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映画「望み」基本情報
「犯人に告ぐ」「検察側の罪人」雫井脩介による同名小説を「TRIC」シリーズ「天空の蜂」堤幸彦監督により映画化。
主演は堤真一。
スタッフ・キャスト
原作 – 雫井脩介『望み』
監督 – 堤幸彦
脚本 – 奥寺佐渡子
音楽 – 山内達哉
主題歌 – 森山直太朗『落日』
石川一登 – 堤真一
石川貴代美 – 石田ゆり子
石川規士 – 岡田健史
石川雅 – 清原果耶
寺沼 – 加藤雅也
扶美子 – 市毛良枝
内藤 – 松田翔太
高山 – 竜雷太
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映画「望み」あらすじ
一級建築士の石川一登(堤真一)とフリー校正者の妻・喜代美(石田ゆり子)は、一登がデザインを手がけた邸宅で、高一の息子・規士(岡田健史)と中三の娘・雅(清原果耶)と共に幸せに暮らしていた。規士は怪我でサッカー部を辞めて以来遊び仲間が増え、無断外泊が多くなっていた。高校受験を控えた雅は、一流校合格を目指し、毎日塾に通い励んでいた。
冬休みのある晩、規士は家を出たきり帰らず、連絡すら途絶えてしまう。
翌日、一登と貴代美が警察に通報すべきか心配していると、同級生が殺害されたというニュースが流れる。
警察の調べによると、規士が事件へ関与している可能性が高いという。さらには、もう一人殺されているという噂が広がる。
父、母、妹ーーーそれぞれの<望み>が交錯する。(公式HP引用 https://nozomi-movie.jp/)
※以下、映画鑑賞後のレビューになります。※
※この先、ネタバレには注意してください。※
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映画「望み」ネタバレあり感想・レビュー
最近の映画では1番泣いた。
父、母、妹。
誰に感情移入しても胸が締め付けられる思い。
堤幸彦監督の泣ける映画といえば「人魚の眠る家」を思い出しますが、わたしは断然こっちの方が好きでした🤔
#望み 見てきた。
【息子は犯人か、被害者か】
見る側に石川家と同じ蛇の生殺し状態を味合わせる臨場感がすごい。
自分が同じ状況に置かれた時の『望み』を思い浮かべずにはいられなかった。
終盤はずっと号泣。今年1泣いた。 pic.twitter.com/uNzxnySPOE— サブカル🐒@ドラマ/映画垢 (@sabukaru00) October 10, 2020
家族視点から描いたミステリー
わたしはミステリーやサスペンスを見るとき、警察のずさんさやありえない設定にゲンナリしてしまう性格である。
「オイオイそれはねーだろ無能が」とツッコミながら見てしまう性格の悪い客なのだけど、この映画ではそういった不満は抱かなかった。
そもそも警察側が捜査情報を教えてくれないので無能さも何も分からないからだ。
映画「望み」のよかった点は、主人公サイドと観客に警察の捜査状況を一切教えなかったことだと思う。
加害者の少年は2人組で、もう1人被害者の少年がいるという情報も警察からではなく単なる噂。
その噂で石川家は息子が殺人犯なのか、それとも被害者で死んでいるのか葛藤することになる。
情報はネットと噂のみ。
警察が今、どういう捜査状況にあるのかも分からない。
石川家に感情移入さぜる得ないこの物語構成は、全ての観客を蛇の生殺し状態に陥れたに違いない。
さすが雫井脩介さん原作、奥寺佐渡子さん脚本だわ😌
観客の望み
ここまで臨場感溢れるミステリは久々だったわけですが、規士が犯人なのか、それとも被害者なのか。
観客の「望み」もそれぞれだったんじゃないでしょうか。
わたしは堤真一演じる父親派でした。
死んでいて欲しいというわけではないんだけど、規士が犯人なわけがない、そんなことするはずない。という思いが勝ると思います。
でも、石田ゆり子演じるお母さんの気持ちも分からないでもないんだよね。
殺人犯でも生きていて欲しい。生きていてくれるだけでいい。
わたしには子どもはいませんが、大好きな家族には同じことを思うかもしれない。
もちろん大前提で父親派なので家族が殺人するはずがないと信じているんですけど、生きていて欲しいという望みももちろんあります。
自分だったらどうするか。
いろいろ考えさせられる映画でしたね・・・。
ただ少し残念な点もありました。
観客は規士がどういうヤツなのかよく分かんないってことです。
両親も規士の交友関係や学校での様子など分からないことがあったようですが、16年間一緒に生活してきたんだから観客よりかは規士について詳しいでしょう。
観客が知ってる規士といえば、父親がお客さんを家に連れてきて無愛想だった姿くらいですよ。
どーでもいいですけど、家に客を入れるのはウザいですねw
最初の頃は「そりゃあ息子もグレるわな」と思っていたくらいです😂
ともあれ。これだけの情報じゃ規士のこと信じていいのか疑っていいのか判断できなかった。
まあでも、どっちか分からないからこそ最後までハラハラドキドキできたので、これはこれでよかった気もするのですが。
とにかく規士が可哀想
わたしはこの映画をミステリーだと思っていので、まさか泣かされるとは思っていなかった。
もう後半からはずっと泣いてました。
堤真一が被害者少年の葬式で竜雷太に殴られるシーンは涙なしで見られなかったのだけど、わたしが1番ガン泣きしたシーンはやっぱり規士の遺体が見つかったところですね。
お母さんに最後に送ったLINEが規士ではなく、加害者少年だったって分かったとき、可哀想すぎて😭
すでに亡くなっているのに見つけてもらえず、マスコミやネット民からは加害者のように扱われて・・・こんな酷い話ある?(΄◉◞౪◟◉`)
これは可哀想すぎて泣く。
しかも少年同士の揉め事の理由も殺すまでのことだとも思えなくて🙄
そんなことのために2人の命を奪ったの?っていう憤りがヤバいです。
だけど、実際のリンチ事件ってこういうものだと思います。
暴力的な人間には話は通じないし、臆病だから顔が分からなくなるまでボコボコに殴る。
さらに規士が可哀想すぎるのは、この暴力的なDQNたちと自らつるんでいたわけじゃないってことですよ。
DQNとトラブルになった友達の相談に乗って巻き込まれただなんて不幸すぎる。
規士は父親の何気ない一言をメモにとるほど両親を尊敬していたし、将来のために努力もしていた。
こんなの絶対泣くでしょ😭😭😭
この事実だけでも悲しいのにさ、石川家はマスコミとネット民のせいで二重に苦しめられたんだよ!
この映画は大切なことを教えてくれました。
確定された情報以外に踊らせないこと。
勝手に加害者を特定しないこと。
未成年の少年事件なんてなおさらです。
てか、石川家にペンキでラクガキしたやつと生卵ぶつけてきたヤツ、慰謝料払えよ!
規士は無実でしかも殺されてたんやで?
絶対に許せない(΄◉◞౪◟◉`)

万が一盗撮された時の参考にさせてもらう\(^o^)/
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映画「望み」個人的満足度と評価
個人的満足度 100点満点中78点
好きな部類の作品でした(´・ω・`)
色々考えさせられたし何度も泣かされたので大満足です!
ただ、規士についてよく分からないままに進んでいくストーリーや、規士の死に方について淡々と説明されて終わりっていうのは少し呆気なかったかな
そんな感じで気になる部分もいくつかあったので、個人的満足度は80点弱の78点で\(^o^)/
映画「望み」見てきました!
家族にまつわるミステリー映画だとだけ聞いて見に行ったのですがガン泣きした(΄◉◞౪◟◉`)
観る前は「映画ポスターがパラサイトに似てるな〜」という印象しかなかったのに・・・まさかここまで泣かされるとは\(^o^)/
そんな感じで映画「望み」を見てきたので感想レビューを書いていきます!
(レビューだけ読みたい人は目次から飛んでね!)