スペシャルドラマ『BRIDGE はじまりは1995.1.17神戸』ネタバレあり感想・考察。阪神・淡路大震災を描く・・!

 

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スペシャルドラマ『BRIDGE はじまりは1995.1.17神戸』とは。

2019年1月15日(火に21:00~23:18まで放送されたスペシャルドラマ。
カンテレ・フジテレビ系 全国ネットで放送。開局60周年特別ドラマとなる。
U-NEXTで全6話として再構築したドラマを独占配信。葵わかな、佐藤隆太主演のスピンオフドラマ2本も配信された。

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あらすじ・ストーリー

1995年冬・神戸。
阪神・淡路大震災は、数多くの命を奪い、人々の生活を容赦なく破壊。電気・ガス・水道、そして鉄道。インフラは寸断され、神戸は陸の孤島となった。

中でも被害の大きかったJR六甲道駅は、高架橋やホームを支える一階部分が完全に崩落。
電車が動かないことで物資も届かず、大阪方面へ通う人々は、徒歩通勤を余儀なくされ、地元の人々は、ただ呆然と立ち尽くしていた…。

そこに現れた一人の男・高倉昭。六甲道駅の復旧を担う建設会社・磐巻組の工事所長だ。

まだ日常の残っている大阪に比べ、わずかな距離の神戸は、全てを失っている。
「俺たちにできることは何だ―――――?」 高倉は、ある決意をした。
通常なら、2~3年かけて復旧させる規模の工事。しかし、JRからの指示のもと、彼らがとった工法は、“ジャッキアップ”という奇抜なものだった。柱が壊れ、崩れ落ちてはいるが、先人たちが作り上げた高架橋の躯体そのものは、頑強だった。大きな危険と困難を伴う難工事になるが、これにより、工期を大幅に短縮できる。
「行くぞ、六甲道へ」 高倉は、仲間らを鼓舞し、立ち上がる。

高倉と、ひょんなことから出会った一人の少年。六甲道で生まれ育った春日豊。
ビデオカメラをぶら下げた春日を、高倉は工事の記録係に任命する。世の中の全てが面白くないとふてくされて生きていた春日だったが、困難に立ち向かう周囲の人々の姿を見て、少しずつ変わっていく。

そんな春日は、秘密を抱えていた。彼がいつも手にしているビデオカメラに記録されている幼い少女の姿。
それは彼にとって、逃れられないほど大きな意味を持っていた。
高倉はそんな春日の想いに薄々気づいていて…。

そして、2018年秋。
神戸で阪神・淡路大震災の慰霊碑にスプレーで落書きをした少年の前に謎めいた男が現れる。
23年後の春日だ。人を煙に巻くような態度で正体を明かさないまま、春日が少年に語ったのは、1995年の冬に見た、六甲道での物語だった――――――――――

姿を変えてしまった神戸と、そこに集まってきた人々。
嘆きや悲しみを抱えながらも、助け合い、ぞれぞれの困難に力強く向き合う人間たちの姿が、時を超え、今を生き抜く勇気を我々に与えていく…!
(公式ホームページ引用 https://www.ktv.jp/info/newpress/2018/20181107/)

 

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スタッフ・キャスト

演出  – 白木啓一郎
脚本  – 一色伸幸
音楽  – イケガミキヨシ

高倉昭(磐巻組・六甲道駅工事所長) – 井浦新
春日豊(六甲道生まれ・神戸の少年) – 野村周平
服部瞳(六甲道生まれ・大阪のホテル職員) – 葵わかな
佐渡島克也(2018年の神戸の少年) – 葉山奨之
鶴義太郎(磐巻組・計画担当者) – 松尾諭
花祭俊貴(磐巻組・六甲道駅工事副所長) – 波岡一喜
御手洗靖(磐巻組・安全管理担当) – 浅香航大
國代寛治(磐巻組現場主任・長田の被災者) – 佐藤隆太
江戸川正央(六甲道駅を作った磐巻組OB) – 桂文枝
観音崎発光(一儲けを狙う演歌歌手) – 片瀬那奈
あだばな(スナック「六甲小町」ママ) – 濱田マリ
但馬源(焼き鳥屋「鳥和」店主) – 小市慢太郎
小比類巻葵 (新聞販売店の二代目) – 中村靖日
佐伯有(六甲道生まれ・瞳の幼馴染) – 佐野岳
竹田里津(芦屋に通う銀行員) – 阿部純子
高倉奈々(高倉昭の妻) – 吉田羊
玄能美能留(JR東日本の技術者) – ユースケ・サンタマリア
春日豊(2018年・六甲道工事の語り部) – 椎名桔平

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『BRIDGE はじまりは1995.1.17神戸』感想・考察。

災害がテーマなだけあって重くて考えさせられる話だった。

井浦新側の視点で見てたので、嫌味言われてどんより重い気持ちになったけど、自分が被災してたらイライラしてるだろうし一概に相手が悪いと言えないのが難しい物語だな〜と感じました。

※視聴後の感想になるので未視聴の方はネタバレご注意ください。

作業員が被災者になっちゃいけない

すごい難しい物語だった。

トイレを貸して欲しいという被災者に

「ここのトイレは作業員専用です 誰かに貸せばキリがなくなる。ここでは少なくて300人多くて600人の人間が作業している。それだけの人間が糞尿する。タンクが溢れれば我慢をすることになる」

と貸せないと言う高倉さん(井浦新)

これは難しい問題すぎて胸が痛い。
高倉さんの言うことはもっともだし、第三者から見れば言ってることわかる。
しかしこれを被災者としてつきつけられたらしんどいわ・・・・。

トイレを貸して欲しいと言ってきた被災者も、壊れた駅に神酒をしようと酒ビンを持っている高倉さんを「朝からいいですね」と嫌味を言ったりと、心に余裕がなかった様子で、見ていて辛すぎた。(誤解も入ってるけど)

最後まで嫌味を言っていて、流石にイラっときたけど、それだけ心に余裕がなかったってことだよね。
冷静に考えたら「この人たちは休みなしで働いてくれていた」と感謝の気持ちを持てても、あまりに余裕がなくてそういう気持ちになれなかったんだろうな・・・。

見ていて重くてしんどい気持ちになりましたが
被災者、復旧作業をする人たち、双方の辛さがリアルに描かれている作品だと思えました。(実際はもっとしんどいだろうけど)

毎朝歩いて通勤する2人

六甲道駅が崩壊したことで毎朝電車が出ている駅まで歩いて出勤している駅利用者たち。

葵わかな演じる服部瞳と、阿部純子ちゃん演じる竹田里津は
野村周平演じる春日豊が里津に声をかけたことがきっかけで仲良くなります。

怖い輩などいたらいけないからと、瞳と里津は毎日一緒に歩いてる出勤するんだけど
2人の境遇には涙が・・・。

瞳を心配して歩いて大阪まで来てくれた佐伯(佐野岳)の話は感動した・・・。
これは「あんたが好きや」になると思う。

U-NEXTでスピンオフあるみたいなのでこの後見ます・:*+.\(( °ω° ))/.:+

そしてさらに泣いたのがリツちゃんの話。
楽しそうに話していた父親【あきお】が、実は地震で亡くなっていたなんて・・。
最後に瞳に手紙でそのことを伝えたシーンではガン泣きした。

 

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まとめ

全体的に重いけど考えさせられるいいドラマだった。

特に被災した側
復旧作業をする側
双方の辛さが描かれていて考えさせられた。

視聴率とか商業目的関係なしにこういう作品はもっと世に出すべきだと思う。
学校とかでも見せた方がいいよ・・・若い人にこそ見るべき作品。

成瀬
葵わかなちゃん可愛かった!新成人なのに溢れる平成初期感・・・!!!