映画『いぬやしき』ネタバレあり感想・考察。佐藤健が悪役で木梨憲武がヒーロー。

 

原作は1巻しか読んでませんが映画『いぬやしき』動画配信開始されてたので観てみました!
売り上げが爆死と聞きましたが普通に面白かったです。

気になってる方はぜひ。無料トライアルを使えば無料でいぬやしきの動画を見ることができます。(U-NEXT

 

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映画『いぬやしき』とは?

『GANTZ』で知られる奥浩哉の漫画『いぬやしき』をとんねるず・木梨憲武と佐藤健で実写映画化。
監督は『GANTZ』『図書館戦争』『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』『アイアムアヒーロー』などの佐藤信介。

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キャスト・スッタフ

原作 – 奥浩哉「いぬやしき」
監督 – 佐藤信介
脚本 – 橋本裕志
主題歌 – MAN WITH A MISSION「Take Me Under」

犬屋敷壱郎 – 木梨憲武(とんねるず)
獅子神皓 – 佐藤健
安堂直行 – 本郷奏多
渡辺しおん – 二階堂ふみ
犬屋敷麻理 – 三吉彩花
犬屋敷剛史 – 福崎那由他
ミヤノ – 生瀬勝久
犬屋敷万理江 – 濱田マリ
獅子神優子 – 斉藤由貴
萩原刑事 – 伊勢谷友介

 

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映画『いぬやしき』あらすじ

定年を間近に控える冴えないサラリーマン・犬屋敷(木梨憲武)は会社や家庭から疎外された日々を送っていたが、ある日突然、医者から末期ガンによる余命宣告を受け、深い虚無感に襲われる。その晩、突如墜落事故に巻き込まれ機械の体に生まれ変わった彼は、人間を遥かに超越する力を手に入れることに。一方、同じ事故に遭遇した高校生・獅子神(佐藤健)は、手に入れた力を己の思うがままに行使し始めていた。自分の意志に背く人々をただただ傷付けていく獅子神と、獅子神によって傷付けられた人々を救い続ける犬屋敷。強大な力を手に入れた二人が、いま、それぞれの想いで動き出す———。(引用元

 

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『いぬやしき』興行収入

7億0147万2600円。
とあまり振るわない結果に。

 

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キャスティングについて

獅子神皓 – 佐藤健

キャスティングについてで気になったことですが佐藤健の高校生役って!!!!
確か来年で30歳ですよね。
2015年公開の『バクマン』の時点で「いつまで高校生やるんだよ」と思ってましたが29歳で高校生を演じれるとは。
特別違和感はなかったので佐藤健さんのルックスの力すごいなーと思いました。

渡辺しおん – 二階堂ふみ

二階堂ふみさんの出演作品いくつか見ましたが演技の振り幅すごいですよね。今作でもそれは十分に発揮されてたと思います。
気弱そうなおとなしい少女のしおん役合ってて流石だなと思いました。

犬屋敷麻理 – 三吉彩花

三吉彩花さんロングヘアーのイメージが強かったですがショートカットも可愛い!
役的には好きになれないタイプでしたが今後の活躍に期待してる女優さんです。

 

映画『いぬやしき』感想・考察

興行収入が爆死と聞いてたので全く期待せずに見ましたが、普通に面白かったです。
ですがちょいちょい意味不明なところや面白くないと思えるシーンがあったのも事実。
点数をつけるなら星5つ中3つが限界かも。

以下、ネタバレを含みますので未見の方は注意してください。

登場人物の心情がよくわからない

登場人物の心情などちょっと意味がよくわかりませんでした。

主人公・犬屋敷壱郎(木梨憲武)の家族たちがなぜ壱郎をあんなにを毛嫌いしているのか意味がわからなかったです。
特に娘の麻理(三吉彩花)は父のことを人間じゃないかのように扱ってましたが思春期の域を超えてませんか?

年頃だからお父さんと話したくない!っていうレベルじゃないよ。世の中のお父さんたちってこんなにひどい目にあってるの?
あまりの酷さに何か恨んでいる理由(恋人や友達が殺されたなど)でもあるのかと思ってましたが、特に作中で言及されず娘に感情移入できなかったです。最後に父親に助けられるシーンでも特に感動できませんでした。

そして1番不思議なのが本作のもう1人の主人公でありダークヒーローの獅子神皓(佐藤健)。
獅子神は友人の安堂直行(本郷奏多)をイジメから救ったり、母親の優子(斉藤由貴)に対しては愛情を持っていたり、同級生の渡辺しおん(二階堂ふみ)とも分かり合うなど人間の心を捨てたわけではなさそう。
なので彼が見ず知らずの一家を殺す理由がイマイチ分かりませんでした。

母親を蔑ろにした父親を許せなかったなら父親一家を殺すべきだったのでは?
まあ猟奇的殺人犯の人を殺す心理などはわからないのでここに理由を求める意味はないのかもしれないです。

あと警察が話を聞きにきた際に母親を置いて逃げるのもバカなのかな?と。
母親を置き去りにする以前にもなぜいきなり逃げたのかも謎。
でもまあ高校生なんてそんなもんか。

戦闘シーンが長くて退屈

犬屋敷と獅子神の戦闘シーンがとにかく長くて退屈でした。
CG技術はすごいと思いましたがこんなに長くする意味あるの?

戦闘シーンを無意味に延ばすくらいならもっと登場人物の心情を書いてくれと思いましたね。

警察がカスすぎて

警察カスすぎません?
いくら獅子神殺したいからって一般人のしおんのいる場所で発砲っておかしすぎる。

流石に引いたししおんがかわいそすぎた。

萩原刑事も伊勢谷である意味ないしほぼ出番ないし伊勢谷友介の無駄使いすぎる。

面白いと思ったところ

冴えない中年サラリーマンの犬屋敷壱郎とごく普通の高校生・獅子神皓。
突如墜落事故に巻き込まれ機械の体に生まれ変わり、人間を遥かに超越する力を手に入れることになった2人が、一方はヒーローにもう一方は殺人鬼になる。

という設定がまず面白かったです。
ここは原作に対しての意見になると思うのでもう漫画読んだほうがいいのかも。

CGも素晴らしく、戦闘シーンや改造後の2人の身体もすごかったです。

個人的にこの作品の魅力を挙げるとすれば

  • 『突如墜落事故に巻き込まれ機械の体に生まれ変わり、人間を遥かに超越する力を手に入れることになった2人が、一方はヒーローにもう一方は殺人鬼になる』という設定
  • CG技術の戦闘シーン

でした。

 

まとめ

ということで映画『いぬやしき』全く期待してなかった割りには面白かったですが、疑問点もいくつかありました。
頭を空にしてぼーっと見るにはオススメできる映画でしたね。
「寄生獣」「東京グール」「亜人」系の娯楽映画が好きな人は楽しめるんじゃないかな、と思います。

ちなみに私は漫画の実写版映画の中では『進撃の巨人』と『銀魂2』が好きです。