映画『さよならくちびる』ネタバレあり感想・レビュー・考察。ハル、レオ、シマの複雑な関係性が見どころ。ラストが微妙!?

 

『さよならくちびる』見に行ってきました!

あいみょんが作詞作曲した楽曲を、劇中で小松菜奈&門脇麦が組むデュオ「ハルレオ」が歌うということで、何となく観にいきましたが、楽曲も映画もよかった😌

ゆったりとしたロードムービーで、のんびり映画を観たい時にはイチオシの映画です。

それでは映画『さよならくちびる』のネタバレ感想とレビューを書いていきます。
(レビューだけ読みたい人は目次から飛んでください。見終えた後の感想なのでネタバレには注意してね!)

 

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映画『さよならくちびる』とは

2019年5月31日に公開された。
小松菜奈と門脇麦のダブル主演の音楽ロードムービー。
解散が決定しているガールズ2人組ユニット「ハルレオ」のハルとレオ、マネージャー・シマの3人の複雑な恋と友情を描く。
『黄泉がえり』『どろろ』などの塩田明彦監督がメガホンを取り、完全オリジナルの脚本も手がけた。

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スタッフ・キャスト

監督・脚本・原案 – 塩田明彦
音楽 – きだしゅんすけ
主題歌 – ハルレオ「さよならくちびる」 Produced by 秦基博
挿入歌 – ハルレオ「誰にだって訳がある」「たちまち嵐」 作詞作曲:あいみょん

レオ – 小松菜奈
ハル – 門脇麦
シマ – 成田凌
篠山輝信
松本まりか
新谷ゆづみ
日髙麻鈴
青柳尊哉
松浦祐也
篠原ゆき子
マキタスポーツ

 

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主な登場人物

この映画は、「ハルレオ」の解散ツアーで全国の思い出の詰まったライブハウスを巡って行くハルレオとマネージャー・シマの3人を描く音楽ロードムービー。
ハル・レオ・シマの3人がメインの人物となります。

そんな3人を個人的な意見をふまえて紹介する。キャストについても言及してます。

レオ – 小松菜奈

バイト先のクリーニング工場でハルに声をかけられたことがキッカケに音楽をはじめる。
「ハルレオ」結成後、ローディ兼マネージャーのシマを好きになり、更にシマがハルを好きだと知って葛藤する。

成瀬
小松菜奈ちゃんが出るので観に行ったと言っても過言ではない。
相変わらず可愛かったし歌もよかった😌💕

ハル – 門脇麦

バイト先でハルを誘って「ハルレオ」結成。
同性の幼馴染に思いを寄せていた過去があり、レオに対しても友情以上の感情が芽生えはじめていた‥‥。

作詞作曲を担当。
すぐタバコを吸う。

成瀬
門脇麦ちゃんめっちゃ歌うまかった\(^o^)/

シマ – 成田凌

「ハルさんの曲と詞のセンスが好きだから」とハルレオのローディ兼マネージャーになる。
レオに思いを寄せられているが、ハルのことが好き。

元ホスト感ゼロ。フツーに誠実でいいやつ。
険悪な2人の間を取り持ったりと空気も読める。

成瀬
「チワワちゃん」や「スマホを落としただけなのに」などゲスなイメージが強かったけど、この成田凌はすごくよかった😌

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あらすじ

「二人とも本当に解散の決心は変わらないんだな?」
全国7都市を回るツアーへの出発の朝、車に乗り込んだデュオ〈ハルレオ〉のハル(門脇麦)とレオ(小松菜奈)に、ローディ兼マネージャーのシマ(成田凌)が確認する。うなずく二人にシマは、「最後のライブでハルレオは解散」と宣言するのだった。
2018年7月14日、解散ツアー初日から波乱は起きる。別行動をとったレオが、ライブに遅刻したのだ。険悪なムードの中、「今日が何の日かくらい憶えているよ」と、小さな封筒をハルに押し付けるレオ。しばらくして、何ごともなかったかのようにステージに現れるハルレオ。トレードマークのツナギ姿に、アコースティックギター。後ろでシマが、「たちまち嵐」を歌う二人をタンバリンでサポートする。
次の街へ向かう車の中、助手席でレオからもらった封筒を開けるハルを見て、「そうか、今日はハルの誕生日か」と呟くシマに、「違うよ。初めてレオに声をかけた日だよ」と答えるハル。二人が出会ったのは、バイト先のクリーニング工場。上司に叱られ、むくれていたレオを、ハルがいきなり「ねえ、音楽やらない?あたしと」と誘ったのだ。

その瞬間から、ずっと孤独だった二人の心が共鳴し始めた。ハルからギターを習って音楽を奏でる喜びを知るレオ。そんなレオを優しく見守るハル。レオの歌とギターは上達し、二人は路上で歌うようになった。
少しずつ人気が出始め、ライブツアーに出ることにしたハルレオは、ローディを探す。その時、「ハルさんの曲と詞のセンスが好きだから」と名乗りを上げたのが、元ホストのシマだった。売れたバンドが使っていたというツアー車を用意し、「俺らも行けるところまで突っ走る」と煽るシマに、ハルとレオも自分の夢を叫んで拳を振り上げた。
地方ライブの集客も増え、若い女性を中心にさらに人気が広がっていくハルレオ。だが、誰も予期しなかった恋心が芽生えたことをきっかけに、3人の関係は少しずつこじれていく。さらに、曲作りにかかわらないレオが、音楽をやる意味を見失っていった。各々が想いをぶつけ合い、名曲と名演奏が生まれていくが、溝は深まるばかり。ついに、この解散ツアーへと旅立つまで心が離れてしまった。
三重、大阪、新潟、山形、青森と、思い出の詰まったライブハウスを巡って行くハルレオ。もはやほとんど口もきかないが、ギターもコーラスもピタリと息が合い、その歌声は聴く者の心の奥深くへと届いていく。そしていよいよ3人は、北海道・函館で開くラストライブへと向かうのだが──。

(公式ホームページ引用 https://gaga.ne.jp/kuchibiru/)

 

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映画『さよならくちびる』ネタバレなし感想

ラストシーンは賛否両論ありそうですが、全体的にゆったりとした雰囲気でロードムービーが好きな人にはオススメできます。

正直、何度も使い回されているストーリーにDVやLGBTを盛り込んだだけ感は否めませんが、それでもこの映画の雰囲気とハルレオ&シマには心動かされました。
秦基博とあいみょんが提供している楽曲もいいので音楽好きさんも見にいくべき!

ただ、とにかくスローテンポな映画なので映画にスピーディーさを求める人にはオススメできないです。たぶん眠くなると思う。

 

映画『さよならくちびる』ネタバレあり感想・レビュー

それでは『さよならくちびる』の感想とレビューを書いていきます。
ラストや結末についても書いているので、まだ観てない人はネタバレに注意してね!

ハル、レオ、シマの複雑な関係

レオはシマのことが好きで、シマはハルのことが好き、ハルはレオのことが好き。という完全な三角関係でした。

途中までレオの方は分かるけど、なぜハルまで解散を望んでいるのか不思議でしたが、そういうことね。
ハルはレオがシマのことを好きだと知っていて日に日に大きくなる自分の気持ちから逃れたくて、険悪な雰囲気になっていたということかな

レオへの当たりが強すぎて分かりづらかったのですが、ハルが同性愛者だったことや、シマが「レオのことばっかり。ちょっとは自分のことも考えろ」と言っていたことで察した‥。
普通の映画だと、シマを取り合っての三角関係が妥当ですが、LGBT問題で一気に重くなりました‥。

同性愛の苦しみは想像だけでは理解できない大きな問題があるからね😔
そんなハルの気持ちを全て理解した上でのシマの言動がかっこよすぎて惚れました。レオがシマに惚れるのも納得。

結末がアッサリしすぎて驚いた件

複雑な三角関係のハル、レオ、シマが出した決断は解散。

険悪な雰囲気のまま解散ツアーで全国のライブハウスを巡る3人が、最後に揃ってご飯を食べるシーンでは言葉で表せない寂しさが湧いてきた。

本心ではないのにお互いを傷つける態度を取ってしまっていたハル、レオ。
素直になれない2人を、全て分かって見守ってきたシマ。
この3人が次のライブが終われば解散してしまう‥‥。

で、ここまで感動させておいて、ライブ後にやっぱり解散やめましたって何なん!?!?
これには拍子抜けでした。

全く余韻を味あわえなかった。
‥‥けど、まあよかったよ。
ハルもレオも素直になれなかっただけで、今までの感じの悪い態度が本心だったわけじゃないし。
この解散ツアーでお互いの必要さを再確認して、また3人で仲良くやっていってほしい。

 

まとめ

満足度 100点中70点

結末には肩透かしを食らいましたが、全体的に好きな雰囲気の映画でした。
ロードムービーが好きな人なら満足できること間違いなしです。

セリフがあまり多くなく、表情の演技で感情を表現する小松菜奈、門脇麦、成田凌も見どころ。
ハルレオの曲も最高だった😌💕