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漫画『テセウスの船』とは?
週刊モーニングで連載中の東元俊哉作の漫画。
殺人鬼の息子が辿る、衝撃と哀切のクライムサスペンス。
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漫画『テセウスの船』7巻あらすじ
消息がわかった音臼事件の関係者、佐々木紀子の証言を聞くべく函館へと急ぐ心。
ところが心よりも先に、みきおの養母となった木村さつきが鈴を伴って紀子の家を訪れた。犯人の姿を見たと言う彼女の証言を聞いたさつきは、鈴にもあまりにも残酷な決断を迫る。時を超えた悪意が再び引き起こそうとする惨劇を、心は止めることができるのかーーーー?
(7巻末引用)
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7巻のネタバレ
感想を書く上で7巻のネタバレを書いておきます。
- 鈴と木村さつきは、佐々木紀子の自宅へ行き、紀子から28年前の事件について彼女が知っている情報を聞き出す。
- 28年前に金丸を殺した犯人に心当たりがあると話す紀子。
その心当たりの人物の写真を持ってこようと紀子は奥の部屋へと向かう。その隙に木村さつきは鈴へ紀子の紅茶に【砂糖(おそらく青酸カリ)】を入れるように指示する。
そんなさつきへ鈴は「あの事件後、うちから青酸カリが見つかりました。あれ、お義母さんが仕組んだんですか?」と問う。
その質問を否定しつつ、さつきは「真犯人がだれか知っている」と、鈴へ音臼事件の真犯人の名前を告げる。そして「明日はいっぱい人が死ぬことになるのよ。音臼事件みたいに」と。
同時に紀子が犯人と思われる人物の写真を持ってきた。その写真を見た途端、鈴は紀子の家を飛び出す。 - 紀子の自宅前で、鈴は心と由紀に出くわす。
そのまま鈴は倒れ、病院へ運ばれる。
そこで鈴は紀子から聞いたことを心に告げ、犯人とは「お腹の子が1番それを望まない人」だと、子どもを産むか悩み始める。 - 一方、木村さつきは佐々木紀子を刺し殺し、自らの腹部を包丁で刺す。そして警察へ「鈴に襲われた」と通報。
- 一命をとりとめた木村さつき。彼女の元へ現れた人影。「うまくやってでしょ」と木村さつきはその人影へ話しかける。しかし人影は「ためらい傷だと偽装はすぐにバレる」と言いながら差し入れのオレンジジュースを渡す。
- 鈴から「たくさん人が死ぬと言っていた…明日の慰霊祭で音臼事件と同じことが起きるって」と聞かされた心は、警察に鈴の保護を頼み、犯人が必ず現れると考え慰霊祭へ向かう。
そこへ歩み寄る人影。
「1人か?」と問う心へ犯人らしき人物は「1人かと聞かれれば1人ではありません。見て欲しかったので連れてきちゃいました」と人間からくり抜いたと思われる眼球を差し出しす。
7巻はこんな感じだった。
最後の目玉のシーンは怖すぎてトラウマレベル。
肝心なことがまだ読者には伏せられていますが、確実に犯人に迫っていってますね。
佐々木紀子は金丸を殺した犯人を知っていた
佐々木紀子が話そうとしていたこととは、
「3日後に明音ちゃんは見つかる」と翼に言われていた紀子は「どういうこと?」と問いかけるが「3日後に解放するなんてあいつの嘘だった。俺は殺すだなんてきいていなかった」と明音の死亡を報告される。
翼は「ことが終わったらちゃんと話すから」と紀子に明音の写真の処分を命じた。そのまま死体遺棄に出かけるが、翌日、翼と明音の遺体が発見される。
青酸カリを盗んだとして金丸らから疑われた紀子は精神的にも消耗していた。その頃、だれかに見られている、監視されている感じがあったという。
2月26日に紀子は、音臼岳にて金丸が殺されるところを目撃していた。
金丸を殺した犯人は、金丸に未来の新聞を見せ、音臼小学校のお泊まり会で21人が殺害されることや、佐野が犯人として逮捕されること、4月6日に紀子が自殺することを告げる。そして金丸を岳から突き落とした。
自分が自殺すると言われていたことも気がかりで、紀子は臼音村を出た。
こんな感じだった。
紀子は病気で長くなく、残された人生で知っていることをなんでもいいので話そうと思ったとのこと。
半信半疑だった音臼小学校無差別殺人が本当に起こり、紀子自身も何が何だかわからなかったんじゃないかと。
こんなこと誰も信じてくらない、と言う思いもありますよね……。
紀子が現れた時「もっと早く証言に出てこいよー。佐野さんの身にもなってみろ」と思ってましたが、彼女も彼女で辛い思いをしてきたんだと思います。
金丸を殺した犯人とは?
佐々木紀子が心当たりのある金丸を殺した人物=ラストの慰霊祭に現れた人物で間違いないでしょう。
で、その犯人ですが
みきおで間違いなくない?
「お腹の子が1番それを望まない人」と鈴が言っていることから、鈴の結婚相手であるみきおが犯人である確率が高い。
木村さつきと親しい関係であることからもみきお説が濃厚ですね。
ただ、1つひっかかるのが、当時小学生であるみきおが金丸を殺した犯人であることを、佐々木紀子が深刻に伝えていないことですね。
わたしだったら「驚くべき人物なんです!」と言った感じでものすごい勿体つけて発表するので、そこらへんは少し引っかかりました🤔
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まとめ
『テセウスの船』7巻を読んでの感想をまとめます。
正直、面白さが薄れてきている。
4巻あたりまで続きが気になって仕方なかったしハラハラして読んでいましたが、そろそろ『ひっぱりすぎ感』を感じてます。
犯人もおおよそ分かったし、なんとなく予想していた人物だったので特にびっくりもしませんでした。
ですが、まだ事件の真相や収集のつけ方など気になることが多いのも事実。
次巻からまたワクワクハラハラ感が増すのを期待しています\(^o^)/