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目次
映画『影踏み』基本情報
11月15日に公開された日本映画。
原作は横山秀夫の同名小説で主演は山崎まさよしが務める。
「ノビ師」と呼ばれる忍び込みを得意とする泥棒、真壁修一がさまざまな事件に巻き込まれていく姿を描く。
スタッフ・キャスト
原作 – 横山秀夫『影踏み』
監督 – 篠原哲雄
脚本 – 菅野友恵
音楽 – 山崎将義
主題歌 – 山崎まさよし『影踏み』
真壁修一 – 山崎まさよし
安西久子 – 尾野真千子
啓二 – 北村匠海
葉子 – 中村ゆり
吉川聡介 – 竹原ピストル
大室誠 – 中尾明慶
回想の安西久子 – 藤野涼子
栗本三樹男 – 下條アトム
菅原春江 – 根岸季衣
大石吾朗
高田里穂
図書館にいた女 – 真田麻垂美
加藤 – 田中要次
久能次朗 – 滝藤賢一
馬淵昭信 – 鶴見辰吾
真壁直美 – 大竹しのぶ
登場人物紹介
真壁修一 – 山崎まさよし
元々はエリートだったが母親が家に放火し双子の弟と心中したことを境に、世間のルートから外れ、プロの窃盗犯として生きている。
安西久子 – 尾野真千子
真壁修一の幼馴染で(元)恋人。
啓二 – 北村匠海
真壁を慕う若者。
葉子 – 中村ゆり
真壁の入った家の寝室で夫を殺そうとしていた女。
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映画『影踏み』あらすじ
世間のルールを外れ、プロの窃盗犯として生きてきた真壁修一(山崎まさよし)。
ただの「空き巣」とは違う。
深夜に人のいる住宅に忍び込み、現金を持ち去る凄腕の「ノビ師」だ。
証拠も残さず、取り調べにも決して口を割らない。高く強固な壁を思わせるそのしたたかさで、地元警察からは「ノビカベ」の異名で呼ばれていた。ある夜、真壁は偶然侵入した寝室で、就寝中の夫に火を放とうとする妻の姿を目にする。
そして彼女を止めた直後に、幼なじみの刑事・吉川聡介(竹原ピストル)に逮捕されてしまう。
2年後、刑期を終え出所した真壁は、彼を「修兄ィ」と慕う若者・啓二(北村匠海)と共に、気がかりだった疑問について調べ始める。
なぜあの夜、自分は警察に補捉されてい たのか。
そして、あのとき夫を殺そうとしていた葉子(中村ゆり)という女の行方は?恋仲の久子(尾野真千子)が懸命に止めるのを振り切り、自らの流儀で真実に迫っていく真壁。
裏社会を結ぶ細い線が見えてきた矢先、新たな事件が起こって……。(公式ホームページ引用 https://kagefumi-movie.jp/)
以下、映画鑑賞後のレビューになります。
一部核心にせまるネタバレを含見ます。ご注意ください!
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映画『影踏み』感想・レビュー
「は?そんなのアリかよ?」と裏切られた気分だった。
物語は主人公・真壁修一(山崎まさよし)が刑期を終え出所したところからはじまる。
出所後すぐに彼を「修兄ィ」と慕う若者・啓二(北村匠海)が現れて、ずっと行動を共にしていたんだけど・・・この啓二、主人公の死んだ弟の亡霊だった(΄◉◞౪◟◉`)
やけにみんな北村匠海のことをシカトするなぁーと思っていたら見えてなかったヤツねw
久子(尾野真千子)の部屋にあがらなかったり怪しい感じはあったのだけど、まさか幽霊だったとは。
しかしこの亡霊設定は肯定的に受け止めたい。
確かにいきなりのファンタジー設定に裏切られた感はありました。
だけど不思議と話が進むに連れて受け入れられちゃうんですよ。
それはこの映画がミステリーではなく自己の対話に重点を置いているからかと思われます。
物語の序盤、事件の詳細の説明を口頭で行われ「観客に事件を把握させる気あるのかよ。映像で見せてくれよ。」と思ってました。
それがそもそもの勘違いだった。
この映画の醍醐味は、主人公・真壁修一が自分自身と対話をして過去(弟の亡霊)に打ち勝つことだった!
真壁は事件を追いながら、自分の中の啓二と向き合い、双子として生まれた人生について考え直します。
その過程を見る映画だった訳ね。ミステリー映画だと勘違いしていたよ。
このファンタジー設定を好意的に捉えられるかどうかで映画に対する評価が分かれそうですね。
北村匠海くんに助けられた
主人公が死んだ弟の亡霊と対峙して心の整理を行うってだけの映画だったらゲンナリして帰ってた。
そんな私がこの映画を肯定的に思えたのは、北村匠海くんのおかげである。
あ、私がイケメン好きなのとは関係ないですよw
まずは双子を演じ分けた北村匠海くんの器用さに驚いた。
そして母(大竹しのぶ)と焼け死んで行く回想シーンでは、この映画で唯一、泣きそうになった。
死んだ啓二は優秀な兄・修一に何をやっても勝てず、自暴自棄になり犯罪に手を染めてしまう。
それが世間にバレて真壁家は嫌がらせを受けるようになる。
耐えきれなくなった母は、家に火をつけて啓二と心中を行う。
こんな悲しい親子を見せられたらそりゃあ・・・心を動かされるでしょう😭
道ずれにしようとしたけど土壇場で啓二を逃がそうとする母。
殺されそうになったのに母を守ろうとする啓二。
なのに最後まで啓二より修一のことを考える母・・。
啓二のことを思うと涙が・・・溢れそうになった。(泣くまではいかなかったw)
でも、この感動的なシーンも修一の妄想なんだよなぁ(΄◉◞౪◟◉`)
わたしは幽霊は信じていないので全て妄想と解釈している。
ずっとついて回ってた啓二も修一の妄想でイマジナリーフレンドみたいなもんでしょ。
しかし残された者はこうして生きていくしかないのである。
双子という片割れをなくした修一が心境を整理する物語だと思えば奥深い話でした。
#影踏み
原作未読で見た。
ミステリー部分はアッサリ。話もファンタジーすぎてびっくりしたけど、片割れを亡くした主人公が喪失感と悲しみを乗り越えて心の整理をする話だと思えば納得。最後の北村匠海くんには泣かされた😢 pic.twitter.com/Dh058SkMxJ
— サブカル🐒 (@sabukaru00) November 15, 2019
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まとめ&個人的評価
満足度100点満点中70点
ミステリー部分はアッサリ。
設定もファンタジーで唖然としたけど、片割れを亡くした主人公が喪失感と悲しみを乗り越えて心の整理をする話だと思えば納得。
心を動かされる部分もあって見応えはありました!
ただ、やっぱりミステリー部分が分かりにくて残念でした。
それにしても、山崎まさよしと北村匠海。尾野真千子と藤野涼子。全く似てない🤔
ちなみに藤野涼子と尾野真千子は「ソロモンの偽証」でも若い頃と成長後を演じてましたね!
再共演にはちょっとテンション上がったけど、かと言って似てはないなw
そんな感じで最近みた映画の中では、「楽園」「閉鎖病棟」に引き続きおもしろかったですー!
前者2つに比べてそこまで重くないので見やすい映画だとも思う😌

とりあえず北村匠海くん好きなヤツは全員見ろ。
(ページ内画像引用元 https://kagefumi-movie.jp/)
映画『影踏み』を見たので感想とレビューを書く。