映画『仮面病棟』ネタバレあり感想・レビュー!思ったよりおもしろかった。散りばめられた伏線に納得。

 

なるせ

どうもこんにちは!@成瀬です。

映画「仮面病棟」を観てきたので感想とレビューを書く。

 

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映画『仮面病棟』基本情報

現役医師作家の知念実希人原作『仮面病棟』を坂口健太郎主演で映画化。
監督は「任侠学園」「屍人荘の殺人」などの木村ひさし。

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スタッフ・キャスト

原作 – 知念実希人『仮面病棟』
監督 – 木村ひさし
脚本 – 知念実希人、木村ひさし
主題歌 – UVERworld「AS ONE」

速水秀悟 – 坂口健太郎
川崎瞳 – 永野芽郁
佐々木香 – 内田理央
東野良子 – 江口のりこ
菜緒 – 朝倉あき
丸山智己
笠松将
永井大
佐野岳
小堺洋子 – 藤本泉
国平義央 – 小野武彦
金本 – 鈴木浩介
小堺司 – 大谷亮平
田所三郎 – 髙嶋政伸

登場人物

速水秀悟 ・・・坂口健太郎

事件当日の勤務を代わった「一夜限りの当直医」
婚約者を亡くした3ヵ月前の事故以来初めて医師に復帰した誠実で真面目な医師。
しかし、かつて婚約者の緊急搬送を断ったのは田所病院だった。

川崎瞳・・・ 永野芽郁

仮面の凶悪犯に撃たれ拉致された「女子大生」
閉じ込められた病院内で速水と共に脱出を試み、次第に信頼を寄せていく。
しかし、なぜ凶悪犯に撃たれ拉致されたのか理由はナゾのまま。

小堺司 ・・・ 大谷亮平

当直を交代した速水の先輩「医師」
正義感が強く、かつて亡くした妹は速水の元婚約者だった。
しかし、亡くした妹の緊急搬送を最後まで病院に懇願していたが・・・。

田所三郎 ・・・高嶋政伸

田所病院の「病院長」
病院、患者、そして命。医師として崇高な理念を抱く中、事件に巻き込まれる。
しかし、なぜか警察への通報を頑なに拒み、何かを必死に守り続ける。

東野良子 ・・・ 江口のりこ

清廉潔癖で常に冷静な「看護師」
病院を深く熟知していることから事件当日は速水の案内役となる。
しかし、気づいてはいけない秘密を知り・・・。

佐々木香 ・・・内田理央

院長に常に付き添う「看護師」
病院を去る最後の夜、籠城事件に巻き込まれる。
しかし、病院内で公言出来ない大きな秘密を抱える。

菜緒 ・・・朝倉あき

「瞳の姉」
両親の急逝後、瞳の親代わりをしていた。


(画像出典 http://wwws.warnerbros.co.jp/kamen-byoto.jp/)

 

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映画「仮面病棟」あらすじ

その日、平穏だった「田所病院」はピエロの仮面をつけた凶悪犯に占拠された。
そこには、一夜限りの当直医の速水と、凶悪犯に撃たれた女子大生の瞳。
危険な密室と化した病院から脱出を試みる2人は、次々と不可解な謎に遭遇する―。
入院記録のない患者たち。隠された病室、あるはずのない最新の手術室。
警察への通報を拒否する院長とスタッフ。意図の見えない凶悪犯の犯行目的…。

ここでは病院も人間も
ウソの仮面をかぶっている―。

(公式HP引用 http://wwws.warnerbros.co.jp/kamen-byoto.jp/)

 

 

※以下、核心には触れていませんがネタバレを含みます。
映画をまだ見てない人はご注意ください。

 

 

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映画『仮面病棟』感想・レビュー

率直に言うと、おもしろかった。
娯楽エンタメ映画として十分に楽しめる。

監督はドラマ『99.9 -刑事専門弁護士-』『Heaven? 〜ご苦楽レストラン〜』などの演出を手掛ける木村ひさし監督。
映画では『任侠学園』『屍人荘の殺人』などが記憶に新しいです。

ドラマ出身の監督であり、さらに私をガッカリさせた『屍人荘の殺人』の監督ってことで、正直まったく期待せずに映画館に足を運びましたw
坂口健太郎が出てなかったらきっと鑑賞もしてなかったと思う。
それくらい期待度が低かっただろうか?
思っていたよりおもしろかった。

正直、ツッコミどころをあげるとキリがない。
黒幕の正体に早い段階で気づいてしまう。
手術直後の永野芽郁が歩き回れる不思議。
テレビ中継されるような会見を急に開けてしまう謎。
しかも会見の存在を知らなかった政治家たち。

全体的にファンタジーな内容だったのだけど『屍人荘の殺人』レベルの映画を想像してたのでアレよりかは面白く感じた(´・ω・`)

そこそこ面白いと感じたのは原作がしっかりしてるからってのもあるかもしれないです。(未読ですけど)
こいつが黒幕だろうな〜と思う人物が本当に黒幕なんですよ。
病院側が隠している出来事もおおよそ予想通り。
しかしそれでも「ああ、そういうことなんだ」と納得させてくれるような伏線が散りばめられていて、もう1度見返してみたくなるようなおもしろさがありました。
まあかと言ってもう1度映画館に足を運ぶかと聞かれればそこまででもなかったですがw
レンタル開始されたら見返してみたいとは思います。

そんな感じで伏線については感心。
それでもやっぱり邦画特有の中だるみと言いますか、映画中盤で少々退屈に感じる時間があった。
そこら辺がもう一度映画館に足を運ぼうとまで思えない原因でもあります。

夜の病院がピエロの仮面をつけた凶悪犯に占拠されているというこの上なくスリラーな展開なのに、眠くなる不思議を味わったよ(΄◉◞౪◟◉`)
非常に個人的な意見ですが、いちいち答え合わせの映像を入れるスタイル苦手です。
種明かしの部分はいいとして院長があるものを隠したシーンのクドい回想は必要だったろうか?
ああいう演出を見ると萎えてしまう。

と、許容範囲ではありますが萎える演出もチラホラ。
しかしエンタメ性の強い娯楽映画では仕方のないことかもしれないですね(´・ω・`)

坂口健太郎の熱い訴えに心打たれる

もう坂口健太郎のことしか書かないので、映画のレビューだけ読みたい人はまとめに飛んでくださいw

映画の内容については全く期待せず、坂口健太郎のためだけに観に行ったと言っても過言ではない本作。
坂口健太郎はやっぱり期待に応えてくれた!!!!

「イノセンス冤罪弁護士」の時から思っていたけど、坂口健太郎くんは熱弁する演技がうまいね。
テレビ会見を通して瞳に訴えかける速水先生の姿には心打たれた。
公共の場でのアレはさすがに恥ずかしくなるけど、それでも感動しちゃうほどの訴え。
あれで心が動かない女はいない(΄◉◞౪◟◉`)

 

 

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まとめ 満足度

個人的満足度 100点満点中70点

中だるみ感はあったけど、脚本がしっかりしているし全体的に楽しめました。
わたし的にはエンタメ映画としてアタリの部類だと思っています。
言うまでもなく坂口健太郎と永野芽郁のファンは満足できるでしょう😌
仮に話がつまらなくても坂口健太郎の演技に心打たれることは間違いない!

ところで、この映画には関係ありませんが、コロナウィルスの感染が心配なのでしらばく映画館に行くのは自粛しようかと思います。
毎週金曜日はハシゴで映画を見ていたので正直つらい。