映画『検察側の罪人』を見て来たネタバレ有り感想・考察。キムタクとニノの演技に注目!

 

友達が嵐好きなので検察側の罪人見に行きました。

アイドル映画だと思ってあまり期待していなかったので予想よりかは面白かった!

【ある殺人事件を巡る2人の検事の対立を描く】とだけ聞いていたのでベテラン刑事のキムタクとエリート若手検事の二宮くんの確執を描かれた作品かと思い見に行ったのですが、ちょっと違いました

雫井脩介さん原作なのである程度面白いのは当然ですよね。

今回は検察側の罪人のあらすじ、ネタバレありの感想・考察を書いて行きます。
見終わってない人はここまでで。笑

 

検察側の罪人とは

元SMAPの木村拓哉と嵐の二宮和也が共演したことで話題に。
映画動員ランキング初登場1位に輝き、2018年10月5日現時点で興行収入は27億円。

監督は『クライマーズ・ハイ』『わが母の記』『日本のいちばん長い日』など手がけた原田眞人監督。
原作は『犯人に告ぐ』『火の粉』『クローズド・ノート』火の粉で知られる雫井脩介さんによる同名小説『検察側の罪人上・下』

Amazon 楽天 kindle eBookJapan

 

 

スッタフ・キャスト

原作 – 雫井脩介
監督・脚本 – 原田眞人
音楽 – 富貴晴美、土屋玲子

最上毅 – 木村拓哉
沖野啓一郎 – 二宮和也
橘沙穂 – 吉高由里子
丹野和樹 – 平岳大
弓岡嗣郎 – 大倉孝二
小田島誠司 – 八嶋智人
千鳥 – 音尾琢真
前川直之 – 大場泰正
青戸公成 – 谷田歩
松倉重生 – 酒向芳
高島進 – 矢島健一
桜子 – キムラ緑子
運び屋の女 – 芦名星
最上奈々子 – 山崎紘菜
船木賢介 – 三浦誠己
田名部刑事 – 阿南健治
小池孝昭 – 田中美央
小田島の妻 – 赤間麻里子
久住由季 – 長田侑子
藤尾検事 – 黒澤はるか
諏訪部利成 – 松重豊
白川雄馬 – 山崎努

 

 

あらすじ(ネタバレなし)

木村拓哉演じる東京地検の検事・最上毅と同じ刑事部に、検察教官時代の教え子だった二宮和也演じる沖野啓一郎が配属されてきた。

ある日大田区蒲田で老夫婦刺殺事件が起きる。被害者の老夫婦は年金のほかに、アパート貸しの家賃収入で生活をしていたが、老夫婦の夫は競馬が趣味で、競馬仲間たちに数万から数十万円程度の金貸しをしていた。最上の指導のもと、沖野はこの捜査本部事件を担当することになる。
捜査に立ち会った最上は、複数の容疑者リストの中から一人の容疑者の名前に気づき驚愕する。松倉重生。それは、すでに時効となった23年前の根津で起きた女子中学生殺人事件の有力容疑者と当時目されていた人物だった。殺された少女・久住由季(当時中学2年生)は、最上が大学時代に親しくしていた寮の管理人夫婦の一人娘であった。しかし結局は証拠不十分で逮捕には至らず、事件は迷宮入りしたまま時効を迎えた。

松倉は、リサイクルショップでアルバイトをする、現在63歳の風采のあがらない男であった。最上は、松倉が今回の蒲田の刺殺事件の犯人であるならば、今度こそ松倉に罪の償いをさせ、法の裁きを受けさせなければならないと決意する。別件で逮捕された松倉は取り調べ中に、すでに時効の成立した23年前の根津の事件についてはあっさり自身の犯行を自供したものの、今回の事件に関しては一貫して犯行を否認し続ける。捜査が進むにつれ、新たな有力容疑者(弓岡嗣郎)が浮上するなど、松倉犯人説は難しくなっていくが、最上はあくまでも松倉にこだわり続ける。一方、直接、松倉の取り調べを担当する沖野は、最上が執着する事情を知らず、彼が指示する捜査方針に疑問を持ち始める。
(ウィキペディア引用)

以下全面ネタバレあり注意

『検察側の罪人』の感想と考察

まず見終わって1番最初に思ったのは検察側の罪人ってまさしくその通りじゃん!
まさかキムタクが罪人になってしまうとは。

二宮演じる沖野の葛藤が見どころ

二宮くん演じる若手検事の沖野はキムタク演じる最上に憧れていて崇拝するレベルだったのに、最上が松倉を犯人に仕立て上げようとしていることに気づき、最上を信じたい気持ちや自分の正義感と葛藤します。
最上を疑う気持ちと疑ってはいけないと思う気持ちに板挟みになるが、吉高由里子演じる立会事務官の橘の助言もあって最上への疑惑の念は強まるばかり。
その沖野の葛藤するシーンは本作品で一番の見どころなんじゃないかと私は思う。
橘が「現段階で松倉一人を犯人に絞るのは早すぎるのではないか」と最上に意見するシーンで沖野は橘を厳しく注意するが、その後橘にキツい言い方をしたことを謝ったのと同時に「自分も同じことを感じていた」と橘に打ち明けています。このシーンでも最上を疑う気持ちがあるが、疑いたくないと言う気持ちもある、そして検事という職業は簡単に上司や上の人間に意見することができないと感じました。

最上の空回りがかわいそうすぎた

恐らく観客は最上よりか沖野に感情移入する人の方が多かったんじゃないかと思います。
最上が【松倉を犯人にしたい】と感じるところまではまだ感情移入できる。松倉最低なやつだし、親しかった女の子があんな酷い殺され方されたら恨む気持ちもわかる。
だけどなぜ弓岡を殺そうと思うのかが全く理解できなかったです。
弓岡も人殺しだし裁かれるべき人間だけど、なんで最上が殺す必要あんの?と思うし、人を殺してのうのうと生きてる時点で最上も松倉と同類の人間に堕ちたことになる。
結局ボロが出て弓岡が真犯人だという事実を隠すことはできず松倉は無罪に。最上がやったことは全て無駄になったいうわけです。
そして沖野という優秀な人材まで失うし、最上のやったことは全て空回りに終わった。ちょっとかわいそうだった。

尺が足りていない感

尺が足りていなかったのか、戦争の話や最上の友人の丹野のことなどの話が雑。
思い切って話を省くこともできたかもしれないが、友人丹野が死んだことによって最上も行動を起こそうと決意しただろうし、これが映画の難しいところ。
かと言って2部作にされても2回も見に行くのが面倒だし。

二宮くん演技うまいなーと思った

あんまり彼のドラマや映画をじっくり見たことなかったけど、二宮がなぜ演技派と言われているのかわかりました。
エンタメ番組や映画の番宣でも言われていた松倉の取り調べシーンももちろん圧巻だったけど、私は沖野が最上に初めて意見し完全に対立したシーンが好きです。
凶器が指紋を拭き取られて松倉の書込み入りの競馬新聞に包まれて出てきた。矛盾だらけの凶器の出現に「松倉が犯人な訳ないだろ」とやっと口に出して言ったシーン。
今まで抑えていたものがあふれ出した感じとか感情の表し方がうまいなーと思いました。

終わり方

あまりスッキリしない終わり方だと思った。
後味を残す感じの終わり方は嫌いじゃないけど、この映画の終わり方は後味が残る、という感じではないくスッキリしない。
ですが、この映画の内容だとスッキリする終わり方は見つからないし重みを持った終わり方、という感じでした。

 

 

さいごに

賛否両論あるみたいだけど私はこの映画面白いと思います。
ダークヒーロー最上VS自分の正義を貫こうとする沖野という感じで考えさせられました。
それにしても松重豊と芦名星の何でも屋みたいなのは便利すぎて現実味ない。本当にこんなに便利な人たちいるの?人殺しの手伝いしてくれる集団とかいるのかなー。この人たちが出てきたことによって物語の現実味かなり薄れますね。
車の準備、銃の準備、車の廃棄までは許容できるけど、力尽きて寝てしまったら迎えに来てくれたり頼んでもないのに吉高由里子の周辺調べたり便利すぎでしょ。
最後の松倉を轢き殺したのは諏訪部が勝手にやったことなのかな?
最上は「人殺しの依頼だけはしない」と言っていたけど気が変わったんですかね?
こういう観ている側に考えさせる作りは嫌いじゃないのでじっくり考えます。

結論、吉高由里子も可愛かったし見に行ってよかった!
とりあえず尺の足りてなさ感がかなり前面に出ていたので原作を読んでみます。