漫画『君になれ』ネタバレあり感想・考察。orangeの高野苺新作を読んでみた。

 

漫画『君になれ』とは?

『orange』や『夢みる太陽』の高野苺待望の最新作。『月刊アクション』2018年6月から連載中。
コブクロの楽曲「君になれ」から生まれた物語。
『orange』で「未来」とコラボレーションして以来のコラボとなる。
ちなみにコブクロの小渕は小さい頃漫画家になりたかったそうです。

 

漫画『君になれ』あらすじ

高校3年生の【太陽】は、ミュージシャンになる事を夢見て軽音部に所属している。しかし、バンドメンバーは太陽だけ、ギターの腕もいまいち、ライブ経験ゼロと、理想と現実の差にくじけそうになっていた。 そんな時、クラスメイトの【光】と話す事で、太陽はこれまで心の奥に隠していた「秘密」と向き合うようになっていく… 太陽と光、そして太陽の幼馴染みの【桜】。迷い、悩みながらも、いつの日か「本物の自分」を見つけるための青春と葛藤の物語。(引用元

 

漫画『君になれ』登場人物

登場人物の名前もコブクロの楽曲から取っているらしくて、なかなか凝ってます。

足永太陽(あしえたいよう)

高校3年生。軽音楽部。特技は「空想」。将来の夢はミュージシャン。
軽音楽部の仲間が受験のためライブを断るのでメンバーを募集。光に声をかける。
幼馴染の桜に好意を寄せている模様。

月本光(つきもとひかり)

太陽のクラスメイト。人を寄せ付けない。
太陽と同じ中学出身。
中学時代は特にピアノをやっていて天才と呼ばれていたがある日突然ピアノをやめる。

太陽の幼馴染。写真部。
写真部の後輩のことが好きでつき合うことになったと太陽に言っていますが裏がありそう。

真中

2年生で最近太陽と仲がいい。
ピアノをやっていて光に興味がある。

 

漫画『君になれ』1巻を読み終えての感想・考察

高野苺さん大好きで『orange』も『夢みる太陽』も読破済みです。
ファンだという贔屓目が強くなりますがめちゃくちゃ面白かったです。

もともと高野苺さんの細かい描写や漫画的表現が大好きで、それだけでまず満足。
ストーリーはまだ1巻ということで明らかにされていないことの方が多いですが、早く次を読みたくなるような期待感は抜群にありました。

以下、全文ネタバレを含みますので未読の方はご注意ください。

1巻の時点で泣きそう

1巻の時点で泣きそうになりました。
主人公の太陽と光はお互いに中学時代に辛い思いをした過去がある。

太陽は絵が大好きで美術部で絵を描いていた。
光はピアノがうまくてその道では有名で天才と言われていた。

しかしとある出来事があり
太陽は絵が描けなくなり、光はピアノが弾けなくなった。

そんな2人は実はお互いがお互いの存在を知っていて、太陽は光のピアノに感動し涙するほど心を動かされていた。
光も太陽の絵を見て心動かされて忘れられなかった。

心に傷を持っている2人が必然的に出会い友情を育みながら音楽を通して成長する。
って設定だけで泣けるストーリー確定

そもそも『迷い、悩みながらも、いつの日か「本物の自分」を見つけるための青春と葛藤の物語。』高野苺ワールドで描かれたら泣かされるに決まってるよね。

1巻終盤、光が太陽と一緒にステージに演奏するシーン。ここで泣かされました。
漫画なのに泣けるってどうゆうこと?!

やはり高野苺さんの表現力。

演奏している太陽と光の表情と涙ぐむ桜。
セリフがなくとも感情移入できた。

音楽が流れてくるはずがないのに、まるで2人の演奏を聞いているかのような感覚に陥りました。

太陽と光の温度差が素晴らしい

明るい性格の太陽とクールな光の性格が対照的で見ていて面白いです。

朝からハイテンションで喋る吹き出しのセリフにも⭐︎がついちゃうような太陽と
窓際の1番後ろの席誰とも関わらず阻害されることを自ら望むような光

そんな真逆なタイプの2人ですが、実は正反対だからこそ相性がよかったりするし、この2人も相性はよさそう。

ちなみに光はクラスメイトから「あの人喋るの?」「あんな動く月本初めて見た。ジャンプとかできるんだなどと言われています。
個人的にこういうキャラクター好きなのでツボすぎる。

ギャグもピカイチ

ちょいちょい入るギャグも高野苺さんらしくて好きです。
真中の登場シーンや歯医者のくだりには笑った。

笑いの面でも太陽と光の温度差が素晴らしく、この2人いいコンビだなーと思ってます。
何気に光のツッコミ鋭いしね。素早く言い返せるところさすが。

桜について

ヒロインである桜についてですが写真部の後輩のことが好きで、つき合い出したらしいです。
しかし公園のブランコで泣いているところを太陽に目撃されたり、彼氏の話を聞くと焦っていたり、何か裏がありそう。

私の予想では写真部の後輩のことは全て嘘ですね。
桜は『好きな子が東京の大学に行かないで言うので大学に行くのをやめる』ということを言っていたので、家の事情で東京の大学に行けなくなったための嘘だと思われます。
願望が入りますが、桜も太陽のこと好きそうだし太陽には東京の音大に行ってほしいので嘘をついているのではないかと・・・。

ともあれ桜ちゃん、健気で清楚で可愛いので好き。

 

まとめ

とりあえず光くんが好きすぎる。
クールな黒髪少年すごい好きなんですよ。
多くは語らないところとかカッコよすぎ。

まだ光の過去は完全に明らかにされていないのでその面に関しても今後が楽しみです。

『迷い、悩みながらも、いつの日か「本物の自分」を見つけるための青春と葛藤の物語。』ということでぜひ現役の高校生や中学生にも読んでほしい一冊になってます。