映画ユリゴコロのネタバレあらすじと感想ー殺人鬼のラブストーリー

 

「私のような人を平気で人を殺す人間は脳の仕組みはどこか普通と違うのでしょうか」
と言う予告で気になっていた映画なのでレンタルで見ました。

とりあえず吉高由里子さん綺麗だったです!

しかしぶっちゃけ苦手な作品。
PG-12指定と言うことでグロテスクな表現が多々ありました。
血とか見るの苦手なのでちょっと怖かったです。

 

はい、今回は映画ユリゴコロのネタばれあらすじと感想考察を書きます。

 

映画『ユリゴコロ』とは

映画『ユリゴコロ』は2017年に公開された日本映画。
興行収入は調べてもあんまり出てこないのですが、映画ランキング初登場8位と大爆死だった模様。

小説沼田まほかるさんの『ユリゴコロ』を実写映画化したことで話題に。

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主演は吉高由里子。共演に松坂桃李や松山ケンイチなど。
監督は『親指探し』『君に届け』『心が叫びたがってるんだ』などの熊澤尚人監督。

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スタッフ・キャスト

スッタフ・原作
原作 – 沼田まほかる『ユリゴコロ』
監督・脚本・編集 – 熊澤尚人
音楽 – 安川午朗
主題歌 – Rihwa「ミチシルベ」

キャスト
美紗子 – 吉高由里子
亮介 – 松坂桃李
洋介 – 松山ケンイチ
亮介の父 – 貴山侑哉
みつ子 – 佐津川愛美
千絵 – 清野菜名
美紗子(中学生) – 清原果耶
細谷 – 木村多江

 

 

映画『ユリゴコロ』ネタバレあらすじ

 

松坂桃李演じる亮介は、若くして田舎で自分の喫茶店を経営。順風満帆な毎日だったがある日婚約者の千絵が失踪。
その上父親は病気で先が長くない。
そんなある日亮介は実家の父の書斎の押し入れから一冊の「ユリゴコロ」というノートを見つける。
それは美紗子というとある女性が『ユリゴコロ』と呼ばれるものを探し求めて殺人を犯していくという生々しい内容だった。人を殺すことでしか『ユリゴコロ』を満たすことのできない美紗子は幼い頃から殺人を繰り返していた。
幼馴染を川に落としたり、通りかかった溝で帽子を拾おうとしている少年を助けるふりをして殺害したり、友人だったみつ子や働いていた店の上司も手にかけた。そんな美紗子に恐怖を感じて夢にまで見る亮介だったが、続きを読みに度々父の書斎へと向かう。美紗子は人と関わることを嫌い、売春婦として客を求め街を彷徨っていた。
そんな時に洋介と出会う。
洋介は美紗子の身体を求めようとせず、金だけ美紗子に渡し、食事を奢る。

二人は度々会うとそれを繰り返していた。
ある日洋介は美紗子に『償い』のために売春婦をしているのではないのかと問う。なぜなら自分もそうだからだと。自分と美紗子は似ていると言った。
洋介は大学生の頃、たまたま通りかかった道で、溝に落ちた帽子を拾おうとしている子供に出会った。その子供を手助けしようと、溝にかかる鉄を持ち上げ子供がその下にもぐりこんで帽子を拾う。しかし途中で重くて鉄を落としてしまう。子供に上に鉄は落下し、子供は死んでしまった。
過失致死で執行猶予付き。賠償金は死んだ親が残してくれた土地を売って払った。一文無しになったが今も生きている。そんな自分を責めながら洋介は生きていた。仕事も長続きせず女性を抱くこともできないらしい。

「そういえばあの時中学生の女の子が一緒に鉄を持ち上げてくれたな、あの子もたまたま通りかかっただけなのに人を殺してしまって」と言う。
美紗子はその話を聞いて吐き気がしてトイレで嘔吐してしまう。
その『たまたま通りかかった中学生』とは美紗子で『ユリゴコロ』を満たすためにわざと鉄から手を離して子供殺したのだった。

洋介の『償い』の原因は自分にあると気付きながらも美紗子は洋介と一緒にいた。
ある日美紗子が妊娠していることが判明する。
「私が母親になるのは変」と言う美紗子に洋介は「君がどんな仕事をしていようとその子は君に与えられたんだ」「これは運命なんだ。前にも話したけど生きようとしたら死んだあの子が浮かんでくる。だけど君とその子のためなら生きることを許されるかもしれない」と結婚を申し込み、二人で子供を育てることになった。

人並みの感情を持たず、人を殺すことでしか自分を満たせなかった美紗子は洋介と子供と暮らすことで幸せを感じ出す。
洋介に愛されることで美紗子は嬉しい、と感じるようになる。

その生活は何年か続き子供も成長した。そんなある日美紗子の元に以前殺した昔働いていた店の上司と係わりのある男が訪ねてくる。
その男は美紗子が働いていた時期に幾度と食事に誘ってきた男で、美紗子が店主を殺したことを疑っていた。そしてそれを警察に話すと美紗子を脅してきた。
洋介たちにバレることを恐れた美紗子はその男に呼ばれたホテルへ行き、そしてまたもや殺人を犯してしまう。
そして数日後、警察が美紗子と洋介と子供の暮らす家を訪ねてくる。
美紗子は「その男なら数日前訪ねてきたが、昔好意を寄せられて困っていた」と告げた。
「あなたの働いていた店で殺人事件があったのはご存知かな?今回と同じで犯人らしき人物の指紋も残っていない」と昔の事件にまで言及される。

警察が訪ねてきた事件と本当に関係ないのかと尋ねる洋介に、美紗子は関係ないと言う。
そして「子供を死なせてしまったことを忘れたわけでは無い。今が幸せな分かえって思い出すことも多くなった。だから君も苦しんでいることがあれば正直に話してほしい」と洋介は告げる。
そんな洋介の言葉に美紗子は自分が嘘をついたことで大きなヒビ割れができ、洋介に言えなかったことを正直にノートに書くことにした。

きっと私は死ぬべきなのでしょう。
そばで遊ぶ子供を見て美紗子は呟く。「亮介」

それがノートに記された全てだった。
自分が殺人鬼の息子だったことを知った亮介。
父は亮介がノートを読んだことを知り、「母さんはお前を愛していた」と告げる。

「嘘だ」と言う亮介に、美紗子は二人が寝ている間に川で水深自殺を図り、追いかけてきた亮介が水で溺れていたのを陸に押し上げ助けたのは美紗子だと。

そんなある日、失踪した婚約者の千絵の友人だと言う女性、細谷が訪ねてくる。
細谷は千絵とは親子ほど歳の離れた女性だったが、前の職場で千絵と仲良くなったのだと言う。
先日たまたま出会い「事情があって婚約者に会うことができなくなったので謝っておいてほしい」と亮介の名前と住所を告げられ頼まれたらしい。

しばらくして、千絵の事情を細谷から告げられる。
千絵は結婚していて、相手は結婚前職業を偽っていたが実はヤクザだった。千絵は旦那にひどい仕打ちに遭い逃げるために亮介が住むこの地へやってきたのだと言う。しかし千絵の両親は千絵の旦那から多額の借金をしていてそれを理由に千絵は旦那の元に連れ帰れることになる。

その話を聞いた亮介はその千絵の旦那のことを「殺したい」と言う。
その発言に自分で驚き、自分は殺人鬼の子供だからだと思うようになる。

その男を殺してやろうと考えている亮介は千絵の居場所を教えろと強く懇願するが、細谷は千絵の居場所はわからないと言う。しかししばらくして居場所がわかったと連絡がきた。
亮介は急いで細谷から聞いた場所へ行く。
そして亮介は千絵を助けることに成功する。
するとすでに千絵の旦那だと思われる男は死んでいて、死体が転がっていた。

無事に千絵を連れ帰ることのできた亮介は「もうあの男は来ない」と千絵を安心させる。
なぜ事情を知っているか問う千絵。
細谷が教えてくれたのだと答えると「みつ子さんが」と千絵の口からはじめて細谷の下の名前を聞く。
『みつ子』と言う名前に亮介はピンときた。
みつ子とは母美紗子の親友であり美紗子が手にかけた相手。そして美紗子が偽名を使う時によく使っていた名前だった。

母である細谷が代わりに千絵の旦那を殺したのだと思った亮介は父に真相を聞きにくる。
「母さんは生きてるんだろ」と言う亮介に「母さんに会ったのか」と驚く父。
実は水深自殺をした美紗子は一命を取り留めていた。
洋介は病院で眠る美紗子の横で美紗子のノートを読んで絶句した。
目を覚ました美紗子に「君を死なせてやればよかった」と。
そして美紗子の死を手助けしようと、川へ行くが、美紗子を死なせることができず、「別の人間として生きていけ。ただしもう俺と亮介の目の前に現れるな」と告げて別れた。
このこと話した洋介は涼介の目の前で容態が悪化、倒れて救急車で運ばれる。
洋介は朦朧の意識の中、「美紗子」となんども呼んでいた。

細谷が母美紗子だったと知った亮介は、もう一度細谷に会う。
「どうして俺と父さんの前に現れたんだよ」と怒鳴る亮介。
「あなたと千絵さんには幸せになって欲しかった。」と言う細谷。
美紗子はあれから顔を整形し、細谷になった。
誰とも関わらずひっそりと生活をしていた美紗子だったが、働いていた飲食店で千絵と出会い親しくなった。
そして偶然再会し、千絵と亮介の仲を知り、二人を助けたいと思ったのだと言う。
「俺が殺すはずったのに」と言う亮介に、細谷は「あなたに人は殺せない」と言うが「俺にもユリゴコロがある」と細谷を殺そうとする。
「殺しなさい、殺せ」と言う細谷に亮介は結局殺すことはできなかった。
「血は関係ない。あなたは洋介さんの子」そう言って去る細谷の後ろ姿に亮介は「父さんはあと何日持つかわからない」と父の入院する病院と病室を告げる。

美紗子は洋介の病室へ向かう。
再会した二人。
二人は病室で見つめ合い、映画は終わる。

 

 

ネタバレあり感想と考察

美紗子の殺人シーンを見てるとまじ気分悪かった。
血とか見るの苦手な人は気をつけてください。
途中で見るのやめようかと思ったもん。

美紗子が残虐なひどい女と言うことはこの物語の中で重要なので必要なシーンだったの思うんですけど、みつ子とリストカットするシーンとか気分悪すぎるし吐き気もしました。

 

でも我慢して最後まで見てよかったです。
そんなどうしようもない殺人鬼の美紗子が、松山ケンイチ演じる洋介と出会い、『心』を持っていく。
人は変われるんだと思いました。

そして子供の亮介に対しては本当の愛を持っていていたし、現代の『細谷』になってからもそれは変わっていなくて安心した。

「あなたと千絵さんには幸せになって欲しかった」
「あなたの姿を見てあなたをどうしても助けたくなった」
には普通の母親の愛情を感じた。

やっぱり人に愛されることって大事だし、人の心を変えれるんだな、と思いました。
この作品は殺人サスペンスと見せかけて壮大な愛の物語だと思った。

最後に洋介の病室に行くシーンではウルっときました。

 

さいごに

木村多江さんの演技に圧巻。
吉高由里子もうまく殺人鬼演じられてると思ったけど、その吉高由里子の演技を完コピしている‥。本当に整形した美紗子に見えたし。

殺人鬼が人に愛されて心を持つ。そして普通の人間になる。
いい映画だったと思います。
でもやっぱりグロいのは苦手なので苦手な映画でした。
グロいのOKな人にはおすすめです。