漫画『荒ぶる季節の乙女どもよ。』ネタバレあり感想・考察!性に振り回せる少女達を上品に綴る岡田麿里さんの表現力!

 

絵が可愛いから購入したのですが思いの外面白かった。
原作者をググって納得。『あの花』『心が叫びたがってるんだ。』の岡田麿里さんじゃん。

絵柄も可愛いしコミックスの紙質と表紙デザインも好きなので大満足でした。
なにやらアニメ化も決定したらしい。良作なので納得です。

それでは、漫画『荒ぶる季節の乙女どもよ。』の個人的な感想を書いていこうと思います。

 

漫画『荒ぶる季節の乙女どもよ。』とは?

原作・岡田麿里、漫画・絵本奈央による漫画作品。
文芸部に所属する5人の女子高生が性に振り回され、悩む様子が描かれている。
原作の岡田麿里は『あの花シリーズ』や『心が叫びたがってるんだ。』などで知られる脚本家。
漫画の絵本奈央は『それでも僕は君が好き』などの作画を担当している。

 

漫画『荒ぶる季節の乙女どもよ。』あらすじ

あなたの“はじめて”を、わたしにください──。和紗たちは文芸部に所属する女子5人。部が「死ぬ前にしたいこと」という話題で沸いたある日、部員の一人が投じた「セックス」の一言……。その瞬間から、彼女たちは“性”に振り回され始める。
(引用元 Amazon )

 

登場人物

まずは文芸部5人を紹介しておきます。

小野寺和沙(おのでらかずさ)

ザ・普通な妄想少女。(巻末帯引用)

隣の家に住む幼馴染の泉のことが好き。
5巻で告白され6巻から付き合うことになった。

本郷ひと葉(ほんごうひとは)

謎の作家さんオーラ。(巻末帯引用)

エロチャットをしていた相手が実は通っている高校の山岸だった。
弱味を握ることに成功し、山岸を文芸部の顧問にすることに成功。チャットのハンドルネームと同じミロ先生というあだ名をつける。
ミロのことは最初は性への興味から利用していただけだったが、次第に恋心を抱くようになる。
わたしの最推しキャラである。

曽根崎り香(そねざきりか)

性に潔癖症な部長。(巻末帯引用)

ロングヘアーにメガネという、ザ・優等生な見た目だったが、同級生の天城に「曽根崎さんってやっぱ可愛いわ。モデルのえり香に似てね?」と言われたことからコンタクトデビュー。一気に垢抜けた。

須藤百々子(すどうももこ)

ほんわか。(巻末帯引用)

和沙と仲がいい。
同じ塾の杉本という空気の読めない男とデートをしたことで悩む。

菅原新菜(すがわらにいな)

掃き溜めに鶴。(巻末帯引用)

透明感があって儚い美少女。本当に可愛い。
かつて劇団に所属しており、そこで出会ったヘンタイ演出家に言われた言葉にとらわれている。
わたしが本郷先輩の次に推しているキャラである。

 

漫画『荒ぶる季節の乙女どもよ。』感想・考察

性に興味を持ち始めるであろう思春期の少女たちが、性に振り回され翻弄されていく物語です。
ハラハラしたり続きが気になる訳ではありませんが、日常漫画としては最高の出来だと思う。

かつて、ここまで思春期女子の性の悩みをリアルに細部まで描いている作品があっただろうか・・・。
こういった題材なのに、よくあるエッチなラブコメのような出来で終わっていないところがすごい。さすが岡田麿里さんだと思った。
主人公たちが文芸部なだけあって上品な言葉で綴られており読み応えがあります。

誰もがこんな時期あったんじゃないかな〜と思えるような漫画で、自分自身がJKの頃に読みたかったな〜とも思いました。

※以下、6巻まで読了後の感想になります。未読の方はネタバレご注意ください。

百々子が不憫すぎる

1番に言いたいのが百々子がかわいそう

両思いにしろ、片思いにしろ他の部員たちには、読者として納得できる男性たちが割り当てられているのに、百々子だけ勘違いKY男に粘着されていて不憫すぎる。

KY男こと杉本。
とにかくキモくて、妙にリアル。
女子の読者の皆さんなら何となく分かるのではないだろうか。

特に、父親がいないことをデート中に何の気なしに話しただけで「弱みを話してくれてありがとう」とLINEしてきたのが気持ち悪すぎて・・・。
それを『弱み』と取るところもあり得ないし、そう感じたとしてもワザワザ言うところが気持ち悪い。

そんな杉本。一人で盛り上がっているだけならまだ百歩譲って許せる。
文化祭での態度と、その後に文句を言いにきたのがあり得ませんでした。
本気で須藤ちゃんがかわいそう。

成瀬
まあでも杉本も思春期だしなー。今ならまだ自分の誤ちに気づける!そのまま大人になったら危ないから気をつけて!!!

曽根崎先輩と天城くん

杉本と大違いで天城くんは純粋で一途で好感が持てる。
曽根崎先輩も天城くんの前では乙女で可愛いし、お似合い♡


成瀬
優等生とお調子者という組み合わせ自体萌える!

本郷先輩とミロ先生

この2人が1番問題な気がする。
相手が大人で、しかも教師ときたら大ごとになるからね。

しかも今のところミロ先生は本郷先輩に気がないように見えるので、本郷先輩の切ない片思い。
読者としても、応援したいけど応援できないもどかしさがある。

和沙、泉、菅原氏の三角関係

この3人が、この漫画でのメインなのかな!?

わたし、和沙と泉の幼なじみカップルを応援していて菅原氏は邪魔者以外の何物でもないのですが、菅原氏にはどうしても嫌いになれないところがある。

「邪魔しないで!」「引っ搔き回さないで!」と言う思いでいっぱいなのに、菅原氏の儚げでミステリアスな雰囲気にやられて『でも菅原氏にも幸せになって欲しい!』という思いが生まれる。もうジレンマでしかない。

成瀬
ちなみにわたしが男子キャラで1番推しているのは、天城くんです!

 

まとめ

評価 ★★★★☆(星5つ中4つ)

性をテーマにしたラブコメ漫画なのに嫌らしさの感じられない青春ストーリーです。
文芸部5人それぞれの異性への悩みが描かれていて、共感できたり、応援したくなったりと心が温かくなる作品でした。

絵も綺麗でコミックスの紙質が好み!
電子書籍よりも紙で読んで欲しい漫画です。