漫画の実写映画化ということで、期待半分怖さ半分で見てきましたー!
メガホンを取ったのは実写版『BLEACH』や『GANTZ』『いぬやしき』の佐藤信介監督。
正直、どれも良い思い出のない漫画原作の映画たち。
半分以上不安な気持ちでしたが、蓋を開けてみるとなかなか面白かった\(^o^)/
世界観は忠実だし映像も綺麗だし、何より簡潔にまとめられた脚本もよかった。
ハショるところはハショり、重要なところの要点はまとめられていて見やすかったです。
これなら原作ファンの方も納得なんじゃないかな。
それでは、実写映画『キングダム』の感想と考察を書いていきます!
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映画『キングダム』
『週刊ヤングジャンプ』にて連載中の原泰久原作「キングダム」を実写映画化。
主演は山﨑賢人。監督は『GANTZ』『BLEACH 死神代行篇』などの佐藤信介。
2019年4月19日に山﨑賢人主演で公開された。
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スタッフ・キャスト
原作 – 原泰久「キングダム」
監督 – 佐藤信介
脚本 – 黒岩勉、佐藤信介、原泰久
音楽 – やまだ豊
主題歌 – ONE OK ROCK「Wasted Nights」
信 – 山﨑賢人、大西利空(幼少期)
嬴政 – 吉沢亮
漂 – 吉沢亮、南出凌嘉(幼少期)
楊端和 – 長澤まさみ
河了貂 – 橋本環奈
成蟜 – 本郷奏多
壁 – 満島真之介
バジオウ – 阿部進之介
朱凶 – 深水元基
里典 – 六平直政
タジフ – 一ノ瀬ワタル
ランカイ – 阿見201
敦 – 大内田悠平
昌文君 – 髙嶋政宏
騰 – 要潤
ムタ – 橋本じゅん
左慈 – 坂口拓
魏興 – 宇梶剛士
竭氏 – 加藤雅也
肆氏 – 石橋蓮司
王騎 – 大沢たかお
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映画『キングダム』あらすじ
紀元前245年、春秋戦国時代、中華・西方の国「秦」。
戦災孤児の少年の信(山崎賢人)と漂(吉沢亮)は、いつか天下の大将軍になることを夢見て日々剣術の鍛錬を積んでいた。
ある日、漂は王都の大臣である昌文君(髙嶋政宏)によって召し上げられ王宮へ。
信と漂の二人は別の道を歩むことになる‥‥。
王宮では王弟・成蟜(本郷奏多)のクーデターが勃発。
戦いの最中、漂は致命傷を負いながらも、信のいる納屋にたどり着く。「今すぐそこへ行け‥」血まみれの手で握りしめていた地図を信に託し、漂は息絶える。
信は漂が携えていた剣とその地図とともに走り出した。
地図が示す小屋にたどり着いた信の目に飛び込んできたのは、静かにたたずむ漂の姿だった!?
死んだはずの漂がなぜーーー
(公式ホームページ引用 https://kingdom-the-movie.jp/)
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キャスティングについて
実写版『キングダム』のキャスティングについて個人的に思ったことなど書いていく。
漢字が難しくて全く読めないので()内に読み仮名をふっておく。
信(しん) – 山﨑賢人

思ったよりよかった。
山﨑賢人に演技うまいイメージなかったけど、違和感なく見れました。
賢人くんはクールなイケメンよりもザ・熱血漢な主人公気質の役の方が合ってると思う。
嬴政(えいせい)、漂(ひょう) – 吉沢亮

嬴政と漂、きちんと演じ分け出来てて流石だったし、相変わらずイケメンだった。まじ好き。
楊端和(よう たんわ) – 長澤まさみ

凛々しく美しかったです。
予告で映ってた「コンフィデンスマンJP」のダー子と同一人物とは思えん。
河了貂(かりょうてん) – 橋本環奈

めちゃくちゃ可愛かった。
正直、初めてキャスティングを聞いたときはしっくりこなかった。
しかし映画本編見た後だともう貂=橋本環奈以外は考えられない。それくらい可愛かった。
銀魂の神楽と同じくアニメ版の貂ちゃんのCVは釘宮理恵じゃん?
わたしの中で釘宮理恵の声=実写は橋本環奈という図式が成立した。
成蟜(せいきょう) – 本郷奏多
ぴったりだった。
褒め言葉だけど、本郷奏多ってこういう性格歪んでる悪役似合うね!
バジオウ – 阿部進之介

常に仮面かぶってたから阿部慎之助が出てることに気がつかなかった。
ちなみに彼のことは『デイアンドナイト』で好きになった。
朱凶(しゅきょう) – 深水元基

特殊メイクで全く誰か分からなかった。
けどよく見ると確かに深水元基w
里典(りてん) – 六平直政
信と漂を下僕として面倒を見ていたおじさん。
原作ではただただ嫌なおっさんだったが、映画ではコミカルな感じで描かれてて面白かった。ゲンキンなやつ具合はツボだった。
王騎(おうき) – 大沢たかお
原作を読んでると全く大沢たかおのイメージはなかったのに、それっぽい演技と存在感は流石だった。

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映画『キングダム』ネタバレなし感想
予告映像がめちゃくちゃ綺麗だったので期待していました。
その反面、『いぬやしき』や『BLEACH』など実写映画がことごとく失敗に終っているので(個人的に面白くなかった映画です。好きな人すみません)怖い部分もありました。
見終えての感想は率直に言うと、面白かった!
漫画の実写映画化の作品としては成功の部類。
原作漫画を途中まで読んでいて触りの部分は知ってたのでストーリー的にはびっくりはしなかったですけど、原作未読の方が見る分には面白い内容なんじゃないかと思います。
ちなみに原作の大ファンである友人と見にいきましたが、満足していたので原作ファンの人も受け入れられる内容みたいです。
映画『キングダム』ネタバレあり感想と考察
ここから先は、一部核心に迫るネタバレを含みます。
まだ本編を見ていない人は注意してください。
物語の内容を知っていても尚、泣けた。いい映画でした。
信と漂の死別と、漂がどんな思いで王(えいせい)の身代わりを引き受けたのか嬴政の口から明かされたシーン、ほんと泣けた。
原作読んでても泣けるってことは、役者の演技と演出の技術なんだろうと思うので、個人的に漫画の実写映画化作品としては大成功!だと思ってます。
原作未読の人も(むしろ内容知らない原作未読の人の方が)、登場人物へ感情移入するタイプの人は泣けたんじゃないかな〜。
王道なストーリー
めちゃくちゃ簡単に映画『キングダム』のストーリーを説明すると、
奴隷の少年が一国のクーデーターに巻き込まれ、王を助けるという物語。
つまりファンタジーとして王道なストーリー。そりゃあ面白いわけである。
そしてわたしが本作を漫画の実写映画として成功だと思った理由は、脚本の分かりやすさにある。
壮大な王道ファンタジーを2時間の映画に簡潔にまとめあげたのはアッパレの一言でした。
映画化された部分は、壮大なストーリーの序章でしかない話なのだけど、重要なエピソードであることは間違いない。
原作漫画は50巻以上あるが(わたしは途中までしか読んでないです)、もちろんその50巻全てを映画にしたわけでなく、巻数で言えば5巻までにあたる話を約2時間の映画にまとめてある。アニメでは15話までの話で、時間にすれば約6時間ほど。それを2時間ちょっとにまとめれたのはやっぱりすごい(今ならHuluでアニメ見れるよ!)
ただ短くしただけではなく、話の要点をちゃんとまとめた上で観客を感動させ、その上アクションシーンまでしっかり魅せるほどの仕上がりだったので、脚本に関しては拍手を送りたいほどだった。
原作に無駄なシーンは一切ないと思ってるんだけどそれを2時間にまとめるってことは省くところは省いてるわけです。
それでも薄っぺらく感じさせない仕上がりだったのが、原作ファンも納得の実写映画になったんじゃないかと思います。
まとめ
満足度 100点満点中75点
ここ最近の漫画原作の実写映画ではだいぶ満足できる仕上がりでした。
漫画原作の実写映画は、役者のコスプレと素晴らしいアクションシーンだけを見ると思ってましたが、本作は脚本もよかった。
感動できる内容で原作未読の層も楽しめる内容なんじゃないかと思います。
山﨑賢人と吉沢亮が好きなら絶対に見に行くべき!

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