
それではそんな感じで映画『スマホを落としただけなのに』の感想とレビューを書いていきます!
(感想・レビューだけを見たい人は目次から飛んでください!)
「スマホを落としだだけなのに2」のレビューはこちら↓
スポンサードサーチ
【スマホを落としただけなのに】基本情報
2018年11月2日に公開された。
志駕晃による小説『スマホを落としただけなのに』を映画化。
監督は「リング」「クロユリ団地」「MONSTERZ モンスターズ」などの中田秀夫。
原作の『スマホを落としただけなのに』は2016年第15回『このミステリーがすごい!』大賞で、最終候補に残るも落選。しかし、隠し玉(編集部推薦)として、加筆修正を加えた後に2017年4月に宝島社文庫より刊行された。
スポンサードサーチ
スタッフ・キャスト
原作 – 志駕晃『スマホを落としただけなのに』
監督 – 中田秀夫
脚本 – 大石哲也
音楽 – 大間々昴、兼松衆
主題歌 – ポルカドットスティングレイ「ヒミツ」(UNIVERSAL SIGMA)
稲葉麻美 – 北川景子
加賀谷学 – 千葉雄大
小柳守 – バカリズム
武井雄哉 – 要潤
杉本加奈子 – 高橋メアリージュン
大野俊也 – 酒井健太(アルコ&ピース)
天城千尋 – 筧美和子
毒島徹 – 原田泰造(ネプチューン)
浦野善治 – 成田凌
富田誠 – 田中圭

スポンサードサーチ
あらすじ
彼氏の富田(田中圭)に電話をかけた麻美(北川景子)は、スマホから聞こえてくる聞き覚えのない男の声に言葉を失った。たまたま落ちていたスマホを拾ったという男から、富田のスマホが無事に戻ってきて安堵した麻美だったが、その日を境に不可解な出来事が起こるようになる。
身に覚えのないクレジットカードの請求や、SNSで繋がっているだけの男からのネットストーキング。落としたスマホから個人情報が流出したのか?
ネットセキュリティ会社に勤める浦野(成田凌)に、スマホの安全対策を設定してもらい安心していた麻美だったが、その晩、何者かにアカウントを乗っ取られ、誰にも見られたくなかった写真がSNSにアップされてしまう。時を同じくして、人里離れた山の中で次々と若い女性の遺体が見つかり、事件を担当する刑事・加賀谷(千葉雄大)は、犯人が長い黒髪の女性ばかりを狙っていたことに気が付く。
スマホを拾ったのは誰だったのか。連続殺人事件の真犯人はいったい誰なのか。
そして明らかになる“奪われた麻美の秘密”とは?(公式ホームページ引用)
以下、映画鑑賞後の感想になります!
一部核心を含むネタバレもありますので映画未鑑賞の方はご注意ください。
※普通に犯人の名前も出してるので要注意!
スポンサードサーチ
【スマホを落としただけなのに】感想・考察
中田秀夫監督作品と聞いていたのでホラー要素が強いのかと思っていたけど、全くホラーな部分はなかった。
霊的な怖さより現代社会の恐怖と成田凌の怖さを感じたwww
テンポもよくて常にハラハラドキドキ出来るし、犯人が分かった後も主人公・麻美の過去についてなど二重の種明かしを楽しめておもしろい映画でした〜!
リアルな恐怖
誰にでもありうるリアルな恐怖が描かれた映画だった。
ストーリーは、主人公・麻美(北川景子)の彼氏・富田くん(田中圭)がスマホを落としたことをキッカケにはじまります。
富田くんは盗まれたスマホから氏名や職場、クレジットカード情報、彼女・あさみんとのベッド写真などなど、ありとあらゆる個人情報を抜かれてしまいます。
さらに犯人はあさみんに目をつけてありとあらゆる手を使ってあさみんに嫌がらせし、最後には拉致監禁してしまいます・・・。
スマホを落とすことによる被害って機種を転売されたり、そんなレベルだと思っていたワタシは恐怖に震えた😩
ヤバイ人にスマホを拾われたらここまでの被害があるとはね(΄◉◞౪◟◉`)
スマホを落とすのって財布を落とすことより危険ですね🙄
スマホが普及した現代だからこそ起こりうる恐怖。まさに現代ホラー映画だった。
とりあえずこの映画がきっかけで本気でSNS辞めたくなりました。

犯人がわかった後も楽しめる作品
この手の作品は犯人が分かった後は犯人逮捕くらいしか山がない作品が多いですが、この映画では主人公・あさみんが秘密にしていた過去が明かにされたりと、最後の最後まで気をぬくことなく楽しめました😌
まさに二転三転して楽しめる内容だった!
犯人は「やっぱりお前か🙄」という感じでしたが、すぐに「で、あさみんの過去ってどうなの?」って感じで飽きることはなかったかな。
二重で種明かしするストーリーは観客を飽きさせない作りで面白かった^^
正直、犯人もあさみんの過去もめちゃくちゃ捻りがあるというわけではなかったけど、種明かしの二重構想ということで話のテンポが早くて退屈な時間はなかったです🤔
犯人役の○○の演技がすごい
何となく読める犯人だったので特別ビックリはしませんでしたが成田凌の演技がスゴかった🙄
うますぎて恐怖(΄◉◞౪◟◉`)

↑この好青年がいきなり豹変。
まじでキモチ悪い猟奇的殺人鬼に変わります(´・ω・`)
この映画で成田凌の評価がかなり上がった。
コードブルーくらいしか注目したことがなかったけど、こんなに演技力がある人だったのか・・・!
ちょいちょい出てくるツッコミどころ
映画はフィクションなのでよく起こりうることですがこの映画にもちょいちょいツッコミどころが。
あさみんが富田くんに過去の話をし終えるまでじっと待ってくれてる成田凌や、いくら得意分野と言え新人刑事の千葉雄大が有能すぎるのは非現実的で笑えた🤔
バカリズム疑ってごめん
バカリズムは本気であさみんに気持ち悪いメッセージを送りつけてると思っていたよ(΄◉◞౪◟◉`)
黒幕でないにしてもガチであさみんのこと好きなのかと思ってたw
疑ってごめんw
犯人も「こいつならリアルだろ」と思ってバカリズムを標的にしたのかな🤔人選力が素晴らしいw
一方で要潤演じるあさみんの大学時代の先輩は犯人関係無しにただのクズでした。
善と悪の対比
千葉雄大と成田凌の善と悪の対比が1番の見どころだと思ってる。
なかなか深くて考えさせられた。
新人刑事の加賀(千葉雄大)と浦野(成田凌)は、幼い頃に似たような経験をしていて同じくパソコン関連に秀でた技術を持っている。
そんな二人が、一方は刑事になり、一方は猟奇的殺人犯。
同じような境遇の二人でも全く違った道を歩むことができると、善と悪で対比してあるのは面白かった😌
もちろん全く同じ経験をしたわけではないし、どちらの方が辛い思いをしたってわけでもないですけど、境遇が全てではないんだよな〜と考えさせられる物語でもありました🤔
で、この構成は犯人に対してどこまでも厳しいなとも思った。
最近の作品は犯人が悲劇的に描かれたものが流行っているじゃないですか(根拠はないw)。
この映画も「ああ、そっち系か」と思ってしまったのですが、千葉雄大との対比をキッチリ描いてくれたことで、犯人は可哀想ではないっていうことを強調してくれました。
よく「小さい頃にこういう体験をした人はこうなりやすい」っていう統計などがあるけど、それって必ずしも100%じゃないですよね。
幼い頃の辛い思い出に負けずに真っ当に生きている加賀という勝ち組を登場させてくれたことで、「犯人も可哀想」っていう空気を軽くしてくれてスッキリ。
あさみんと富田くんの最後
ここであさみんの過去を説明しておく。
稲葉麻美は死んでいて、今のあさみんは山本美奈代という麻美が学生時代に同棲していた友人が整形して麻美になり変わった姿だった。
美奈代と麻美は境遇が似ていることもあり仲良くなり、同棲するようになった。
しかし麻美は株の投資にハマり就職もせずに美奈代の名義で1000万円もの借金を作る。
借金取りに追われる毎日。ストレスも限界に達し、麻美は「美奈代に麻美として生きるよう」に告げ美奈代として自殺する。
そして美奈代は整形して麻美として生きていくことになった。
整形するお金はどこにあったのかなど気になる点もあるけど、まあそこは置いておいてw
(あと北川景子の顔に整形できるクリニックを是非紹介して欲しいw)
富田くんはこの過去を知ってもなお、あさみんと結婚することを選びました。
この決断は富田くんカッコよかった(´・ω・`)
好きになった相手が元々は全くの別人だったってかなり衝撃的だと思うんですよ。
そんな重い過去を全てひっくるめて結婚してくれる富田くん・・・あさみんよかったね😭😭😭
一瞬だけ出演する北村匠海
ラストにプラネタリウムでスマホを落とす少年がなぜか北村匠海くん🙄🙄🙄
5秒間だけ出演してました・・・!!!
出番の少なさに似てるだけかと思ってたけどエンドロールで名前見つけてちょっとウケた。
北川景子さんの演技
北川景子さんってあんま演技上手いと思ったことないんだけど、こういう映画が1番合っている気がする。(家売るオンナみたいな感じもいいけど)
怖がる演技や驚く演技などオーバーリアクションでいてくれた方が雰囲気際立つし、本作でもマンションの外に誰か立っている(様に見える)シーンの怖がるリアクションが素晴らしかった😌
北川景子さんはホラー映画とか絶対合うと思うので今後どんどんそっちジャンルに出演してほしいです。(誰目線w)

スポンサードサーチ
個人的満足とまとめ
満足度 100点満点中 65点
種明かしを二重で楽しめて、出演者の皆さんの演技もよくて、ストーリーとテンポもいい。
割と褒め称えるレビューを書きましたが、どうしてもこの映画は「2時間ドラマぽい」と思ってしまうんですよね🙄
「見に行って大失敗!」ということもないですが、「家で見てもいい映画だな」とも思いますw
まじでこれはドラマでよかったで(΄◉◞౪◟◉`)
(ページ内画像引用元 http://sumaho-otoshita.jp/first/bluraydvd.html)
どうもこんにちは。成瀬です。
映画「スマホを落としただけなのに」を見たので感想とレビューを書く。
映画を見終えた後は何度もスマホを落としてないか確認したりスマホのロックのパスワードを変えたくなったりと、スマホについて見直すいい機会になった。笑