール飲もうよ。一緒に飲みたいよ」と晶は5tapの周年に来るように恒星を誘います。
このセリフ言うガッキー可愛かった・・・!!!
しかし結局、2人は5tapの周年に顔は出さなかった。
2人はビール工場かな?みたいなところで待ち合わせをしてヴィンテージビール「ナインテイルドキャッツ」を飲みます。
そこで恒星は今借り住まいのアパートに住んでいることなどを晶に話します。
恒星「命があっても人生終わり」
晶「終わってないよ。変わっただけ。鮮やかにはなれなくてもちょっとずつ変わっていくんだよ。このビールみたいに」
恒星「熟成されて?飲んでものすごくまずかったらどうする」
晶「それでも飲む」
この会話すごくよかった・・・・!
後半、恒星が変わった後の出来事にもとれるよね。
「変わってダメになったらどうする」「それでもいい」という意味にも取れる。
そして恒星の提案で16時に鐘の鳴る教会へ行くことに。
晶「鳴らなくても聞こえなくても一緒にいれることってできるのかな?」
恒星「それはわからないけど、俺たち次第じゃない?」
16時になって鐘が揺れるんだけど、音は私には聞こえませんでした。
揺れる鐘を見て、手を握りあう2人。
2人には鐘の音は聞こえているのかもしれないし聞こえていないのかもしれない。
『それはわからないけど、2人次第じゃない?』ということね。
余韻も残るし解釈を視聴者に任せたいい終わり方だったと思います・・・!


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『けもなれ』の全体を通した感想
正直6、7話あたりが全く面白くなくて見るの止めようかと思ってました・・・。
京谷のお母さんの話をあそこまで掘り下げていたのが意味不明で。
8話辺りから急激にテンポがよくなってきて面白くなってきてしかも最終話は最高で見るの止めなくてよかった、とつくづく思ってます。
(もともとのビールを飲みながらグダグダ語ってるスローテンポなストーリーも好きだったんですけどね)
結論を言わせてもらうと、最終話はめちゃくちゃ満足。
登場人物それぞれの物語には収集ついてると思うし、何より恒星と晶の2人の結末が最高すぎた。
視聴率や評価はそんなによく無いみたいでしたが、わたしはこのドラマ大好きでした。
毎週楽しみにしていた晶と恒星の会話が見れなくなるのは、ちょっと寂しい。
とりあえずヴィンテージビールナインテイルドキャッツが飲みたくなりました。
松田龍平を探しにクラフトビール店にでも通おうかな・・・。
作中に出てきたビールたち↓