阿部サダヲ主演SPドラマ「スイッチ」ネタバレあらすじ感想・考察!不幸レベルが胸糞レベル!とにかく濃かった。

成瀬
こんにちは。成瀬です。

スペシャルドラマ「スイッチ」を見たのでネタバレと感想を書く。

ネタバレだけ感想だけを読みたい人はそれぞれ目次から飛んでください!

 

スポンサードサーチ

スペシャルドラマ「スイッチ」基本情報

2020年6月21日にテレビ朝日系「日曜プライム」で放送されたスペシャルドラマ。
脚本家・坂元裕二によるオリジナル作品で、監督は映画『君の膵臓をたべたい』などの月川翔。
主演は阿部サダヲ。

スタッフ・キャスト

脚本 – 坂元裕二
監督 – 月川翔
制作 – テレビ朝日、MMJ

駒月直 – 阿部サダヲ
蔦谷円 – 松たか子
鈴木貴司 – 眞島秀和
佐藤亜希 – 中村アン
星野七美 – 石橋静河
橋口結麻 – 岸井ゆきの
曽田知基 – 井之脇海
折原浩次 – 迫田孝也
大木和馬 – 篠原悠伸
星野依子 – 原日出子
大泉鷹太郎 – 嶋田久作
重藤啓輔 – 岡部たかし
本田聡司 – 尾美としのり
八角夏美 – 高畑淳子

 

スポンサードサーチ

スペシャルドラマ「スイッチ」あらすじ

横浜地検みなとみらい支部の検事・駒月直(阿部サダヲ)と、横浜ゴールド法律事務所の弁護士・蔦谷円(松たか子)は、学生時代から7年間付き合っていた元恋人同士。別れた後も、お互いに恋人ができると紹介しあう食事会を開いたり…と腐れ縁を10年以上続けていた。
ある日、直は料理研究家である恋人の佐藤亜希(中村アン)を、円は広告代理店勤務の恋人、鈴木貴司(眞島秀和)を紹介し合うため4人で食事をすることに。貴司と亜希を交えたぎこちない食事会を終え、それぞれカップル同士で観覧車に乗り、夜景を楽しむことになった4人。観覧車の中で、奇遇にも直と円はそれぞれプロポーズされるのだが…。

そんな中、直が担当している『みなとみらい連続突き飛ばし事件』が、新たな展開を見せ始める。通行人の背中を突き飛ばして逃走するというこの事件の7人目の被害者が犯人を目撃し、捜査が進展すると思われた矢先、ついに死者が出てしまったのだ。これまでは週刊誌が犯人を『背中どん男』と名付けるなど、どこか軽視されていたこの事件だったが、事態は一気に深刻化する。しかし任意で警察の取り調べを受けることになった男・大木和馬(篠原悠伸)が犯行を自供。加えて7人目の被害者の衣服繊維が付いた大木の手袋も発見される。ひとまずは傷害で逮捕令状を請求できると浮足立つ警察だが、直は殺人の証拠が見つかっていない段階での見切り発車に危機感を覚える。
そんなある日、円は事務所の所長・八角夏美(高畑淳子)から大木和馬の弁護を頼まれる。依頼人である大木の父親は、大手建設会社の次期社長と目されている大切な顧客のため、絶対に釈放を勝ち取らなければならない、事務所にとっての重要案件だという。ある理由から刑事事件を一切引き受けないと決めていた円だったが、条件付きで、渋々ながら大木を弁護することに。
一方、物証を発見し、安心しきっている警察の調書を読んでいた直は捜査ミスを発見。さらに大木の担当弁護士が円だと知りがく然とする。
検事と弁護士、それぞれの立場から事件の真相を追い求める二人――。
一見単純に見えた事件の裏に隠された衝撃の事実が明らかになったその時、彼らにも人生の選択の時が訪れて…!?

(公式HP引用 https://www.tv-asahi.co.jp/switch/#/?category=drama)

ここからネタバレあらすじ

大木和馬(篠原悠伸)の弁護を担当することになった蔦谷円(松たか子)は、警察のミスを発見。

 

警察は大木を任意同行している隙に証拠品を押収した。証拠品は車の中にあった手袋。
もちろん令状はとっていたが、警察がとっていた令状は大木の自宅の捜索令状だった。
大木は分離型の二世帯住宅に住んでおり、証拠品となった車をおいていたのは祖父の家の敷地内だ。
敷地外の証拠品は無効。捜査は違法となり、大木は釈放された。

 

釈放された大木と対面した円は、大木が殺害事件とは無関係だということを知る。
確かに大木は『背中どん男』だったが、2件の突き飛ばし事件とは無関係だと言う。
大木が関わっていないという2件は、唯一の死者・星野依子(原日出子)と、人材派遣会社に勤める重藤啓輔(岡部たかし)の件だった・・・。

 

大木の話を聞いた円は、星野依子の娘・星野七美(石橋静河)を訪ねる。
星野家は母子家庭で弁当屋を営み、ずっと母娘2人で生きてきた。

 

事件の日、母は体調が悪かった。
早めに店を閉めて帰ろうとしたら、弁当に醤油が入っていなかったと言うクレームが入った。
母はしょうゆを届けに出かけたがなかなか帰ってこなかった。
七美は心配していたが、しばらくして電話がかかってきた。

 

電話に出ると母が謝っている声が聞こえた。
「すみません、ごめんなさい。息ができなくて」
そんな母の他に男女の声も聞こえた。
2人は母を寝ているホームレスだと思っているようだ。
車を出すのに母が邪魔になるようで、母をどかせようとしている。
怒鳴る男の声。
2人は母を無理矢理その場からどかせようとする。
母を持ち上げて乱暴にどかす音がする。

 

「この人息してなくない?」女の方が言った。
焦った2人は『みなとみらい連続突き飛ばし事件』のせいにしようと母を発見現場まで運んだ。
母は2回殺された。七美はそう言う。

 

七美は、母を殺したのは『背中どん男』ではなく、電話口の男だと警察に訴えたが聞き入れてもらえなかった。

 

しばらくして、あの時の電話の声の男が弁当屋にやってきた。
七美はあの男が母を殺した犯人だと確信した。
その男が重藤啓輔(岡部たかし)だ。
七美は母の仇を討つために重藤を突き飛ばした。

 

七美は自首。
これで星野依子を殺した犯人が重藤だという調査もされると思われたが、警察は重藤への聞き込みは行わない方針だと言う。
偉い人が重藤の同級生らしい。

 

その夜。重藤が入院する病院に怪しい人影が現れた。
怪しい人影を取り押さえる直(阿部サダヲ)
重藤を殺そうとしていたのは円だった。

 

円が真犯人を殺害しようとしたのは今回が初めてではなかった。
今回で7回目。パワハラ自殺事件、暴行事件、過労死事件、ひき逃げ事件、土地不正取引事件。
直が止めなかったら円は殺人犯になっていた。

 

円は悪いことをしたのに裁かれなかった人間を見るとスイッチが入ってしまう。
それは円と直の過去にも関係する。
直と円の家族は27年前にトンネル崩落事故で死亡している。
2人は16歳の時にその事故で知り合った。

 

トンネル事故の原因はずさんな工事が原因だった。
その時の建設に携わった政治家・大泉鷹太郎(嶋田久作)は裁かれることなくのうのうと生活していた。
円はその時も政治家を殺そうとした。それを止めたのも直。
それから10年かけて2人は猛勉強して大泉鷹太郎を裁いた。別件だが刑務所に入れた。
しかし円は、ヤツが出てきたら殺すつもりだと言う。

 

直は、重藤を裁くことを諦めなかった。
七美が言うには、母は亡くなった日、七美が贈った時計を身につけていたらしい。
時計はまだ七美の手元に帰ってきていない。
スイッチの入った直は、ポケットマネーや交換条件を使って証拠品の腕時計をゲット。
時計からは重藤のDNAが検出された。
こうして重藤は逮捕された。

 

一件落着し、飲みに行く直と円。
酔っ払った円は自宅に直を誘う。
お互いの恋愛のことが気になる2人。
結婚する話はどうなったのか・・・。
「すごく好きになった恋愛と比べてしまう」と言う直。
「私と比べちゃうんだ」と言う円。
円も昔の恋愛と比べてしまうと言う。

 

気まずくなって出て行く直。
追いかける円。
すると出て行ったはずの直が戻ってきた。
濃厚キスする2人。
激しく絡み合い・・・・そのままベッドイン。
しかし一旦いいわけする直w
12年前とはスタイルが違うとかなんとか。
結局その日はベットインすることはなかった。
「君がいなかったら俺の人生味気ないものになってたと思う。
君がいる人生でよかった」
「おおむね同感です」

 

後日、お互いの恋人を交えて4人で食事をする。
楽しく談笑しながら食事をする4人・・・ふとした視線の先に、円は大泉鷹太郎(嶋田久作)を見かけた。
復讐スイッチオン!

 

 

スポンサードサーチ

SPドラマ「スイッチ」感想・レビュー

おもしろかった(´・ω・`)
濃すぎて連ドラでもいいボリュームだった。
というか連ドラでも見たい😌
続編希望します!

脚本家・坂元裕二さんのオリジナルドラマってことで、「カルテット」とか「anone」ぽい話を想像してたんだけど、それ以上でした。
最近の坂元作品の中では1番好きかもしれん。

登場人物たちの不幸レベルも「いつ恋」や「anone」以上だったのでは(΄◉◞౪◟◉`)
原日出子さん石橋静河ちゃん親子の事件は稀に見る胸糞レベルでした。
たった1人の肉親が亡くなるだけでも堪え難い出来事なのに、尊厳を踏みにじられるような殺され方して、どれだけ辛かったことか。
娘さんの減刑を望みます😭

でも娘さん、電話の声だけで犯人特的できたのはスゴイなw
橘ひかり(byボイス)以外にあんな凄技使える人がいるとは思わんかったw
声だけで復讐するなんて間違えてたらどうするつもりだったんだろ・・・。
ついでにあの電話の内容を聞いた限り、重藤の嫁(彼女かな?とにかく連れの女)も裁かれる人間に思える🤔

あの親子の話が強烈すぎて、阿部サダヲと松たか子の話も霞むと思いきや、2人もなかなか辛いひどい過去を抱えてた。
裁かれない権力者ほど胸糞悪い話はないですもんね😢


(画像引用元 https://www.tv-asahi.co.jp/switch/#/?category=drama)

なんだか可哀想な咬ませの2人

阿部サダヲと松たか子が厚い絆で結ばれているのは分かったけど、眞島秀和と中村アンが気の毒だった。

とくに眞島さん。いい人だしちゃんと円のこと好きに見えたし(´・ω・`)
でも・・・若干めんどくさかったねw

話は面白くないし、結婚を白紙に戻すときとか自分の話をはじめるしさ。
「いい人は天国に行けるけど、悪い人はどこにでも行ける」って話は深いエピソードだとは思うけど・・・割と自分語り多いなw

初の食事会の時もそうだけど、職場の人の話をされるのキツイわ😂
たいして面白くない話を「面白い話があるんですよ」って話はじめるところもキツイ。

中村アンの方は、どうして阿部サダヲとつき合ってるのかが謎だったよ。
インスタに【出会いに感謝】とか投稿するような女がつき合うような相手ではないと思うんだけど(偏見w)

若干痛いところがある2人だったけど、それでも可哀想なのには変わりはない。
「前の人の方が好きだった」と相手に思われてる状態でつき合わあれてるなんてなかなか辛い😭
まあ大人になってからの恋愛なんてだいたいそんなもんだけどさ・・・・。

ただ、見た感じ眞島秀和と中村アンの2人の方が相性よさそうなんだよね😂
この際、相手交換してみるのも1つの手かもしれないw

ってことで、スペシャルドラマ「スイッチ」
事件と恋愛、いろんなことが絡み合ったストーリーでおもしろかったです。
続編あれば必ず見るので制作してほしい\(^o^)/


(画像引用元https://www.tv-asahi.co.jp/switch/#/?category=drama)