映画『デッドエンドの思い出』ネタバレ感想・考察・レビュー。失恋した時に観たい!前向きになれる温かい映画!

 

作家よしもとばななが自らの最高傑作と語る小説『デッドエンドの思い出』を少女時代のスヨン主演で日本と韓国の共同製作映画。
スヨンが好きなので見に行きましたが、想像していたよりもよかった!

現時点で辛い失恋中の女性には見て欲しい・・・😭
私も失恋を経験したことがありますが、その最中にこの映画を見てたら救われただろうなと思える内容でした。

 

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映画『デッドエンドの思い出』

2月16日に公開された日本と韓国の共同製作映画である。
よしもとばななによる小説『デッドエンドの思い出』を少女時代のスヨン主演で映画化。撮影は全て愛知県内で行われた。

 

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スタッフ・キャスト

監督・脚本:チェ・ヒョンヨン
原作 – よしもとばなな『デッドエンドの思い出』
撮影 – ソン・サンセ

ユミ – スヨン(少女時代)
西山 – 田中俊介(BOYS AND MEN)
ユジョン – ペ・ヌリ
テギュ – アン・ボヒョン
ジンソン – ドン・ヒョンベ
ニコ – イ・ジョンミン
アヤ – 平田薫
チェン – 若杉凩

 

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映画『デッドエンドの思い出』あらすじ

30歳を目前にして、ごく普通の日々を送っていた韓国人女性・ユミ(スヨン)。ひとつだけ気にかかっている事があるとすれば、仕事で名古屋へ行ってしまった婚約者テギュ(アン・ボヒョン)との未来だった。そんなユミはふと思い立ち、テギュに会いに名古屋へと向かう。久々の再会を待ちわびていたユミが、テギュのアパートで見たのは、見知らぬ女性の姿だった。突然知らされたテギュの裏切りに絶望し、あてもなく街をさまようユミ。そんな彼女がたどり着いたのは、エンドポイントという名のゲストハウスを兼ねた古民家カフェだった。エンドポイントのオーナー・西山(田中俊介)は不思議な存在感でユミに寄り添い、カフェに集うちょっぴりおせっかいな常連客たちも傷ついたユミの心をゆっくりと癒していく。そして西山の心の傷に触れた時、ユミの中で確実に何かが変わり始めた……。
(公式ホームページ引用 http://dead-end-movie.com/index.html)

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映画『デッドエンドの思い出』感想・考察

原作者のよしもとばななさんの書く小説は大好きで『TUGUMI』『うたかた/サンクチュアリ』『ハチ公の最後の恋人』など愛読していました。
しかし本作は未読・・・よしもとばななさんの最高傑作と言われているらしいので読むしかないですね。そう思わせてくれるほど映画版もよかった・・!

以下、映画鑑賞後の感想になります。未鑑賞の方はネタバレご注意ください。

切ないけど前向きになれる

スヨン演じるユミは長年つき合っていた婚約者・テギュに浮気をされてしまいます。
テギュはすでにアパートで新しい恋人と同棲しており婚約しているとのこと。

想像しただけで病むしテギュは全女性を敵に回しました。
「ユミには時間が必要」とか「車は返す」とかどれだけいい人ぶられてもテギュだけは許せない。
映画ラストでユミは前を向くことが出来たと思いますが、私は絶対にテギュを許さない😡
それだけユミがかわいそうでした。
一度失恋を経験したことがある人はきっとわたしと同じ感情になったはず・・・。

そんなユミが名古屋の古民家カフェ『エンドポイント』を訪れ、オーナー・西山やそこに集う常連客たちと心を通わせ傷ついた心を癒していくといった物語です。

非常にシンプルなストーリーで、スローテンポな映画ですが、ただテンポの遅い映画というわけでなく、丁寧にゆっくりと進むといった感じで心地のいい映画でした。

失恋から新しいいスタートをするまでのユミの気持ちが伝わってきて「これ失恋当時に見たら号泣だったろうな」と。
辛い失恋から立ち直れてない女性には見て欲しい映画です😭
失恋の最中って何を言われても頭に入ってこないだろうけど、手助けにはなるはず・・・!

主演2人の演技

映画を見て「スヨンやっぱり日本語うまいなー」と思ったのと、改めてスヨンのスタイルの良さには驚きました。
スカートから覗く足首の細さ・・・・!さすが少女時代。

少女時代は昔から大好きでアルバム購入したほどなんですけど、実はスヨンの演技を見るのは初めて。
どんな感じなんだろうと思って楽しみに劇場へ向かいました。
正直、日本語のうまさに目がいって演技については批評できるほど覚えてません。
しかしユミにこれだけ感情移入できたってことはスヨンの演技はうまいってことなんじゃないかな?という結論に至ってる

西山くんを演じた田中俊介くんについて。
田中俊介くんは東海地方出身・在住の男性メンバーで構成されたエンターメイト集団・BOYS AND MENに所属しています。
このBOYS AND MEN、かつてキンプリの平野紫耀くんも所属していたそうです!
そんな名古屋で活躍されている田中俊介くんですが、わたしは今作で初めて知りました。

知らない名前だったこともあり全く期待してなかったけど、思ったよりかなりいい演技で、いい味出してた👍
明るくて人気者だけど実は影がある西山くん。内に潜むものを出す演技って1番難しい気がします。
西山くんが笑顔の奥に抱えてるものが伝わってきて、映画見終えた後は田中俊介の名前を速攻でググった。

 

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まとめ

評価 ★★★★☆(星5つ中4つ)

わたしは好き!
ストーリー、雰囲気共に好みだった。
この映画を見て古民家カフェっていいなーとも思いましたw

のんびりした気分になれるし、感傷的になっているときに見れば心の整理がつくかも。
日韓共同政策映画で監督は韓国人ですが、日本語のシーンが多くて撮影地も名古屋なので、外国映画が苦手な人でも見れると思います・:*+.\(( °ω° ))/.:+