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『テレビ朝日開局60周年記念 5夜連続ドラマスペシャル白い巨塔』とは?
浪速大学に勤務する財前五郎と里見脩二という対照的な人物を通し、医局制度などの医学界の腐敗を鋭く追及した山崎豊子による社会派小説を岡田准一主演でドラマ化。5夜連続で放送される。
過去に1回の映画化、5回のドラマ化をしている。
過去の映像作品一覧
- 1966年映画化 (財前五郎 – 田宮二郎 -、東貞蔵 – 東野英治郎、里見脩二 – 田村高廣)
- 1967年テレビドラマ化 全26回。(財前五郎 – 佐藤慶、里見脩二 – 根上淳、東貞蔵 – 山形勲)
- 1978年テレビドラマ化 全31回。(財前五郎 – 田宮二郎 、里見脩二 – 山本學、東貞蔵 – 中村伸郎 )
- 1990年テレビドラマ化 2夜連続のスペシャルドラマ。(財前五郎 – 村上弘明、里見脩二 – 平田満 )
- 2003年テレビドラマ化 全21回。(財前五郎 – 唐沢寿明、里見脩二 – 江口洋介、東貞蔵 – 石坂浩二)
- 2007年韓国にてテレビドラマ化 全20回。(チャン・ジュンヒョク【財前五郎】 – キム・ミョンミン、チェ・ドヨン【里見脩二】 – イ・ソンギュン)
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スタッフ・キャスト
原作 – 山崎豊子
監督 – 鶴橋康夫、常廣丈太
脚本 – 羽原大介、本村拓哉、小円真
財前五郎 – 岡田准一
里見脩二 – 松山ケンイチ
花森ケイ子 – 沢尻エリカ
東貞蔵- 寺尾聰
鵜飼裕次 – 松重豊
大河内恒夫 – 岸部一徳
柳原雅博 – 満島真之介
佃友弘 – 八嶋智人
亀山君子 – 美村里江
野坂奈津美 – 市川実日子
財前又一 – 小林薫
財前杏子 – 夏帆
黒川キヌ – 市毛良枝
東政子 – 高島礼子
東佐枝子 – 飯豊まりえ
船尾徹 – 椎名桔平
佐々木庸平 – 柳葉敏郎
佐々木よし江 – 岸本加世子
佐々木庸一 – 向井康二
関口徹 – 斎藤工
国平幸一郎 – 山崎育三郎
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『白い巨塔』第四夜あらすじ
ドイツで手術のデモンストレーションを行う財前五郎(岡田准一)が現地の医師たちに絶賛されている頃、日本では、ICUでの治療の甲斐なく佐々木庸平(柳葉敏郎)が死亡していた。死因が肝不全だと知り、膵臓がんだと思っていた妻のよし江(岸本加世子)と息子の庸一(向井康二)はがく然…。里見脩二(松山ケンイチ)は、そんな二人に病理解剖を勧める。
財前のミスを疑い、真実を知りたいと強く願う庸一の後押しで、後ろ向きだったよし江も解剖を了承。病理学科の教授・大河内恒夫(岸部一徳)が解剖を担当することになる。
解剖の結果、血管内リンパ腫が原因で肝不全となり、血液凝固障害を起こしたため死亡したことが判明。よし江と庸一は、手術の前後ともに、財前は「膵臓以外に問題がない」と言っていたと柳原雅博(満島真之介)に詰め寄る。もともと財前の傲慢な診察態度に疑問をもっていた二人は、彼を裁判で訴えることを決意する。そんな中、財前が帰国。空港で訴訟についてのコメントを求める記者たちに囲まれ、もみくちゃになっている財前を連れ出した義父の又一(小林薫)は、その足で医学部長・鵜飼裕次(松重豊)の自宅へ向かう。教授選で財前を推薦したがために自分の立場が危うくなったと激昂する鵜飼に、財前は、すべては遺族の誤解で、自分に後ろめたいことはないとキッパリ宣言。又一も金に糸目はつけないので、何とか降りかかる火の粉を払ってほしいと土下座する。
翌朝、柳原を呼び出した財前は、恩師の大河内が解剖を担当したと聞き、自分の立場が悪くなると激怒。さらに、柳原にカルテの改ざんまでほのめかす。また、里見のもとを訪れた財前は、遺族に自分を窮地に陥れる病理解剖を勧めた彼にも食ってかかり、同期の二人に溝ができてしまう…。
よし江と庸一は財前を訴える裁判を起こすために、弁護士・関口徹(斎藤工)の事務所を訪れる。一方、病院と財前の代理人となった弁護士・国平幸一郎(山崎育三郎)は関口に破格の金額を提示し、示談にしないかと持ちかける。
真実と自分の将来を天秤にかけ、裁判を前にどんどん追い込まれていく柳原…。
そして、ついに、純粋に真実を知りたいと願う遺族と、保身にすべてをかける財前の長い闘いが始まる…!(公式ホームページ引用 https://www.tv-asahi.co.jp/)
ネタバレありあらすじ
佐々木庸平が死亡。
病理学科の教授・大河内恒夫の解剖により、血管内リンパ腫が原因で肝不全となり、血液凝固障害を起こしたことが原因で死に至ったと判明する。
庸平の妻のよし江と、息子の庸一は財前を裁判で訴えることを決意する。
ドイツから帰国した財前は、すべては遺族の誤解で自分に非はないと宣言。裁判で徹底的に戦うことに。
財前は柳原にカルテの改ざんをほのめかし圧をかける。
病院と財前の代理人となった弁護士・国平幸一郎は、佐々木側の雇った弁護士・関口徹に、破格の金額を提示し、示談にしないかと持ちかけた。
実は関口には、損害賠償金を取るために示談を勧めず依頼人を自殺させてしまった過去があった。しかも相手の国平は関口がかつていた弁護士事務所の弁護士だ。
過去の負い目から、関口はよし江と庸一に示談を勧めるが、2人はお金の問題ではないと拒否。
裁判が始る。
金井や柳原の証言で財前側が有利な展開だったが、里見が証言台に立ったことで一変する。
里見は、財前が里見と柳原の「PET検査をした方がいい」という意見を無視し手術を執刀したことを証言した。
しかし、第一審は財前の勝利。
大学の不利になる証言をしたことで里見は田舎の大学病院へ飛ばされてしまう。

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『白い巨塔』第四夜感想・考察
ついに、医療裁判が始まりました‥‥!
教授選のドロドロから打って変わって、人の命を絡めた問題でかなり重い話に。
医療裁判は、勝訴するのも難しいらしいですが、倫理的にも難しい問題だと思う😩
医療ミスを訴えて仮に勝訴しても、その医者の地位や評判が落ちれば、今後救われる命が減るかもしれない。
財前ほどの凄腕の外科医となれば尚更である‥。
そんなことを遺族が考えてしまったら本当に報われない。
でもまあ、今回の佐々木庸平の件は、明らかに財前が自分の腕と診断を過信しすぎていたせいで、しかも反省もしていないので遺族がそこまで考える必要はないんですけどね。
それに佐々木親子が財前を訴えた理由の半分は、傲慢な診察態度が問題でしょう。
財前が里見のように患者に接していられたら、ここまで大問題になってないかもしれない。もっとも財前がそういう性格だったらPET検査もしたかもしれませんが😂
こんな感じで、見てて心が締め付けられるような医療裁判。
第五夜でも続くので、人間の闇(主に財前の嘘)を重い気持ちで見届けます。
財前と里見の確執
里見が大学側(財前)の不利になる証言をしたことで、財前と里見の間には完全に溝ができました。
ラストの屋上での会話シーン。2人の対立を現していていいシーンだったと思うんですけど、テレ朝版の財前と里見の関係性が薄っぺらすぎて全く感動できなかった。
ずっと言ってるけどダイジェストを見てる感覚で、深みがゼロなんだよね。
財前と里見の関係もライトに描かれてて、会話中に「信頼してる外科医の〜」「信頼してる里見の診断〜」みたいに盛り込んでるだけなイメージ。

相変わらず佐枝子はうざかった
全ての白い巨塔に共通して言えるのが佐枝子のウザさだな🙄
なぜこの子はお父様や財前を批判できるんだろ。
医者でもなく、ましてや社会にすら出てない佐枝子が、大学病院の体制の批判をする意味が分からない。
里見が財前を批判するのとは訳が違う。
ただ飯豊まりえちゃんは可愛いよね〜。
矢田亜希子と同じく可愛さでカバーしてくれてありがと。
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『白い巨塔』第五夜あらすじ
医療裁判で勝訴した財前五郎(岡田准一)と浪速大学病院だが、控訴審を控えているにも関わらず、世界外科連盟の理事に立候補するという財前に、病理学科の教授・大河内恒夫(岸部一徳)ら周囲は、あきれ顔…。
一方、控訴審の証人を探し求め、病院関係者を訪ねてまわる弁護士の関口徹(斎藤工)だが、ことごとく財前に根回しされていて、証言してくれる人が見つからない。
前回の裁判で、医師としての信念を貫いて財前と大学に不利な証言をしたため、浪速大学医学部を辞し、来月から関西がんセンターで研究を続ける道を選んだ里見脩二(松山ケンイチ)と、現近畿労災病院院長・東貞蔵(寺尾聰)の娘で里見を慕う東佐枝子(飯豊まりえ)は、関口に協力することを決意する。
関口と佐枝子は元看護師で真実を知る亀山君子(美村里江)に証人になってくれるよう頼みに行くが、妊娠中の君子を心配する夫・亀山富治に追い返されてしまう。一方の財前と義父・財前又一(小林薫)は、外堀から埋めようと、富治の工場へ。しかし金にものを言わせて自分たちに都合の良い証言をさせようとする卑劣なやり方に富治は激昂。その話を聞いた君子は裁判で証言する決意を固める。
そして、ついに控訴審が開廷。良心の呵責にさいなまれながらもウソをつき続ける柳原雅博(満島真之介)だが、予想もしなかった財前のひどい裏切りに打ちひしがれてしまう。この財前の裏切りにより、裁判は混迷を極めることに…!
そうして迎えた結審の日―。裁判所を出た財前は、大勢の記者に囲まれる中、突然倒れてしまう……!(公式ホームページ引用 https://www.tv-asahi.co.jp/)
裁判が始まり、どんどん重い展開になってきましたね。
財前と里見、同期の二人の確執がメインでした。
相変わらずダイジェスト感は否めませんが