風の向こうへ駆け抜けろ後編ネタバレあらすじ感想!誠の叫びで号泣!泣ける競馬ドラマをNHKさんありがとう!

 

成瀬
こんにちは。成瀬です!

『風の向こうへ駆け抜けろ』後編を見たのでネタバレと感想を書きます。

↓前編の感想はこちら↓

『風の向こうへ駆け抜けろ』前編ネタバレあらすじ感想レビュー!王道でおもしろい!1話ですでに号泣!後編2話あらすじも!

2021.12.19

 

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『風の向こうへ駆け抜けろ』概要

NHK総合「土曜ドラマ」枠で2021年12月18日から全2回で放送されたテレビドラマ。

放送日 前編 2021年12月18日
放送日 後編 2021年12月25日
公式HP https://www.nhk.jp/p/ts/WVYM7P8KPY/

スタッフ・キャスト

原作 – 古内一絵『風の向こうへ駆け抜けろ』
脚本 – 大森寿美男
音楽 – 中島ノブユキ
制作統括 – 内藤愼介(NHKエンタープライズ)、岡本幸江(NHK)
演出 – 西谷真一(NHKエンタープライズ)

芦原瑞穂 – 平手友梨奈
緑川光司 – 中村蒼
木崎誠 – 板垣李光人
徳永隆明 – 高橋侃
山田源治 – 小沢仁志
蟹江茂貞 – 大地康雄
大泉幸正 – 石井正則
池田満 – 降谷建志
佐々本貴士 – 奥野壮
月柴久明 – 池内博之
沢田奈保美 – 剛力彩芽
芦原一樹 – 玉山鉄二
山名隆一郎 – 奥田瑛二

 

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『風の向こうへ駆け抜けろ』後編 あらすじ

緑川厩(きゅう)舎が窮地に立つ。諦めない瑞穂(平手友梨奈)の姿勢に心を動かされた光司(中村蒼)も一念発起し新たな馬を探すことに。そうして見つけたのは虐待され傷付いた馬・フィッシュアイズだった。光司と瑞穂の熱い情熱によって厩務員たちも一丸となり、フィッシュアイズの再生に取り組む。彼らは人馬一体となり成績次第では地方の所属馬でも挑戦することができる中央競馬会のクラシックレース・桜花賞に狙いを定め挑む!(公式HP引用 https://www.nhk.jp/p/ts/WVYM7P8KPY/)

『風の向こうへ駆け抜けろ』後編 ネタバレ

緑川厩舎は、一丸となってフィッシュアイズの調教を行う。

能力試験の日がやってきた。
中央で使い物にならない馬だと聞いていた他のジョッキーたちはフィッシュアイズをバカにする。
タイムで能力試験はパスできたが4着でビリ。

結果が気に入らない瑞穂(平手友梨奈)は、フィッシュアイズが上位になれなかったのは自分の実力不足だと思い悩む。

しかし緑川(中村蒼)木崎誠(板垣李光人)は、フィッシュアイズは瑞穂を信頼しているという。

「本当はもっと走りたがってるはずです。なのにそれなのに走れと命じないわたしに不満を持ってるはずです。乗っててそれを感じるんです」
「それでいいんだ。そう思えたのはフィッシュアイズがお前に安心したからだろう」
【フィッシュアイズはあなたをもう敵だとは思っていない】

緑川の狙いはフィッシュアイズに瑞穂を信じさせること。
瑞穂が無意識のうちに馬を怖がっていたのは、自分の力に馬が争うと思っていたからだ。

「自分の力じゃなくて馬の力を信じろ。信じきろ。それがお前にかけていたものだ」
「人馬一体になるためですか?」
「お前には馬を操る技術はある。あとはお前が馬に操られるだけだ」

フィッシュアイズの併せ馬調教がはじまる。
18歳のツバキオトメと走りフィッシュアイズは競馬を覚える。

そしてフィッシュアイズのデビュー戦!
フィッシュアイズと瑞穂の初勝利!

そこからフィッシュアイズの快進撃がはじまった。
フィッシュアイズは7連勝しついに中央競馬への出場も決まった。

当然、瑞穂も中央進出!かと思われたが、池田ジョッキーと月柴(池内博之)が駄々をこね出した。
池田はフィッシュアイズが強いだけで瑞穂に実力はないと主張。

今まで一勝もできなかった瑞穂がフィッシュアイズに乗っただけで勝てたんだ。
自分が乗ればもっと勝たせることができると。

月柴は瑞穂に殴られた恨みがあるのでチクチク瑞穂をイビる。
瑞穂と緑川がデキていると言い掛かりまでつけてきて厩舎の他のメンバーのことまでバカにしはじめた。
しかし緑川は相手にしない。

「池田さん。あんたも騎手なら分かるはずだ。勝てたのは葦原瑞穂の実力だって。あんたほどの人が分からないはずがない」

池田はショックで出て行ってしまった。

瑞穂は月柴に暴力団と言われていた源さん(小沢仁志)を気にかける。
源さんは競馬のノミ屋をやっていて暴力事件などを起こしたことがあるらしい。
みんないろいろと抱えてるみたい。

そんな中、緑川はフィッシュアイズでG1を目指すこと厩舎のみんなに宣言。
G1に騎乗するなら瑞穂も最低30勝しなくてはならない。
今の瑞穂には他厩舎からも騎乗依頼が来ている。なんとかなるだろう。

「もし、G1を目指すなら来年の春にしたいと思います」

来年の春といえばフィッシュアイズは3歳の牝馬に成長している。
吹き出す源さん。

「お前まさか?」
「どうやら俺と同じ考えらしい」
「フィッシュアイズなら夢じゃありません!桜花賞狙います!」

瑞穂は順調に勝ち星をあげる。
中央にいた頃より瑞穂は話題になり解説の仕事や武豊と対談をするなどアイドル的な活動も増えた。
しかし瑞穂はここまで注目されるのは自分が女性ジョッキーだからなのでは?と思い悩む。

ある日のレース。
瑞穂はフィッシュアイズに騎乗。
しかし池田ジョッキーに斜行されて落馬してしまう。

落馬した瑞穂は医務室で目を覚ます。

「お前もう勝つことだけを考えるのはやめろ。人を見返すなんてそんなことばかり考えるな。馬はそのために乗るものじゃない。馬と自分のために走れ。闘争心は大事だが、レースで1番大事なのは冷静に一瞬の判断することだ。分かったか?」

緑川の忠告を聞きつつフィッシュアイズを心配する瑞穂。
フィッシュアイズに骨折などはなかった。

池田は斜行で出場停止処分を受ける。
フィッシュアイズを潰すためにワザとやられたと感じた誠は大激怒。
凶器を持って走り出すので、必死で止める源さんたち。

「そんなことしたって捕まるだけだぞ!誠、お前がいなくなったらフィッシュアイズはどうなる?瑞穂はどうなる?誰が瑞穂を助けてやれるんだ?お前しかいないじゃねぇかよ」
「お前は厩舎に必要な人間なんや。お前には才能がある。俺らとは違うんや」
「‥‥」
「誠。俺にはいいよ。けど、頼む。頼むからテキや瑞穂にはお前の声を聞かせてやってくれないか。怒りや苦しみじゃなくお前の思うことをちゃんと言葉にして伝えてやってくれ。な?それが出来るまでお前はどこにも行ったらダメだ」

誠、号泣。

入院中の瑞穂のお見舞いにきた馬主の山名隆一郎(奥田瑛二)
瑞穂は山名と昔話をする。桜の木を植えたことを思い出す。

「あの植樹は君のお父さんがはじめたんだよ」

瑞穂の父は震災後に傷ついた子供達のために未来に何か残す活動をしていたらしい。
自分の手で自分のふるさとを作ろう。そして桜を植えようと。

「父が‥‥自分の借金で大変だった時に」
「あの人が自分のことで悩んでるところを一度も見たことがなかった。わたしは忙しすぎてね。その苦しみに気づけなかった。あの人はいつも馬のことばかりでね」

退院した瑞穂は緑川厩舎に戻る。
フィッシュアイズと再会した瑞穂。
しかしフィッシュアイズは怒っているように見える。

「馬は馬なりに反省しとるんじゃ」

その後もフィッシュアイズの様子は変わらなかった。
やっぱりフィッシュアイズは変わってしまった。心を閉ざされたかもしれない。

ーーー「お父さんは言ってたよ。馬は勝ちたくて走るわけじゃない。馬は人間と生きるために走るんだ。そう仕向けたのは競走馬を作った人間だと」
ーーー「人が馬を愛せれば馬も人を愛してくれる。お父さんはそう信じてる。だから瑞穂にもそう信じて欲しいな」

山名と父親の言葉を思い出した瑞穂は、フィッシュアイズに謝罪する。

「フィッシュはわたしを信じてくれてたのに、その気持ちをわたしは裏切った」

そんな瑞穂を見て何か言いたげな誠。

【馬も君と同じこと考えている】

「フィッシュ‥‥違うよ。あなたのせいじゃない」

泣き出す瑞穂。

こうして瑞穂とフィッシュアイズは仲直り。
緑川も偉いおじさん達にジョッキーを変えろとかなんとか言われるがもちろん聞き入れるつもりはない!

桜花賞トライアルに向けてフィッシュアイズの調教がはじまる。
しかしツバキオトメのランクではフィッシュアイズの併せ馬にならない。
そこに池田ジョッキーと剛力彩芽が登場。

剛力彩芽は本当に馬が好きなので自分の所有する馬を併せ馬に使って欲しいと申し出てくれた。(普通にいい人w)
池田ジョッキーも改心。瑞穂を落馬させたことに罪悪感を抱えていた。
奥さんと子どもはいい人だったので何か言われたのだろう。

池田たちのおかげでフィッシュアイズの調教もうまくいき桜花賞トライアルが近づいてきた。
中央に戻った瑞穂は、同期のジョッキーと再会。

「また一緒に走れるなんて夢みたい」
「お前さライバルに向かってそんなこと言っていいの?」
「え?ライバルだと思ってくれてるの?」
「当たり前だろ。同じ重賞走るんだから。明日、負けないからな」
「うん、わたしも」

瑞穂は山名から緑川がG1で着ていた勝負服と同じものもらって重賞に挑む。
緊張で吐きそうになる瑞穂。

フィッシュに跨る瑞穂。
ーーー「本当にうまい騎手はなほんの少し手綱を弾いて網を震わせるだけで自分の思いを馬に伝わせることができるんだよ」

そうかあの時、父が言ってたいのは緑川先生のことだったんだ。
父は母を失った悲しみに負けないようにとわたしに馬を教えた。

そしてレース本番。

「見ろ!人馬一体じゃー!!」
「行けーー!!!」

誠が喋った!

フィッシュアイズ1着!

厩舎メンバーも大喜び。
誠と源さんも抱き合って喜ぶ。

そして念願の桜花賞。
結果は惨敗。
勝ったのは武豊。

【まだまだGIの壁はあつかった。それでも私とフィッシュアイズ緑川厩舎にとっては晴れの大舞台だった】

「次は頑張れよ!葦原瑞穂!またG1に戻ってこいよ」
中央のファンは温かい。

瑞穂は山名と桜を見ながら話す。

「これが私の植えた桜ですか?」
「この桜も君の未来もまだまだ伸び続ける。どんな未来が待っているんだろうね?」

山名会長も未来を見ている。
自動車業界について語り出す山名。

「どんなに未来が変わっても人と馬。人と車が築いてきた絆の歴史は忘れたくない。君のレースを見てつくづくそう思った。ありがとう」
「あれは私だけのレースでは‥‥私は1人じゃありません。こうなったらみんなで世界1!凱旋門賞を目指します!」

【どんなに未来が変わろうと、あの鈴田競馬場が私のスターティングゲートです】

 

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『風の向こうへ駆け抜けろ』後編 感想・レビュー

後編も泣いた。
誠の叫びで号泣😭

誠と源さんの絡みだいたい泣けたな😭
セリフがないのに表情だけで演技する板垣李光人くんに拍手。

そんでこの短い時間に厩舎メンバーのバックボーンまでおさめてくるなんてNHK優秀すぎでは?
瑞穂と武豊の対談とかどうでもいいシーンも多かったのに、前後編2時間半でよくまとめられたよね😌

武豊のシーンは競馬ファン胸熱なのでいいとして、オッサン達にジョッキー変えろとかなんとか言われる場面などは省いてもよかったかも。

桜花賞のシーンはいくらなんでも駆け足すぎ(΄◉◞౪◟◉`)

中央重症初勝利の余韻もなくすぐに桜花賞惨敗でビックリした。
ラストも駆け足で幕の閉じ方はビミョーでした。

まぁ重症勝利が最高潮のシーンだから仕方がないか。
さすがに地方馬が桜花賞勝つっていうミラクルは2時間半では無理でしたね。

地方出身馬で桜花賞とった馬は1994年と2000年代にいたはずなのであり得ない話でもないですけどね🤔

そんで女性ジョッキー特有の苦しみについて考えさせられたな〜。
実際に月柴レベルのミソジニーは競馬界にいないと思いますが、男性社会に女性が挑戦することの難しさはリアルだと思う。

特に結果が伴ってないのに取材を受けたり注目されたりするのは精神的に来るだろうなぁ。
ヤフーの細江純子さんの記事を最近読んだばかりなので、いろいろ考えさせられました。

とりあえず、NHKは競馬のドラマを作ってくれてありがとう。
1円もかけてないのに本気でフィッシュアイズ応援した!
誠と一緒に叫んだよ😭

いいドラマでした。
欲を言えば全5話くらいでもっと丁寧に描いて欲しかったけど。でも満足!