映画『アイネクライネナハトムジーク』ネタバレ感想・レビュー!劇的な出会いとは?心温まる恋愛群像劇!

 

楽しみにしていた『アイネクライネナハトムジーク』見てきました。

大好きな伊坂幸太郎さん原作。
大好きな三浦春馬くん主演。
そして監督は気になっていた『愛がなんだ』の今泉力哉監督!

これは見に行かない理由が見つからない!

ということで映画『アイネクライネナハトムジーク』のネタバレ感想とレビューを書いていきます!

 

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映画『アイネクライネナハトムジーク』基本情報

2019年9月20日に公開された。
伊坂幸太郎による小説「アイネクライネナハトムジーク」を三浦春馬主演で映画化。
『パンとバスと2度目のハツコイ』『愛がなんだ』の今泉力哉監督がメガホンをとる。

 

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スッタフ・キャスト

原作 – 伊坂幸太郎「アイネクライネナハトムジーク」
監督 – 今泉力哉
脚本 – 鈴木謙一
音楽 – 斉藤和義
主題歌 – 斉藤和義「小さな夜」

佐藤 – 三浦春馬
本間紗季 – 多部未華子
織田一真 – 矢本悠馬
織田由美 – 森絵梨佳
織田美緒 – 恒松祐里
久留米和人 – 萩原利久
ウィンストン小野 – 成田瑛基
亜美子 – 八木優希
斉藤 – こだまたいち
板橋香澄 – MEGUMI
柳憂怜
久留米マリ子 – 濱田マリ
藤原季節
中川翼
祷キララ
伊達みきお(サンドウィッチマン)
富澤たけし(サンドウィッチマン)
美奈子 – 貫地谷しほり
藤間 – 原田泰造

登場人物紹介

登場人物を個人的意見を踏まえて紹介していく。
一部ネタバレを含むので注意してください。

佐藤 – 三浦春馬

「劇的な出会い」を待つだけの男。
マーケティングリサーチ会社に勤務。

成瀬
春馬はやっぱりすごいと実感・・・。
この顔面を持って普通のどこにでもいるサラリーマンを演じられるのはすごい。

本間紗季 – 多部未華子

偶然、佐藤と出会う女性。
フリーター。

織田一真 – 矢本悠馬

佐藤の学生時代からの親友。
ちょっと変わり者。居酒屋で働く。

成瀬
お調子者だけどなぜか説得力がある。
普段はグータラだけど決めるところは決める。
この役柄を違和感なく演じられるのはすごい!

織田由美 – 森絵梨佳

一真の妻。学生時代はモテモテのマドンナだった。

織田美緒 – 恒松祐里

10年後から登場。
高校生。
一真と美緒の生意気な娘。

成瀬
恒松祐里ちゃんは最近の若手女優の中でイチオシ。
今回もいい役だった・・・😌

久留米和人 – 萩原利久

10年後から登場。
高校生。
何かと美緒が気になる。

ウィストン小野 – 成田瑛基

日本人初のヘビー級ボクシング世界チャンピオン。

美奈子 – 貫地谷しほり

織田由美の同級生。美容師。
客・板橋香澄(MEGUMI)の弟だと紹介された声だけしか知らない男に恋をする。

藤間 – 原田泰造

佐藤の会社の上司。
妻と娘に逃げられる。

 

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『アイネクライネナハトムジーク』 あらすじ

時を越えて気づく、〈出会い〉よりも大切なこと―。
思いがけない絆が巡りめぐって、
奇跡のような瞬間を呼び起こす、10年越しの恋の物語。

仙台駅前。大型ビジョンを望むペデストリアンデッキでは、日本人初の世界ヘビー級王座を賭けたタイトルマッチに人々が沸いていた。そんな中、訳あって街頭アンケートに立つ会社員・佐藤(三浦春馬)の耳に、ふとギターの弾き語りが響く。歌に聴き入るリクルートスーツ姿の本間紗季(多部未華子)と目が合い、思いきって声をかけると、快くアンケートに応えてくれた。紗季の手には手書きで「シャンプー」の文字。思わず「シャンプー」と声に出す佐藤に紗季は微笑む。

元々劇的な〈出会い〉を待つだけだった佐藤に、大学時代からの友人・織田一真(矢本悠馬)は上から目線で〈出会い〉の極意を説く。彼は同級生の由美(森絵梨佳)と結婚し、2人の子供たちと幸せな家庭を築いている。変わり者ながらも分不相応な美人妻と出会えた一真には不思議な説得力がある。佐藤は職場の上司・藤間(原田泰造)にも〈出会い〉について相談してみるが、藤間は愛する妻と娘に出て行かれたばかりで、途方にくれていた。一方、佐藤と同じく〈出会い〉のない毎日を送っていた由美の友人・美奈子(貫地谷しほり)は、美容室の常連客・香澄(MEGUMI)から紹介された、声しか知らない男に恋心を抱き始めていた。
10年後―。織田家の長女・美緒(恒松祐里)は高校生になり、同級生の和人(萩原利久)や亜美子(八木優希)と共にいつもの毎日を送っている。そして佐藤は、付き合い始めて10年になる紗季に、意を決してプロポーズをするが…。 果たして佐藤と紗季の〈出会い〉は幸せな結末にたどり着けるのか。美奈子の恋は、藤間の人生は―。思いがけない絆で佐藤とつながっていく人々が、愛と勇気と幸福感に満ちた奇跡を呼び起こす。

(公式ホームページ引用 https://gaga.ne.jp/EinekleineNachtmusik/)

 

 

以下、鑑賞後の感想・レビューになります。
ネタバレにご注意ください!

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『アイネクライネナハトムジーク』 感想・レビュー

監督は『愛がなんだ』で気になっていた今泉力哉監督!
『愛がなんだ』は残念ながら見に行けていないので監督の作品は今作が初鑑賞。

結論から言うと、ストーリー・テンポ・映像全てが好みだった。

まずはストーリーについて。
物語の構成が素晴らしかった。
原作は未読ですが「伊坂幸太郎らしいストーリー構成だな」といった作りで、話が進むにつれて「こことここが繋がってるんだ」と驚きます。

そしてテンポ。
ゆっくりと流れる感覚、最高でした。
映画の中に入り込んだような感覚で、登場人物たちに感情移入するにはピッタリなテンポだった。
日常の雰囲気をゆったりと感じれてずっと見ていたくなるような映画でした。

そんで映像。
映像については特に学んでないので偉そうなことは言えませんが、物語序盤でのノスタルジーを感じさせるような映像が最高によかった。

10年前は確か・・・2009年だよね。
春馬がごくせんの映画に出てた頃か・・・🤔
10年前だったらスマホ持ってた人もいるだろうしテレビも液晶の人が多いと思うが・・・細かい点には触れないでおこう。

散りばめられた伏線の数々。

この映画は、びっくりするような何かが起こったり見終えた後にスッキリするようなミステリー系の映画ではないのだけど、物語のいたるところに伏線が散りばめられていて、話が繋がった時は「おおお!」となります。

まずは、佐藤(春馬くん)と紗季(多部ちゃん)の出会い。
街頭アンケートに立っていた佐藤は、ギターの弾き語りに聴き入っていました。
そこで同じくギターに聞き入る女性が・・・目が合って思い切って声をかけると彼女は快くアンケートに応えてくれます。
それが佐藤と紗季の出会い。

この時の「立ち仕事って大変ですよね、座って仕事するのも大変ですけどね。」という何気ないか会話が、2人が再会した時の役に立ちます。
佐藤はこのセリフで紗季に自分を思い出してもらい、さらに友人の結婚式用に持っていたちょっといいシャンプーもプレゼントします。
ここで「立ち仕事って大変ですよね」という会話と”シャンプー”2つの伏線を回収したわけですw

次に。ウィストン小野と美奈子の出会いもなかなか劇的なものだった。
美奈子は働いている美容院の客・板橋香澄(MEGUMI)から「格闘技ってどう思う?」と質問され、何気無く「好きじゃない」と答えます。
その直後に、香澄の弟だというウィストン小野を紹介され、週に何度か電話で会話をする仲となります。

最初のうちは、美奈子とウィストン小野は電話で話すだけの間柄で、顔も知りません。
美奈子はウィストン小野に惹かれているのだけど「今の関係を崩したくない」と気持ちを言い出せずにいました。
そんな中、ウィストン小野から「大事な仕事があるからしばらく電話ができなくなる」と言われてしまいます。
それを香澄に報告した美奈子。

香澄が言うにはウィストン小野はボクサーで、もうすぐ世界チャンピオンをかけた試合があると。
そしてウィストン小野はその試合で勝利したら、美奈子に告白しようとしているのだと言います。
そんでウィストンは見事勝利!世界チャンピオンへと輝きます。

まさか「格闘技って好き?」という質問から全てが繋がっているとはねぇ😌

成瀬
物語とは関係ないんですけど、ドライヤー中にいちいち風を止めて聞き返す動作・・・イライラするw

他にも、いきなり出てきた高校生・美緒(恒松祐里)が一真(矢本悠馬)と由美(森絵梨佳)の娘だったり、美緒の同級生・亜美子が藤間(原田泰造)の娘だったりとか、紗季が亜美子の通っている塾の事務員として働いていたり・・・「おお!そことそこが繋がってんのか!」となる部分がたくさんあります。

もちろん繋がってなくても話は成立するのですが、繋がってるからこそ面白い。
ゆったりとした映画なのに気が抜けない。何気ないシーンにも実は意味がある。
本当にいい映画だったなぁ。

劇的な出会いとは?

春馬くん演じる主人公・佐藤は、劇的な出会いに憧れてるけどただ待ってるだけの青年。

そんな佐藤は、友人・織田一真から上から目線で「劇的な出会いにばっかりに目がいってるともっと大事なことがうやむやになる」「『自分が好きになったのがこの女の子でよかった。俺、ナイス判断だったな』と後で思えるような出会いが最高」と説教されます。

この一真の意見なんだけど、調子がいいように見えてどこか納得ができる。

劇的な出会い方をしたということに気を取られてその人の本質が見えていない、なんてことはよくある気がしてます。
本当に「この人だ」と思える相手なら出会い方なんて関係ないんじゃないかなあと思えるんですよね。

まあ私は劇的な出会いなんてしたことがないし、「この人だ」と思える人に出会ったこともないですけどw

そんな説教までされる夢見る乙女系男子・佐藤でしたが、案外劇的な出会いをして、紗季(多部ちゃん)とつき合うことになります。
1度何気ない出会いをした紗季とたまたま再会したことで急接近した佐藤。
そして10年間のおつき合いを経て、佐藤は紗季ちゃんにプロポーズ・・・!

で、佐藤は肝心なところでしくじってしまい、紗季にプロポーズの返事を保留されてしまいます。
佐藤からのプロポーズの返事を悩みに悩んだ紗季は、佐藤と同棲している部屋に置き手紙を残して実家に帰ります。
彼女と同棲していた部屋に1人残された佐藤は悩みながら彼女の帰りを待つのだけど・・・佐藤はここで『自分が好きになったのがこの女の子でよかった。俺、ナイス判断だったな』と思えているのかどうかを考えるのです。

これも一種の伏線回収であり、「冒頭の何気ない一言がここに繋がるわけね!」と感心していたわけですが、佐藤が出したのはもちろん「紗季でよかった」という答え。

佐藤はこの思いを紗季に伝え、後日紗季は2人が同棲する部屋に帰ってきます。

彼女を迎える佐藤と帰って来た紗季が
「おかえり。」「ただいま。」と言うあうシーン。
すごくよかった!

心が温まるシーンって・・・こういう場面をいうんだろうな。
日常の一コマなのにこんなに観客を惹きつける演技が出来る春馬くんと多部ちゃんもすごい。

そんな2人を見た上で私の意見を述べます。
「劇的な出会いをしたのがこの子でよかった」と思える相手とでないと劇的な出会いにはならない

結局ね、佐藤は一目見た時から紗季のことが好きだったんですよ!
全く興味のない女が手の甲に「シャンプー」というメモを書いていても、後日工事現場でアルバイトをしているところに出くわしても、興味がなければ出会いにならないんです。

つまり、”劇的な出会い”と感じた時点で、佐藤は紗季のことを「この子でよかった」と思ってるってこと。

成瀬
結局、劇的な出会いは正義。

 

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まとめ

満足度 100点満点中 80点

全て好みだったので高評価をつけたい。

ゆったりとしたペースの映画なのに、中だるみもなくあっという間の2時間だった。
かなりよかったので、自分の中で相関図を整理してもう1度見に行ってみようかと思っています^^

それにしても29歳と30歳の矢本悠馬&森絵梨佳の娘ってのはちょっと無理があるよなぁw
それを感じさせないくらいの親役の2人は素晴らしかったけど・・・。
春馬と多部ちゃんも10年間の間に全く外見変わってないし、時の流れにはちょっと違和感はあった。

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