映画『Diner ダイナー』見てきました。
蜷川実花監督の手がけた『さくらん』『ヘルタースケルター』などを初めて見たときは衝撃的だったけど、本作も蜷川ワールドに引き込まれて楽しかった😌
それではそんな映画『Diner ダイナー』のネタバレあり感想とレビューを書いていきます。
(感想・レビューだけ読みたい人は目次から飛んでね!)
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映画『Diner ダイナー』概要
平山夢明の小説『DINER ダイナー』を藤原竜也主演で映画化。
『さくらん』『ヘルタースケルター』の蜷川実花がメガホンを取る。
2019年7月5日に公開された。
一番カッコいい藤原竜也を!『Diner ダイナー』蜷川実花のこだわり @DinerMovie @ninagawamika @fujiwara_staff https://t.co/enP46VQriW
— シネマトゥデイ (@cinematoday) 2019年7月5日
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スタッフ・キャスト
原作 – 平山夢明『DINER ダイナー』(ポプラ社「ポプラ文庫」)
監督 – 蜷川実花
脚本 – 後藤ひろひと、杉山嘉一、蜷川実花
主題歌 –
ボンベロ – 藤原竜也
オオバカナコ – 玉城ティナ
スキン – 窪田正孝
キッド – 本郷奏多
ブロ – 武田真治
カウボーイ – 斎藤工
ディーディー – 佐藤江梨子
ブタ男 – 金子ノブアキ
マテバ – 小栗旬
マリア – 土屋アンナ
無礼図(ブレイズ) – 真矢ミキ
デルモニコ – 蜷川幸雄(肖像画)、井手らっきょ
コフィ – 奥田瑛二
登場人物について
映画『Diner ダイナー』に登場するキャラクターたちを個人的な意見を踏まえて紹介していく。
ネタバレを含むので注意してね!
ボンベロ – 藤原竜也
殺し屋専用の食堂【ダイナー】に王のように君臨するシェフ。
元は腕利きの殺し屋。
カンコには威圧的に振る舞うが料理の腕は一流。
オオバカナコ – 玉城ティナ
日給30万の怪しいアルバイトに手を出し、ダイナーのウエイトレスとして売られてしまう。
幼い頃に母に捨てられ、祖母に育てられた。以降、誰のことも信じられず孤独を抱えている。
スキン – 窪田正孝
全身傷だらけの凄腕の殺し屋。
他の殺し屋たちからは「雑巾男」などと揶揄されているが、傷の下はイケメン。
カナコの境遇に同情してダイナーから救い上げようとする(まるで見受けのごとく)
キッド – 本郷奏多
幼い子どもの容姿をしているが、殺し屋稼業で相手を油断させるため、全身整形を繰り返して今の姿になった。
殺しの際は相手を切り刻みながら無邪気に笑うサイコパス。
ブロ – 武田真治
ダイナーの常連客。
スペイン語を喋りながらお仲間の4人で連んでいる。
フツーに咬ませの雑魚キャラだった。
カウボーイ – 斎藤工
カナコが『日給30万円』の怪しいバイト先で出会った男。
武田真治以上の咬ませキャラ。
ディーディー – 佐藤江梨子
カウボーイ(斎藤工)の連れの女。
仕事中でもカウボーイとイチャイチャしているバカップル要員。
ブタ男 – 金子ノブアキ
カナコをダイナーに売り飛ばした組織の男。
ブタのマスクを被っているので、最後まで誰だかわからなかった。
マテバ – 小栗旬
スキンが仕えるボスで、組織内の東のトップ=東のマテバ。
虫が好きでカブトムシを食べる。
出番はわずか数分。すぐ死ぬ。
マリア – 土屋アンナ
組織内の西のトップ=西のマリア。
女王様気質でめちゃくちゃセクシーな服を着ている。
無礼図(ブレイズ) – 真矢ミキ
組織内の北のトップ=北の無礼図。
「美しいことは正しい」という信念を持っている。
完璧に宝塚の真矢みきさん。
コフィ – 奥田瑛二
南のトップ=南のコフィ。デルモニコに次いで組織のナンバー2。
デルモニコ亡き後、1周忌まで封印とされた跡目相続までの間、実質的に組織を仕切ってきた。
黒幕かと思われたが大したことなかった。

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映画『Diner ダイナー』あらすじ
ようこそ、殺し屋専用のダイナー<食堂>へ
そこは、命がゴミのように扱われる、殺し屋専用のダイナー<食堂>。店主は、元殺し屋で天才シェフのボンベロ。「俺は、ここの王だ。砂糖の一粒まで俺に従う。」
日給30万の怪しいアルバイトに手を出したオオバカナコは、ウェイトレスとして売られてしまう。次々と店にやってくる殺し屋たち。オーダーは極上の料理か、殺し合いか…店主、ウェイトレス、殺し屋たち。新たな殺し合いが今、始まる――!(公式ホームページ引用 http://wwws.warnerbros.co.jp/diner-movie/about.html)
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映画『Diner ダイナー』感想・レビュー
ヘルタースケルターを観た時から「映像は素晴らしいのに内容は中の下だな〜」という印象のあった蜷川実花監督作品。
それがびっくり。内容も思いの外、面白かった。
ダイナーは、自己肯定感の低い女の子・カナコ(玉城ティナちゃん)が、殺し屋専用の食堂<ダイナー>で働くことになり、威圧的で感じの悪いシェフ・ボンベロ(藤原竜也)や常連客たちと関わりながら成長していく物語。
自分に自信が持てない女の子が仕事を通じて成長する物語は使い古された王道ストーリーであるんだけど、職場が“殺し屋専用の食堂”となれば一気に新鮮さを感じた。
カナコの成長を描いた王道ストーリーと、殺し屋たちの殺伐とした雰囲気を描くスリリングさを兼ね備えた、謂わば新感覚の映画でした。
ついでにカナコとボンベロ、それにスキンをプラスした恋愛要素も満載で女の子なら胸キュン間違いナシかと思われます。
蜷川実花作品、初の男性主人公と言いつつ主役はカナコ
蜷川実花さんが監督を務める映画で初の男性主人公と聞きましたが、完璧にカナコが主人公です。
藤原竜也の存在感とネームバリューで主演を藤原竜也にしているんでしょうけど、終始カナコ目線でストーリーは進み、常に画面に映っているのはカナコでした。
前述した通り、この映画には恋愛要素も含まれていて(むしろそれメインな気もする)、世の女性たちが感情移入できそうな女の子を話の中心としています。
これは間違いなく女性に指示される映画🤔
もちろんこの映画を嫌いな女性もいるでしょうが、女性監督の感性を生かした仕上がりだな〜と感じました。
監督の次回作『人間失格』は完璧に男性主人公になるのでどのように描かれるのかが非常に楽しみ!
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まとめ・映画『Diner ダイナー』の満足度
満足度 100点満点中 65点
内容は思っていたよりかは面白かったのですが、終盤で繰り広げられる戦闘シーンは途中で飽きてしまいました‥。
これはわたしがアクション系を苦手としているのが原因なので、アクション系が苦手じゃない人が見ればもっと満足する映画になるかと思います。
途中で飽きたものの、映像が最高だったのでお金を払う価値が十分にありました。
蜷川実花さんの描く世界観が好きな人はぜひ観に行くべき!
そして玉城ティナちゃんが可愛くて、藤原竜也がかっこいい、窪田正孝もかっこいい、本郷奏多がすごすぎる(すごいとしか言いようがない)など見どころも満載。
ラストはロマンチックな結末で‥‥‥😌
少女漫画好きな人なら大大大満足で間違いないでしょう!