映画『居眠り磐音』ネタバレあり感想・考察・レビュー。松坂桃李が時代劇でヒーローを演じる!モヤモヤするラストに続編希望!

 

佐伯泰英の人気時代劇小説『居眠り磐音』シリーズを松坂桃李主演で映画化。
なんとなく観に行きましたが、原作がしっかりしているだけあって面白かったです。
ところどころウルウルきたところもあって、想像以上に感動した😭

それでは映画『居眠り磐音』の感想・レビューを書いていきます。
(前半は映画の概要などを書いています。感想・レビューだけ読みたい方は目次から飛んでください。)

 

あわせて読みたい!5月公開の映画の一覧はこちら→【名探偵ピカチュウ】2019年5月に上映されるオススメ映画一覧【居眠り磐音】/【パラレルワールド・ラブストーリー】

 

スポンサードサーチ

映画『居眠り磐音』とは?

2019年5月17日公開された。
佐伯泰英の人気時代劇小説「居眠り磐音 決定版」シリーズを松坂桃李主演で映画化。松坂桃李は時代劇初主演となる。
監督は『超高速!参勤交代』『空飛ぶタイヤ』などの本木克英。
宍戸文六役は不祥事のためピエール瀧から奥田瑛二に変更された。

 

スポンサードサーチ

スタッフ・キャスト

原作 – 佐伯泰英「居眠り磐音 決定版」
監督 – 本木克英
脚本 – 藤本有紀
主題歌 – MISIA「LOVED」

坂崎磐音 – 松坂桃李
おこん – 木村文乃
奈緒 – 芳根京子
小林琴平 – 柄本佑
河出慎之輔 – 杉野遥亮
佐々木玲圓 – 佐々木蔵之介
宍戸文六 – ピエール瀧 → 奥田瑛二
由蔵 – 佐戸井けん太
毘沙門の統五郎 – 比留間由哲
東源之丞 – 和田聰宏
竹村武左衛門 – 高橋努
品川柳次郎 – 荒井敦史
坂崎伊代 – 南沙良
鉄五郎 – ベンガル
川合久敬 – 桜木健一
蔵持十三 – 水澤紳吾
黒岩十三郎 – 阿部亮平
上野伊織 – 永瀬匡
さよ – 川村ゆきえ
河出舞 – 宮下かな子
松吉 – 山本浩司
佐兵衛 – 有福正志
日村綱道 – 菅原大吉
三浦屋庄右衛門 – 陣内孝則
甚兵衛 – 橋本じゅん
邦右衛門 – 早乙女太一
高尾太夫 – 中村ゆり
天童赤児 – 波岡一喜
坂崎正睦 – 石丸謙二郎
坂崎照埜 – 財前直見
田沼意次 – 西村まさ彦
今津屋吉右衛門 – 谷原章介
金兵衛 – 中村梅雀
阿波屋有楽斎 – 柄本明

成瀬
奥田瑛二演じる宍戸文六はピエール瀧さんから変更になったということだけど、奥田瑛二の方が合ってる気が
柄本佑が柄本明、奥田瑛二と実の父、義理の父と親子共演してるのも見どころでした〜。

 

スポンサードサーチ

登場人物

映画『居眠り磐音』の登場人物とキャストについて思ったことを書いていく。
ネタバレを含むので未鑑賞の方は注意してください!

坂崎磐音 – 松坂桃李

許嫁である奈緒の実兄・琴平を斬ったことが原因で江戸で暮らすことを決意する。
切なく、強く、優しい主人公である。
剣を構えた姿が居眠りしている年寄り猫のよう姿であることから「居眠り剣法」と呼ばれている。

ハマり役だとネット記事で読みましたが、まさしくハマり役だったと思う。
おっとりしている風に見えて実は強い!という設定が桃李くんぽくてよかった😌

おこん – 木村文乃

両替屋「今津屋」の女中。江戸で磐音に仕事を紹介してくれた金兵衛の娘である。
磐音を気遣ううちに磐音を好意を持ち始める。

江戸のおてんば娘感がすごい!めちゃくちゃ可愛かった。
木村文乃さんはおでこが切れなので時代劇似合いますね😌
おこん派か奈緒派かと聞かれれば、私はおこん派です!

奈緒 – 芳根京子

磐音の許嫁。琴平の末の妹である。
磐音が江戸を去り浪人となっても、一途に思い続ける。

兄が斬られた時でさえ、磐音に会いたい、磐音の苦しみを分かりたいと思える心がすごい。
圧倒的な信頼感を持ってるからこその一途さですね😢
こんなに一途に人を思い続けられるなんて素敵‥‥😌

小林琴平 – 柄本佑

磐音と慎之輔の幼馴染であり、奈緒と舞の兄。小林家の長男である。
妹・舞を斬られたことで、慎之輔を斬る。
その後、磐音に斬られて死亡。

幼馴染(義理弟)に妹を斬られるって、想像しただけで精神おかしくなる。
琴平くんは、かなりかわいそうな立ち位置だった😭
柄本佑がいい味出してた😌

河出慎之輔 – 杉野遥亮

磐音と琴平の幼馴染。
修行から国に戻った直後、妻の舞が不貞を犯したとの讒言を信じ、斬ってしまう。
その後、琴平から斬られ死亡する。

舞のこともっと信じてやれよ、と思った😩
昔ってこんな感じだったんだねー😭
最近注目してる杉野遥亮くんの演技も慎之輔の純真無垢な感じが出てよかった。

スポンサードサーチ

映画『居眠り磐音』あらすじ

友を、斬り愛する人を失った。
男は、哀しみを知る剣で、悪を斬る。

坂崎磐音(松坂桃李)は、故郷・豊後関前藩で起きた、ある哀しい事件により、2人の幼馴染を失い、祝言を間近に控えた許嫁の奈緒(芳根京子)を残して脱藩。すべてを失い、浪人の身となった──。

江戸で長屋暮らしを始めた磐音は、長屋の大家・金兵衛(中村梅雀)の紹介もあり、昼間はうなぎ屋、夜は両替屋・今津屋の用心棒として働き始める。春風のように穏やかで、誰に対しても礼節を重んじる優しい人柄に加え、剣も立つ磐音は次第に周囲から信頼され、金兵衛の娘・おこん(木村文乃)からも好意を持たれるように。そんな折、幕府が流通させた新貨幣をめぐる陰謀に巻き込まれ、磐音は江戸で出会った大切な人たちを守るため、哀しみを胸に悪に立ち向かう──。

(公式ホームページ引用 http://iwane-movie.jp/)

 

スポンサードサーチ

『居眠り磐音』感想・レビュー

それでは映画『居眠り磐音』の鑑賞後レビューを書いていく。
※映画未鑑賞の方はネタバレにご注意ください。

見やすい時代劇だった。
これなら好んで時代劇を見ない層にも受け入れられると思う。

両替屋・今津屋と阿波屋のやり取りなど爽快で笑えるシーンもあって、一方で磐音の辛い過去や奈緒との別れなどの切ないシーンも多い。
ストーリーは分かりやすくて、尚且つ感動できる。笑って泣ける時代劇でした。

そんな時代劇初心者にも優しい『居眠り磐音』ですが、率直に感想を言うと、可もなく不可もなくといった感じ。
原作が全51巻で壮大なため、映画ではほんの最初の部分だけを描いたのでしょう。分からないことが多すぎてモヤモヤして終わりました。
今津屋の言っていた磐音の国で起こった一連の件が【藩の陰謀によるもの】とはどういうことなのか。なぜ慎之輔は叔父から嫁の不貞の噂を吹き込まれたのか。謎の残る映画でした。全51巻の原作を読むしかないのか
それか続編お願いします。

モヤモヤ感が残ったものの、面白い映画ではありました。
主人公・磐音がただ単に『居眠り剣法』で無双するだけではなく、悲しく辛い過去を背負っているというところが重みがあってよかった。

松坂桃李の剣捌き

左利きの松坂桃李くんが右手で挑んだ殺陣シーンはお見事でした!

阿波屋の手下達とやり合うシーンはかっこよかったな〜。
これを大スクリーンで観れたので、満足度が一つ上がった\(^o^)/

成瀬
ウナギを捌くシーンもあったけど、利き手とは逆で包丁使うの大変そう……。
今までドラマなどで字を書いたりお箸持つのも左だったので、包丁を右で持つのは苦労したことでしょう😩

 

まとめ

満足度 100点中70点

松坂桃李に、木村文乃、芳根京子と人気若手俳優も多数出演していて、時代劇を見ない若い世代も取り込めそうな作品でした。内容的にも分かりやすいので初心者にもオススメできます。

ただ、わたし的には壮大な原作を収めきれてない感を持ってしまったので、そこまで高評価はつけられないかな。
見終えてモヤモヤした部分もあるしね。
はじめからシリーズ化前提ならまだしも、続編があるか分からない状態でこの終わり方はしんどい。
とりあえずゆっくり原作読みます\(^o^)/