ドラマ放送後に見た映画【この世界の片隅に】の感想と考察。気になる傘の意味とは?のんの演技は?

 

 

映画館行けなかったのでやっと見ました。
ドラマは全話見たけど、アニメ映画はドラマ版とはまた違った感じで良かったです。
ストーリーは大体同じなのに、違った良さがあって泣けました。

 

 

映画【この世界に片隅に】とは

2016年11月12日に公開された日本のアニメ映画。
公開当初は国内63館で封切られた後、公開規模を徐々に拡大して累計400館を超え、上映が600日以上続く異例のロングランとなった。
累計動員数は209万人、興行収入は27億円を突破し、ミニシアター系作品としては異例のヒットを記録した。

能年玲奈ことのんが声優を務めたことでも話題に。

 

スタッフ・キャスト

原作:こうの史代『この世界の片隅に』(双葉社刊)
監督・脚本:片渕須直
音楽:コトリンゴ
企画:丸山正雄
監督補・画面構成:浦谷千恵
キャラクターデザイン・作画監督:松原秀典

声の出演
北條 すず- のん
北條 周作- 細谷佳正
水原 哲- 小野大輔
黒村 径子- 尾身美詞
黒村 晴美- 稲葉菜月
浦野 すみ- 潘めぐみ
北條 円太郎- 牛山茂
北條 サン- 新谷真弓
白木 リン- 岩井七世
浦野 十郎- 小山剛志
浦野 キセノ- 津田真澄
浦野 要一 - 大森夏向
森田 イト- 京田尚子

 

【この世界の片隅に】のあらすじ

1944年(昭和19年)2月、18歳のすずは広島から軍港のある呉の北條家に嫁ぐ。戦時下、物資が徐々に不足する不自由さの中、すずは持ち前の性格で明るく日常を乗り切っていたが、翌年の空襲によって大切なものを失う。広島への原子爆弾投下、終戦。それでもすずは自分の居場所を呉と決め、生きていく。

 

ドラマ版とのトラブル

【ドラマ版この世界に片隅に】ではエンドロールに「special thanks to 映画『この世界の片隅に』製作委員会」と表記。

ですがアニメ映画の製作委員会は

現在放送中の漫画『この世界の片隅に』を原作とする実写ドラマに「special thanks to 映画『この世界の片隅に』製作委員会」と表記されておりますが、当委員会は当該ドラマの内容・表現等につき、映画に関する設定の提供を含め、一切関知しておりません。

と公式ホームページで発表したことが話題になりましたね。

よくわからないけど、ドラマも普通に面白かったし毎週泣きました。
まあドラマとアニメ版映画は別物ということね。
ですがどちらもこうの史代さん原作。

 

気になった傘のこと調べてみた

すずのおばあちゃんのイトがすずがお嫁に行く時に言った言葉。
「その晩に婿さんが傘を一本持って来たか、言うてじゃ。そしたら新いなのを一本持って来ました、言うんで。ほいで刺してもええかいの、言われたら、どうぞ言う。ええか。」

意味が分からなかったので調べました。

どうやら結婚初夜の儀式を表す言葉らしいです。
なんとなくそんな感じだと思いましたがマジで下ネタだったとは!
柿の木問答とかそんな感じですね。
まあばあちゃんの助言は役に立たなかったみたいだけど‥。
周作さんはそこらのヤリ目男と違うしなー。

 

映画【この世界に片隅に】感想※ネタバレ注意

久々アニメ映画で号泣。
絵柄や話のテンポからして、最初はほのぼのした雰囲気で話が進むのですが話が進むにつれて終戦に近づき辛い話に。

 

自ら右腕を失い姪の晴美を目の前で亡くすという現代社会では考えられないほどの辛い経験をしたすずが、懸命に生きる姿は
元々確執があり、娘の晴美が死んだ際にすずを激しく責めていた径子との和解のシーンは涙無しでは見られなかったです。

 

その直後に故郷広島で原爆が投下されるという、本当に現代社会ではあり得ないほど辛い思いをすずはするんですけど、改めて戦争の恐ろしさを実感しました。

 

戦争に負けた時の乱心したすずが

「飛び去っていく。ウチらのこれまでは。それでいいと思ってきたのもが。だから我慢しようと思ってきたその理由が。うああ、海の向こうから来たお米。大豆。そんなもので出来るとるんじゃなあ、ウチは。じゃけぇ暴力にも屈せんとならんのかね。ああ、何も考えんぼーっとしたウチのまま死にたかったなあ」

と泣き叫ぶシーンは女優のんの演技も素晴らしくて号泣。

 

戦争物でよくある悲劇を描くだけ描いてお涙頂戴で終わりではなく、主人公すずが前向きに生きていく様子が描かれていたのが、更に泣けた。
「この先ずっと、ウチは笑顔の入れ物なんです」
というすずの言葉には前向きに生きる強い意志を感じました。

 

さいごに

てか、周作さんかっこよすぎん?
すずの唯一の救いは周作さんがいたことでしょ。
いい人すぎるし優しいし、そもそも大昔子供の頃に出会ったことをずっと覚えててくれたとか運命だし、胸キュン。
前述した通りドラマ版とは切り離して見ないといけないのですが、ドラマ版より水原哲もかっこいいし。
これが声優の力かー。イケボで有名の小野大輔さんありがとう。

 

原作ではすず、周作、リンの三角関係がメインらしいので原作も読んでみようと思います。

 

(本作映画ではリンはほとんど登場せず、すずの生き様や径子との確執などがメインに描かれていました。)
確か何年か前に放送された北川景子と小出恵介主演のスペシャルドラマではガッツリ三角関係メインの話だった気がする。

 

 

それは置いといてこの映画はただの戦争映画ではなく、戦争で悲しい辛い経験をしたすずがこれからをどう生きていくかが描かれていて、現代の私たちにも生きる活力と勇気をくれたと思います。
陳腐な言い方しかできないけど私も頑張って生きようと思いました。