
ドラマ最終回の感想はこちら↓
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漫画【テセウスの船】10巻(最終巻)ネタバレあらすじ
結末までのネタバレをポイントで書く。
- 心と一緒に1989年に戻ったみきおは幼い頃の自分に接触する。
- 大人のみきおは子どものみきおに未来出来事を話をする。
みきおは鈴のことが好きだった。鈴の気をひくために鈴と喧嘩をしていた明音を殺し、鈴が好きだと言っていた佐野を殺人犯に仕立てあげた。
しかし未来の鈴は変わってしまった。
父親の冤罪で苦しんだ鈴はもう昔の鈴ではない。 - 2人のみきおは計画を変更する。
元々は鈴のために考えた計画だ。鈴が変わってしまうのなら意味がない。
未来のみきおが佐野と心を殺し、全ての罪を告白した遺書を残し死ぬ。
子どものみきおが鈴を助けてヒーローになる。
邪魔な2人を消せて鈴もみきおも惚れるという計画だ。 - 計画開始。
未来みきおは佐野家を訪ねて和子と鈴と慎吾を監禁する。
途中で慎吾だけ逃し、小学校で見張りをしている佐野たちに知らせに行かせる。
様子も見に佐野家に戻った心は未来みきおに捕まってしまった!
心は未来みきおに山小屋に監禁され火をつけられてしまう・・・絶体絶命のピンチ! - 一方で子どもみきおは鈴を救出。
佐野に和子は旧体育館にいると知らせる。
すぐに鈴を見つけられたみきおを不振に思う佐野。
しかしみきおはぬけぬけと「親戚と名乗るおじさん(未来みきおのこと)が怪しい」と話す。 - 和子を救出した佐野は山小屋に向かおうとする。
しかし未来みきおはもう佐野のすぐ側まで迫っていた・・・!
佐野に刺そうとするみきお・・・!
そんなみきおと佐野の間に心が割ってはいる!
なんと心は自力で山小屋を脱出していた。
子どもみきおがテープに録音した殺人の証拠も押収済み。 - みきおに刺された心は絶命。
しかししぶとい未来みきおは佐野に襲いかかろうとしてくる。
佐野は未来みきおに発砲。未来みきおも絶命。
子どもみきおは少年院に送られた。 - そして2017年。
佐野一家は文吾、和子、慎吾、鈴が揃って田村心のお墓参りにきていた。
ついでにタイムカプセルを掘り起こした佐野一家。
心の結婚指輪と家系図が出てきた。
佐野は心の結婚相手となる岸田由紀という女性を探しているという。 - 事件後に生まれた心は教師になっていた。
あの頃の田村心にそっくりだ。
そして心が恋人を家に連れてくる・・・。
その女性は岸田由紀にそっくりに女性だった。
おわり。
最後の恋人は名前は出てこなかったけど由紀ですよね?
やっぱり2人は運命だったんだな(´・ω・`)
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漫画【テセウスの船】10巻(最終巻)感想・レビュー
思えば、4巻、5巻あたりが1番たのしかったな〜。
ゾクゾクしてたいたし考察も楽しかった。
心さんが再び現代に戻ってきたあたりから考察意欲も薄れてきて、全体的に間延び感が出てきた。
あくまで個人の意見ですが、もーちょっと完結にまとめて早めに終わって欲しかったかも。
もちろんここまでゾクゾクさせてもらえたので読了後は大満足です。
完結にまとめろとかおこがましいことを言って申し訳ないw
全体的におもしろかったのは変わりはないのだけど、後半からつまんなくなったと感じてしまった理由について考えてみた。
この漫画で1番盛り上がる場面が「これ、犯人こどもじゃね?」と気づいた時だからだと思う(΄◉◞౪◟◉`)
(読者各々でタイミングは違うと思うけど、6巻くらいまでにはだいたいの人は気づいたんじゃないでしょうか?)
「もしかして子どもの仕業じゃない?」と思ったときの戦慄した感覚。
アレがこの漫画の1番の魅力。
あと、あの恐怖の絵・・・。
今までいろんな漫画を読んできたけどここまで鳥肌がたった漫画ははじめてだった。
飛行機の山小屋の謎
ところで、明音が翼に監禁されていた小屋と絵にあった飛行機がついた小屋は同じ場所だったのだろうか?


ドアのつなぎ目が縦と横で違う。
まあ今となってはどちらでもいいですが、ちょっと気になってる(´・ω・`)
オリジナル心さんは報われない
「テセウスの船」とは有名なパラドックスの1つ。
その昔、クレタ島から帰還した英雄”テセウスの船”を人々は後世に残そうとした。
時とともに古びて朽ちた部品を新しい部品に交換していくうちに当初の部品は全てなくなった。
ここで矛盾が生じる。
この船は最初の船と同じと言えるのか?
こういうパラドックスなのだけど、なかなか難しい話だよね🤔
当初の心さんはもういないわけだからこの心さんは心さんと言えるのか?ということになる。
しかしオリジナル心さんは、父親の冤罪で散々な人生を歩み、最愛の妻・由紀を亡くし、愛する娘まで取り上げられる運命にあった。
それなら他の世界の自分とその家族たちに幸せになって欲しいと望みを託すのは、何となく理解できるかも。
それはみきおも同じだったね(´・ω・`)
他の世界線のみきおと鈴に幸せになって欲しいからと自分を犠牲にする。
ここでまさかのみきおと心の意見一致w
それでもやっぱり、辛い思いばかりしてきたオリジナル心さんに、幸せになって欲しかったと思う。
あまりに報われない人生だった😢
唯一の救いは次に生まれて来る心さんが殺人犯の息子でない人生を歩むことが出来るということだけ。
他の世界に望みを託すというあまりに切ないラストでした😭
ハッピーエンドではあるけど、深く考えさせられるよね😢
で、ラストのみきお、怖ぇよ!
少年院から出てきたみきお・・・更生していますよに😭
怖いので続編は希望しませんw
東元俊哉先生は新作をよろしくお願いします。
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まとめ
評価 ★★★★☆(星5つ中4つ)
4巻までは星5つレベルの大作だと思っていたけど、やはりミステリー漫画の宿命。
犯人が分かった途端にワクワク感が薄れてしまった。
ここまでワクワクさせてもらっておいてこういうことを言うのはアレなんですが、みきおが犯人って分かってから3巻も跨ぐのは長いわ!
しかし終わり方は感動。
しっかり親子の絆を見せつけてもらいました。
あれが佐野家の1番しあわせな未来。親子で勝ち取った未来。
ミステリ漫画と見せかけて親子愛漫画だった😭
ってことで「テセウスの船」いい漫画だった。
2018年はこの漫画に出会えたおかげで人生を救われたと言っても過言ではありません。この漫画が完結するまで死ねないと思っていました。(個人的に色々あったのでw)
そしてドラマ化で再び楽しませてもらっているので作者様には感謝しかありません。
東元俊哉先生の次回作に期待!!!!!
最近、マンガレビューの更新は休んでたんですけど、ずーっと追いかけていた「テセウスの船」が完結。
んで、ドラマも絶賛放送中ってことなので最終巻のレビューを書きます。
最終巻の感想ってことなので犯人の名前もフツーに出しています。
ネタバレを嫌う人は絶対に読まないでください。